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UPQが新体制を発表、卓上フードスモーカー「REIKUN-Dome」のクラウドファンディング開始

 ハードウェアスタートアップのUPQ(アップ・キュー)は、卓上フードスモーカー「REIKUN-Dome(レイクン・ドーム)」の支援募集を、クラウドファンディングサイト・GREEN FUNDINGで行なっている。本体購入が可能な支援額は、1月16日14時30分現在22,100円~(税込)。

卓上フードスモーカー「REIKUN-Dome」

 「大人のおやつをつくる玩具」をコンセプトにした、卓上フードスモーカー。香り付けしたい食材を皿にのせ、透明なガラスドームをかぶせるだけという手軽な準備で簡易燻製を楽しめ、ひとり呑みをちょっと贅沢にするという。電源は単四形アルカリ乾電池を2本使用する。

 燻煙は通常下から上へ昇るが、独自構造により上から下に煙が落ちてドーム内に充満する設計としている。仕上がりを待つ時間も視覚的に楽しめるという。燻製チップは、キューブ型の「SMOKE CUBE(さくら)」が30個付属。追加購入は30個入りで5,400円(税込)。

 本体は、スモークによる汚れや経年劣化を味わいとして捉えられるよう、パーツデザインに真鍮やアイアンなどアンティーク雑貨の要素を取り入れたという。ひとり呑みだけでなく、ホームパーティーなどさまざまな食卓シーンになじむデザインとしている。

ガラスドーム上部にセットしたウッドトレイに燻製チップを入れて点火し、煙が出始めたら上蓋を閉めて、あとは待つのみ

 本体サイズは、約100×70mm(直径×高さ)で、重量は約300g。ガラスドームサイズは、約154×188mm(内径×高さ)で、重量は約650g。

 同製品は、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」限定での提供となる。本体購入が可能な支援金額は22,100円だが、2泊3日の工場見学ツアーなどの支援コース(50万円)も用意される。

 なおクラウドファンディングの支援形式は、オール・オア・ナッシング方式。3月31日までに目標金額に到達しなかった場合は、製品化されず返金となる。目標金額は1,500万円。

パーツデザインに真鍮やアイアンなどアンティーク雑貨の要素を取り入れたという

量産開発以降はCerevoに委託、今後は商品企画やプロダクトマネジメントに注力する新体制

 同社は2015年7月に創業し、折りたたみ式電動バイクやVR専用の大型チェアなどを販売。過去には技適未取得のスマートフォン販売や、カタログ記載のリフレッシュレートが実際の製品よりも低いテレビの販売などでも話題を集めた。

 今後はスタートアップ支援を行なう株式会社Cerevoに量産開発以降を委託。品質・信頼性の担保のため製品として必要な要件策定、品質管理、工場管理を実施し、安心・安全な製品を届けるという。

 また、シャープ主催の第8回モノづくりブートキャンプにUPQブランドの商品企画担当者以外も参加し、モノづくりのプロセスや品質/信頼性を学び、「REIKUN-Dome」をはじめとした今後のUPQ製品の完成度向上に繋げるとしている。

 なおUPQは今後、同社が得意とする商品企画やプロダクトマネジメント、販売に注力する新体制をとるという。今回の体制変更により、外部メーカーの商品企画やプロダクトマネジメントのコンサルティングを、これまで以上に積極的に行なうとしている。