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焦げ目が美味しそう! アイリスオーヤマの電子レンジでハンバーグを焼いてみた

 買ってきたお惣菜を温めたり、ご飯を温めなおしたり、電子レンジは調理家電の中でも使用頻度が高い家電だ。電子レンジの調理は、マイクロ波を使って食材を加熱するという仕組みから焼き目をつけるのが苦手。そこへ、アイリスオーヤマが、電子レンジの限界を超える「かんたん両面焼きレンジ IMGY-F181-B」を9月6日に発売するという。早速実物をみてきた。

「かんたん両面焼きレンジ IMGY-F181-B」

 一見すると一般的な単機能レンジにみえる「かんたん両面焼きレンジ」。焼き目をつけるポイントは専用容器を使用することだ。

 シリコン製の容器の中に、アルミを用いた発熱体プレートを付属。プレートは、蓋と容器にそれぞれ1枚、合計2枚搭載されている。この発熱プレートが電子レンジのマイクロ波を吸収し、食材を高温で加熱する。蓋と本体の隙間は1.5cmと3.5cmの2段階。高さの調整は蓋を置く場所を変えるだけ。蓋の高さを低くすると、食材を上下から挟み込む形になるので両面焼きになる。

 高くすると、食材の下側だけに発熱体があたるので、片面焼きになるという仕組み。使い方としては、ハンバーグ、ムニエル、焼き魚などは両面焼き、ハムエッグ、焼き餃子などは片面焼きにするとよさそうだ。

専用容器。黒いシリコン製なので、そのまま食卓に出してもよさそうな落ち着いたデザイン
発熱プレートが搭載されている
両面焼きの時の蓋の位置
蓋を置く位置を変えると高さが変わるるので、片面焼きができる。

ハンバーグが1つ7分、焦げ目がしっかりついた

 使い方は、専用容器に食材をを入れて、専用キーを選ぶだけ。この日はハンバーグの調理実演が行なわれた。

ハンバーグをのせる。横に付け合わせの野菜などを置いて一緒に調理しても良さそうだ
両面焼きができるように、蓋を低い位置に置く
専用キーを選び、調理スタート。ハンバーグは1つ7分
焼き上がると、焦げ目がしっかりついていた
中までちゃんと火が通っている
裏にもしっかり焦げ目が!

1人か2人分向き。おつまみづくりに良さそう

 付属の専用容器は1つ。専用容器だけの販売は現在のところ行なわない予定。1度につくれる量は1人分だ。仮にハンバーグを焼くとしたら、1つあたり7分かかり、4人分つくると30分近くかかるため、最初に作ったものが冷めてしまう。焼き目をつけた調理は1人から2人分の調理がオススメだ。

 専用容器を別売りしない理由としては「18Lの本機で使用することを考えて開発しているため、ほかの大きさのレンジで使用すると、焦げ目がちゃんとつかないこともあるので」とのことだ。

 本機は少量を作りたい時に向いているので、普段の食事の支度のほか、お弁当やおつまみづくりに重宝しそうだ。個人的には、ひっくり返すと崩れやすい「焼きおにぎり」を作ってみたい。

”ひとり鍋”にも使える!グリル鍋にもなる小型の電気圧力鍋

 このほか、9月12日に発売される「電気圧力鍋KPC-MA2B」も紹介された。実演では無水カレーの調理が行なわれた。カレーの場合、1度につくれる量は約3人分まで。炊飯の場合は3合炊ける。最高圧力は70kPa、30℃から100℃で温度調整できるので、圧力調理のほか、低温調理機能を使って鳥ハムなどもつくれる。蒸しプレートを付属するので、ゆで野菜やシュウマイなどの蒸し調理も可能だ。

「電気圧力鍋KPC-MA2B」
フタを外した状態で煮込みもできる
無水カレーの調理実演が行なわれた
野菜のうま味たっぷりのカレーが出来上がった

 個人的にオススメしたいのが鍋モード。これは、圧力を使わず、蓋を外した状態で調理ができるというもの。グリル鍋として、卓上調理ができる。本体サイズは幅28.2cm、奥行21.3cmとA4サイズくらいなので、1人暮らし用にテーブルでも使いやすい。煮込みラーメンや、鍋物などを少人数分卓上で作りながら食べられる。炊飯も煮込みもできるので、1人暮らしの、導入調理家電にすれば、家電を置くスペースを節約にできそうだ。