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シャープ、警視庁のアドバイスを取り入れ防犯機能を強化したコードレス電話機
2019年10月23日 14:32
シャープは、詐欺・迷惑電話の防犯機能を強化したコードレス電話機2機種を11月14日に発売する。親機・子機がコードレスの「JD-AT95C」、子機のみコードレスの「JD-AT90C」をラインナップ。価格はオープンプライス。店頭予想価格は31,000~16,000円前後(税抜)。
複数の防犯機能を搭載したデジタルコードレス電話機。着信音が鳴る前に、相手に「この通話は防犯のために録音されます」という警告メッセージを流し、詐欺犯をけん制するという。警告しても電話を切らなかった場合には、自動で名前を確認するメッセージが流れる。電話を取る前に相手の声を確認できるため、不審な電話にうっかり出てしまうことを減らせるとする。
防犯機能はあらかじめ設定されており、手間なく簡単に使えるとする。「警視庁 犯罪抑止対策本部」「大阪府警察本部 特殊詐欺対策室」のアドバイスを受け開発したという。
着信中や通話中、留守応答中でもボタンを押せばお断りメッセージとともに、電話が切れる「迷惑ストップ」ボタンを備える。別途、有料のナンバー・ディスプレイを契約すると、次に同じ番号から着信があった際には電話を鳴らさずに、自動でお断りメッセージを流すことも可能。
電話の後に、その番号からの着信を今後許可・拒否するかをボタン1つで設定可能。迷惑電話などの際には、通話後に流れる音声にしたがって特定の数字ボタンを押すだけで、着信拒否の設定ができる。
親機・子機ともに、本体上部にランプを搭載。電話帳などに登録した番号からの着信時は緑色、それ以外の番号からの着信時は赤色に点滅する。子どもや高齢者でも、相手が知人かどうか判断しやすいという。
通話は、本体メモリーに1件10分まで、最大100件/120分録音できるとする。メモリー容量がいっぱいになると、古い録音から自動的に上書きされる。留守番電話の用件録音時間は50件まで、最大約30分。
電話番号や発信者を表示する液晶は、親機4.6型/子機2.2型の大画面を採用。ワンタッチで受話音量を大きくする「音量大」ボタンを備えるなど、高齢者にやさしい設計だとしている。
「JD-AT95C」は、親機のみの「JD-AT95C」、子機1台付属の「JD-AT95CL」、子機2台付属の「JD-AT95CW」の3モデル。親機本体サイズは、約172×220×86mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約690g。親機に付属する受話子機の本体サイズは、約48×31×177mm(同)で、重量は約160g。カラーはゴールド系。
「JD-AT90C」は、子機1台付属の「JD-AT90CL」、子機2台付属の「JD-AT90CW」の2モデル。親機本体サイズは、約160×222×78mm(同)。重量は約635g。カラーはホワイト系。
いずれも、子機のサイズは約48×28×179mm(同)で、重量は約148g。充電完了時間は約10時間で、使用可能時間は待受時が約160時間、通話時が最大約10時間。