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シャープ、ワンタッチで軽々とドアが開けられる「電動どっちもドア」搭載の冷蔵庫

 シャープは、軽く触れるだけで左右どちらからでも扉が自動で開く「電動どっちもドア」を搭載した、メガフリーザーシリーズのプラズマクラスター冷蔵庫2機種「SJ-WX55D(容量551L)」「SJ-WX50D(容量502L)」を、10月26日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に36万円前後、34万円前後(いずれも税抜)。

扉が自動で開く「電動どっちもドア」を搭載した「WXシリーズ」

 容量551Lタイプで189L、容量502Lタイプで170Lの冷凍室「メガフリーザー」を備えた5ドア冷蔵庫。冷蔵室の扉が、右にも左にも開く「どっちもドア」を採用。新たに電動アシスト機構を搭載し、ドアの両端にあるタッチ部分を触るだけでドアが開く。

 広さに余裕がないキッチンに置いても、左右のどちらからでもスムーズに開けられるほか、引っ越しなどでキッチンレイアウトが変わっても、困ることがないという。

容量551Lタイプで189L、容量502Lタイプで170Lの冷凍室「メガフリーザー」を備えている
左右どちら側からでもドアを楽に開ける
ドアの両端に配置されたタッチ部分を触ると、電動ユニットモーターが作動してセンターディスクを回転させる。同時に電動開閉用カムが動き、ドアが開くという仕組み

 冷蔵室には「プラズマクラスターうるおいチルド」を新たに搭載。送風ファンのないプラズマクラスターユニットを採用し、食品の乾燥を防ぎつつ、付着菌を除菌し、チルドルーム内を清潔に保てるという。

チルドルームにはファンレスの「プラズマクラスターうるおいチルド」を新搭載した

 「プラズマクラスターうるおいチルド」を搭載したチルドルームと従来のチルドルームに、それぞれハムと刺し身を3日間保存した後の経過を調査。新モデルではハムの塩味を106%の増加に止められたが、従来品では129%にまで上昇。同じく、まぐろの酸味を比較すると、新モデルでは101%、従来モデルは115%となり、鮮度や味の劣化を防ぐことに、効果を発揮したという。

従来モデルと新モデルで、それぞれハムとまぐろの刺し身を保存した実験。新モデルでは、ハムの塩味、まぐろの酸味をともに遅らせられたという

 ドアの外側にはタッチパネル式の液晶ディスプレイを搭載。時計やタイマー機能、プラズマクラスターのオン/オフや製氷皿の清掃などの各種設定のほか、便利な機能をディスプレイでわかりやすく表示する。

液晶ディスプレイのホーム画面
冷凍室の設定画面
製氷機能の設定画面
プラズマクラスターの設定
時計表示やタイマー機能なども搭載する

 従来モデルからの、野菜を雪の下で貯蔵する雪国の保存方法を参考にした「雪下シャキット野菜室」、ケースを自由に仕切れる「4切り(しきり)名人」なども搭載されている。

野菜の鮮度を保ち甘みを引き出す「雪下シャキット野菜室」
よく使う小物を入れておけるユーティリティルーム

 容量551L「SJ-WX55D」の本体サイズは、685×745×1,833mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは113kg。容量502Lの「SJ-WX50D」は685×699×1,833mm(幅×奥行き×高さ)、重さは109kg。

メニューをお薦めしてくれるクラウドサービスに対応した「フレンチドア」タイプも発売

 献立や食品の保存方法などを知らせてくれるAIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に対応した、電動フレンチドアタイプの「SJ-GX55D(容量551L)」と「SJ-GX50D(容量502L)」を9月26日から順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に37万円前後、35万円前後(いずれも税抜)。

AIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に対応した「GXシリーズ」

 メインの冷蔵室の扉にフレンチドアを採用した「メガフリーザー」を備えた6ドア冷蔵庫。5ドアの「SJ-WX55D/50D」と同様に「プラズマクラスターうるおいチルド」や「雪下シャキット野菜室」などを備えている。

 違いは、AIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に対応している点。冷蔵室ドアの開閉頻度やタイミングから、家庭ごとの生活リズムを学習し、液晶ディスプレイの文字や画像表示や音声で、献立提案や食品保存方法などを知らせてくれるという。

 「COCORO KITCHEN」でお薦めされた献立は、スマートフォンやタブレットで必要な素材やレシピを見られる。用意されているメニュー数は現時点で400種類だが、今後も徐々に増えていくという。

「COCORO KITCHEN」で献立を相談すると、お薦めのメニューを知らせてくれる

 また、液晶ディスプレイでは、5ドアの「SJ-WX55D/50D」と同様に、庫内の設定操作やマニュアル機能も備えている。

液晶ディスプレイ非搭載の「メガフリーザー」のスタンダードモデルも用意

 フレンチドアを採用した6ドアタイプ「メガフリーザー」搭載の冷蔵庫「SJ-GT50D(容量502L)」と「SJ-GT47D(容量474L)」が11月16日に発売される。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に32万円前後、31万円前後(いずれも税抜)。

メガフリーザー搭載の標準モデル「GTシリーズ」

 「メガフリーザー」のほか、「プラズマクラスターうるおいチルド」や「雪下シャキット野菜室」、プラズマクラスター機能などを搭載する。

 容量502Lの「SJ-GT50D」の本体サイズは、685×699×1,833mm(幅×奥行き×高さ)。