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三菱電機、残り湯の熱を再利用する省エネ性の高いエコキュート

 三菱電機は、残り湯の熱を回収する「ホットりたーん」機能を搭載した「三菱エコキュート Pシリーズ」を、8月31日に発売する。タンク容量370〜550Lの9機種をラインナップし、価格は880,000〜1,105,000円(税抜)。

「三菱エコキュート」のヒートポンプユニットと貯湯ユニット

 残り湯の熱を回収する「ホットりたーん」機能により、省エネ性を向上させたエコキュートの上位機種。これまで捨てていた残り湯を貯湯ユニットに回収し、その熱を翌日の給湯に再利用することなどにより、給湯に使うエネルギーを従来機種と比べて約5%削減できるという。Pシリーズ370Lタイプ2機種は、同機能や断熱性能の向上、ヒートポンプユニットの効率向上により、年間給湯保温効率4.0を実現した。

 また、三菱HEMSと三菱太陽光発電システムと連携し、天気予報と過去の太陽光発電データを活用して夜間わき上げ量を最適化。太陽光で発電した昼間の余剰電力によるわき上げ量を増やすことで、余剰電力の自家消費を促進するとしている。

 Pシリーズは新機能「ホットりたーん」のほか、浴槽に直径約0.01mmのマイクロバブルを発生させ、体全体を微細な泡で包み込む「ホットあわー」機能、入浴後に直径約0.1mmのマイクロバブルが風呂配管を洗浄する「バブルおそうじ」機能を搭載。

 このほか三菱エコキュートの新機種として、「ホットりたーん」「バブルおそうじ」、わき上げ量最適化のみを搭載するSシリーズ21機種、わき上げ量最適化のみ搭載のAシリーズ17機種も7月31日に発売する。Sシリーズはタンク容量370〜550Lで、価格は800,000〜1,085,000円。Aシリーズは容量370〜550Lで、価格は685,000〜930,000円(いずれも税抜)。