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コロナ、エコキュートに無線LAN対応インターホンリモコンを新たにラインアップ

 コロナは、省エネ給湯機エコキュートの2020年モデル、21機種を5月から順次販売する。価格は825,000円〜1,100,000円(税抜)。

 タイプは一般地対応がプレミアム/高圧力ハイグレード/ハイグレード/高圧力省スペース/高圧力薄型デザイン/高圧力薄型、寒冷地対応がプレミアム/高圧力ハイグレード/ハイグレード/高圧力省スペース/スリム。

エコキュートの2020年モデル

 エコキュートは、ヒートポンプで大気の熱をくみ上げてお湯を沸かす自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機。ヒーターを使わないため、使用する電力が少なくて済む点が特徴。同社は独自のES制御により業界トップクラス年間給湯保温効率(JIS)4.0を達成しているという。

 2020年モデルから新たにラインナップされる、無線LAN対応インターホンリモコンでは、2020年6月から提供を開始する専用のスマートフォンアプリ「コロナアプリ」を利用することで、外出先から風呂のお湯はり操作などの遠隔操作ができるほか、離れた家族のお湯の使用状況を確認可能。

 人感センサーと水位センサーの2つのセンサーを用いて、浴室への入室や浴槽への入浴状況を台所リモコンへ知らせるほか、「コロナアプリ」を使って、スマートフォンから入浴者の様子をチェックできるため、家事の最中などバスルームから離れたところからでもお風呂の様子を確認できるとする。また、遠隔地にあるエコキュートの使用状況も「お湯使用通知」や「長湯お知らせ」機能で確認が可能という。

 ワンボタンで浴室の音声を聞くことができる「音声モニター」、ふろ自動運転中の保温追い炊きを一時停止する「ふろ自動一時停止」機能を備える。

無線LAN対応インターホンリモコン

 本製品は太陽光発電による「創エネ」、蓄電池による「蓄エネ」、家電の消費電力を制御する「省エネ」を連携して、効果的に家庭内のエネルギーを活用するHEMS(家庭内エネルギー管理システム)に対応。

 白物家電などの省エネ機器をIoT化し、エネルギーマネジメントといったサービスなどを実現するための通信仕様であるECHONET-Lite規格にも準拠する。

 HEMSと接続する「ソーラーモードプラス」を搭載。専用HEMSを介して翌日の天気予測データや前日までの消費パターンから、太陽光発電による余剰電力量を予測。余剰電力がある場合には、通常は夜間に運転する分の一部を、翌日昼間にシフトするように制御するという。

 HEMSを導入していない家庭でも、明日、明後日の天気予報を確認し、晴れ予報の時間帯にソーラーモードをONにすることで、夜間につくるお湯の量をセーブし、昼間に沸き上げ運転を行なうとする。天気予報や季節に応じて、リモコンにより「2日設定」「1週間設定」ができるという。