老師オグチの家電カンフー

ナノバブルを洗濯機に付けたらバスタオルの生乾き臭がなくなった!

カンフーには広く「訓練を積み重ねる」といった意味があります。「老師オグチの家電カンフー」は、ライターの小口覺が家電をネタに、角度を変えてさらに突き詰めて考えてみるコーナーです
ナノバブルやマイクロバブルの大きさ比較。バブルの世界において小さいは正義

ここ数年、シャワーヘッドなどでナノバブルの技術が一気に普及してきました。極小のバブルがプチバブル状態ですわ。

ナノバブルとは1μm(マイクロメートル/1,000分の1mm)未満の気泡です。通常の気泡は約1mmサイズなので、その1,000分の1より小さい。ちなみに、ナノバブルはウルトラファインバブルという呼び名もあり、マイクロバブルは1〜100μmの気泡で、ナノバブルとマイクロバブルを合わせてファインバブルと呼ぶのだそう。ややこしいっすね。

いずれにせよ、毛穴のサイズが100〜300μmなので、気泡が奥まで入り込み汚れを除去できるというわけです。

個人としてはメイクを落とす必要もなく、そのメリットについては半信半疑であったのですが、先日「ミライ人間洗濯機」を体験して、その効果を実感したところです。目に見えにくい技術は、体験するまではちょっと怪しく思ってしまうもんです。

さて、シャワーヘッド以外のナノバブル応用製品としてじわじわ普及しつつあるのが、洗濯機用のアダプターです。洗濯機と水道の間に取り付けることで、ナノバブルが繊維の奥まで入り込み汚れを落とすというアイテムです。

Noend「オーガニックファインバブル 洗濯機アダプター」(右)と、水から衣類の色褪せや傷みの原因となる塩素を取り除く「活性炭フィルターケース」(左)

シャワーヘッド以上に半信半疑でしたが、使用して数カ月、結論から言うとバスタオルの生乾き臭が完全解消しました。

個人的には、新しいふわふわのバスタオルよりも使い倒してヘタったタオルのほうが摩擦感があって好きなのですが、古いタオルほど生乾き臭がする確率が高い。臭うと捨てるべきかと思いつつ、ハードな肌触りも捨てがたい。ゴシゴシ体を拭くことで汚れが付き、さらに生乾き臭の原因になっていたかもしれませんが、ナノバブルを洗濯機に取り付けてから、今まで臭いがちだったタオルが普通にいいにおいに変わりました。

漂白剤や熱湯も使わずにですよ。加齢臭のおじさんがマッチョな若者に生まれ変わったぐらいのインパクトがあります。

当然、他の衣類にも効果が波及しているはずです。タオルなら家庭内の話ですみますが、外に着ていく服が周囲の人に臭ったらダメージがでかい。

以前は外に出てしばらくしてからシャツの臭いに気づき、あわててユニクロに駆け込んだこともありましたが、そんな心配や出費も避けられます。

さらに言えば、ナノバブルを使うことで、生乾き臭の原因になる洗濯槽の汚れ自体を除去できるようです。

これからの梅雨シーズン、部屋干しが必然的に増えますからナノバブルアダプターの効果は感じやすくなると思います。汚れや臭いは落ちますが、この原稿にオチはありません。

洗濯機の給水口にセット。ナノバブルは半永久的に発生する
古いタオルも臭わない!
小口 覺

ライター・コラムニスト。SNSなどで自慢される家電製品を「ドヤ家電」と命名し、日経MJ発表の「2016年上期ヒット商品番付」前頭に選定された。現在は「意識低い系マーケティング」を提唱。新著「ちょいバカ戦略 −意識低い系マーケティングのすすめ−」(新潮新書)<Amazon.co.jp>