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【CES 2020】計量・刻み・撹拌・泡立て・加熱・蒸し調理を1台でできる調理鍋「JULIA」

 TecPal Ltd.は、1月7日から10日(現地時間)にアメリカ・ラスベガスで開催されたコンシューマー・エレクトロニクス・ショー「CES 2020」で、計量・刻み・撹拌・泡立て・加熱・蒸し調理のできる調理鍋「JULIA」を発表した。発売は2020年Q3以降に米Amazonで、価格は1,000ドル以下を予定しているという。「CES 2020 INNOVATION AWARD」受賞製品。

計量・刻み・撹拌・泡立て・加熱・蒸し調理のできる調理鍋「JULIA」

 計量・刻み・撹拌・泡立て・加熱・蒸し調理を1台でできる調理鍋。泡立て・撹拌用のパーツや、蒸し器などを同梱しており調理に応じて使い分けができるという。スマートフォンアプリ「CookingPal App」での操作が可能で、20カ国以上のシェフがテストした、500以上のレシピを利用できる。

 本体サイズは、440×310×370mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約8kg。本体ボウルはステンレス製で容量3L。撹拌等の回転調整は10段階で行なえ、最大5,200回転/分。計測可能な重量は最大5kgで、精度は±5g。加熱時の最大温度は130℃。Wi-Fi 2.4GHz、Bluetooth4.2を搭載する。

泡立て・撹拌用のパーツを同梱する
同梱される蒸し器

 セットで販売される「SMART KITCHEN HUB」はタブレット型端末。レシピ検索のほか、必要材料の表示、調理動画の表示を行なえる。カメラとスピーカーを内蔵しているため、ユーザーが操作せずとも、調理段階に応じた作業動画を自動表示できるという。

レシピ検索や調理動画の閲覧できる「SMART KITCHEN HUB」

 操作は、タブレットのタッチ操作や下部にあるダイヤル操作のほか、Amazon Alexaをビルトインしているため音声操作にも対応。宅外からの遠隔操作、オンラインショッピングなども可能だという。AIで食品を認識できるため、栄養価の評価も行なえるという。

 タブレットは、画面8.9インチで、カメラとスピーカー、5,000mAhのバッテリーを内蔵する。

 このほか同社では、スマートオーブン「MARCO」、スマート圧力鍋「SOPHIE」も展示。

 「MARCO」は、食材温度計とカメラを内蔵するため、焼き・コンベクションオーブン・茹で・スロークッキング・保温に対応するスマートオーブン。AIでの食材レコメンドも行なえる。容量は28L、Wi-Fi 2.4GHz、Bluetooth4.2を搭載する。

スマートオーブン「MARCO」

 発売は2020年Q4に米Amazonで予定しており、価格は未定。

 スマート圧力鍋「SOPHIE」は、スマホアプリ「CookingPal App」とタブレット端末「SMART KITCHEN HUB」に対応し、容量6L。40~70kPAの圧力調理が可能で、消費電力は1,000W。Amazon Alexaをビルトインしており、Wi-Fi 2.4GHz、Bluetooth4.2を搭載する。

スマート圧力鍋「SOPHIE」

 発売は2020年Q4~2021年Q1に米Amazonで予定しており、価格は未定。

 CookingPalは香港で設立された企業だという。