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LIXIL、スマート宅配ポストをはじめ、IoT化した様々な建材や機器を連携させる「Life Assist(ライフアシスト)」
2018年10月16日 06:00
LIXIL(リクシル)は、幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN 2018」(会期:10月16日~19日)において、住宅建材と設備機器にIoTを融合させた商品と研究活動を紹介するブースを展開している。
スマート宅配ポストのデモンストレーション
LIXILは10月1日に発売した、複数の宅配物の受け入れや集荷依頼にも対応するスマート宅配ポストのデモンストレーションを行なっている。
同宅配ポストは、ネットワークとつながるIoT宅配ポストである点。これにより、荷物が届くとユーザーのスマートフォンアプリに通知が行く。また、外出先から内蔵カメラを通じて宅配業者とやり取りすることで、複数個の荷物の受け取りにも対応する。さらに、宅配ポストに荷物を入れて操作するだけで、集荷依頼ができる。
1つのトリガーで複数のアクションを可能にする
同社はスマート宅配ポストをはじめ、防犯カメラなど主に住宅のエクステリア空間を見守るホームネットワークシステム「SMART EXTERIOR」を提供している。
一方で、主に室内空間のスマートホームシステムとして提供しているのがIoTホームLink「Life Assist(ライフアシスト)」だ。センサー感知やスマートスピーカーへの指示を「トリガー(きっかけ)」として、建材や設備、家電製品などの「アクション(動作)」を自在に組み合わせられるアシストルール機能を搭載。1つのトリガーで、同時に複数のアクションを引き出せるのが特徴だ。
CEATECの同社ブースでは、このIoTホームLink「Life Assist(ライフアシスト)」を分かりやすくデモンストレーションしている。
例えば、帰宅時にドアを開けたことが“トリガー”となり、エアコンと照明がONになり、窓のシャッターが開くという複数の“アクション”が同時に起こるデモンストレーションが行われた。また反対に、スマートスピーカーに「行ってきます!」と言えば、これらがOFFになったり閉まったりする。
同システムは、電気機器のエネルギーの使用状況の見える化や家電機器の遠隔操作を可能にする「ホームコントローラ」と、住宅に設置したセンサやカメラによって見守り・防犯を可能にする「リンクコントローラ」、それらを一括連携させる「ルータ」によって構成される。
同社の屋内カメラやドア窓センサ、人感センサ、温湿度センサ、電動シャッター以外にも、他社製のエアコンや照明など対応する家電製品が多いのが特徴だ。
LIXILでは、多様な製品を連携さえることで、生活シーンで必要となる様々なアクションを自動化し、より便利な暮らしに貢献できるとする。