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東芝、日中の太陽光発電の余剰電力をお風呂の湯沸しに活用できる新型エコキュート、HEMS導入の難しい家にも設置可能

 東芝キヤリアは、自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機の家庭用エコキュート「ESTIA 6シリーズ」を、3月15日より順次発売予定。プレミアム/ハイグレード/スタンダート/ベーシック/給湯専用タイプの5モデル計47機種を展開する。価格は708,000〜1,075,000円(税抜)。

家庭用エコキュート「ESTIA 6シリーズ」

 日中の太陽光発電の余剰電力を効率よく湯沸かしに活用できる、「昼の運転予約」機能を搭載した同社エコキュートの新シリーズ。従来は主に料金の安い夜間電力を利用してお湯を沸かしていたが、新シリーズでは太陽光発電の余剰電力が発生すると予想される時間に合わせて、沸き上げ開始時刻と運転時間を30分刻みで設定可能。また沸き上げ運転時間を自由に設定できるため、昼間は外出していて電気を使わないユーザーにも適しており、太陽光発電の効率的な自家消費に貢献できるとしている。

「昼の運転予約」機能で、太陽光発電を効率的に利用

 これらの機能をHEMS導入が難しい家にも活用でき、またオプションのアダプタを使用することで全機種HEMSとの接続も可能。通信仕様は経済産業省推奨規格「ECHONET Lite(エコーネットライト)」に対応しており、さらに新シリーズは同規格の最新バージョン「Release K」にも対応。これにより、ZEH補助金の交付要件の一つである「一次エネルギー消費量削減」に役立つことはもちろん、補助額の大きいZEH+実証事業の補助金交付要件のポイントとなる「高度エネルギーマネジメント」の実現にも貢献できるという。

 光るタッチキーと音声ガイダンスにより、直感的に操作できる「光タッチリモコン」を新シリーズにも引き続き採用。またプレミアムモデルおよびハイグレードモデルには、お湯を清潔に保てる「銀イオンの湯」も搭載。お風呂の残り湯が翌日も清潔な状態を保つので、「節水湯はり」機能を使えば2日目でも快適に入浴できるという。「銀イオンの湯」は節水につながるため、水道代の削減はもちろんCO2排出量の削減にも貢献できるとする。

 最上位機種のプレミアムモデルの年間給湯保温効率は3.6。タンク容量は、プレミアム/スタンダード/ベーシック/給湯専用タイプが370・460L、ハイグレードモデルが370・460・560L。ハイグレード/ベーシックには寒冷地モデルも用意。

直感的に操作でき、フラットでお手入れも簡単な「光タッチリモコン」
台所リモコン/浴室リモコンのどちらも「光タッチリモコン」。カラーはブラック、ホワイトの2色展開