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象印、かまど炊きを再現した高級炊飯器「炎舞炊き」に小容量モデルを追加

 象印マホービンは、圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き”シリーズに、4合炊きの小容量モデル「NW-ES07」を追加。7月21日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は100,000円前後(税抜)。

圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き” 「NW-ES07」

 本体底に搭載する2つのIHヒーターにより、かまど炊きでの大火力を再現した、4合炊きの圧力IHジャー。また、小容量ならではのコンパクトサイズながら、4合まで炊飯できる点が特徴。

 同社によれば、かまど炊きでは、強い炎(=大火力)がゆらぎながら釜に当たり、部分的に高温となることで、釜内に温度差が生じて激しく複雑な対流が起こるという。

 同機はIHヒーターを2つ搭載。それぞれのIHヒーターを独立制御する「ローテーションIH構造」により、部分的な集中加熱を行ない、かまどの炎の「ゆらぎ」を再現する「炎舞炊き」を開発。

 炎舞炊きは、大火力で釜内のお米を大きくかき混ぜ、α化を促進。甘み成分である還元糖を増やしたとする。

一般的な炊飯器の搭載IHヒーターは1つ
新モデルでは2つのIHヒーターを搭載
一般的な釜内の対流はシンプル
新モデルでは複雑な対流が起こる

 また炎舞炊きにより発生した熱が外に逃げるのを抑えて、効率よく加熱するために、鉄素材をアルミ層とステンレス層に組み込んだ内釜「鉄〜くろがね仕込み〜豪炎かまど釜」を採用。蓄熱性や発熱効率、熱伝導率を高めているという。

熱伝導性が高いアルミや蓄熱性のあるステンレスなどを採用することで、スピーディに熱を伝えて激しい対流を起こす

 炊飯メニューは、前回のごはんの感想を選択式で入力すれば、炊き方を微調整して好みの炊き上がりに近づける「わが家炊き」メニューを引き続き採用。炊きあがりの粘りを9段階、かたさを9段階、全81通りから設定できる。

 圧力の強さと時間を調整して寿司飯・白米・玄米までを7通りの食感で炊き分ける「7通りの炊き分け圧力」、30時間おいしく保温できる「うるつや保温」、におい残りを軽減する「クリーニング」などの機能も搭載する。

 また、「フラットトップパネル」や「フラットフレーム」、「フラット庫内」などを採用し、汚れを拭き取りやすくしている。

フラットトップパネル
フラットフレーム
フラット庫内

 本体サイズは230×305×205mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約6kg。炊飯容量は0.09〜0.72L。炊飯時消費電力は1,140W。一回あたりの炊飯時消費電力量は110Wh。電源コード長は1m。本体カラーは、濃墨(こずみ)。

綾野 剛氏を起用した「炎舞炊き」の新CMをオンエア

 また同社は、圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き NW-KB10/18型」のテレビCM『舞う男編』を、6月1日から全国でオンエアすることを発表した。

 昨年から同社のイメージキャラクターに起用される綾野 剛氏が継続して出演。おいしいごはんの炊き方を探るべく、炎の舞などを必死に修行する内容だという。炎を実際に口から噴いたり、修行シーンでは水をかぶったりするなど、CGの一切ない、迫真の演技を披露しているとする。

圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き NW-KB10/18型」
綾野 剛氏が、炎を実際に口から噴いたり、修行シーンでは水をかぶったりする