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ダイキン、ゴールデンウィーク中の試運転でエアコン故障の発見を推奨【注意喚起】

 ダイキン工業は、夏本番前にエアコンの試運転を勧める「スイッチオン! キャンペーン」を実施中。毎年、本格的にエアコンを使い始める7月に、問い合わせや修理、買い替えの依頼が集中するという。修理対応や設置工事が遅れがちになるため、5月〜6月前半に試運転しておくことを提案している。

エアコンの問い合わせ件数。問い合わせや修理依頼などが7月に集中するという(2018年 ダイキン調べ)

 同社が提示する試運転の方法は、まず運転モードを「冷房」にして、温度を最低温度(16〜18℃)に設定した上で、約10分運転する。冷風がきちんと出ているか、異常を示すランプの点滅がないかを確認。さらに30分ほど運転し、室内機から水漏れがないか、異臭や異音がしないかを確認する。

冷房モードで最低温度に設定する
10分ほど運転し、冷風が出ているか、異常ランプの点滅がないかを確認
さらに30分ほど運転し、室内機から水漏れがないかを確認
異臭や異音がないかも確認する

 また同社では、5年以内にエアコンを買い替えた400名に対し、エアコンに関する調査を実施(使用メーカーは問わず)。

 アンケートの結果、エアコンの購入時期は6月〜8月の夏の時期が最も多いことが分かったとする。買い替え理由は、「古くなったから」が48.8%、「故障したから」が43.8%。冷房を使い始めたらエアコンに不具合が出て、夏の時期に、すぐに修理や買い替える必要が……と慌てないためにも、夏シーズン前の6月上旬までには、エアコンが正常に稼働するかチェックすることを勧めている。

 同アンケートでは、エアコンの買い替えは購入から「7〜10年以内」というユーザーが多く、次いで「10〜13年以内」に続いたという。同社によれば、設計上の標準使用期間は10年が目安しており、ユーザーの買い替え時期と一致する結果となった。また、10年以上使用しているエアコンは、故障してからの買い替えだと、冷媒(フロンガス)の回収に別途費用がかかる場合や、15年以上使用しているエアコンでは、修理できないこともあるという。

 エアコンを買い替えたユーザーへのアンケートでは、7割が「1カ月の電気代が安くなった」と回答。そのうち計33.9%が「1,000円以上安くなった」という。このように新しいエアコンは省エネ化も進み、買い換えることで電気代が安くなったと実感しているユーザーが多いという。

 だが同社によれば、エアコンは決して安い買い物ではないため、早めに試運転を行ない、買い換える場合は余裕をもって検討してほしいとする。