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パナソニック、天井から降り注ぐ光と音を楽しめるスピーカー搭載LEDシーリングライト

 パナソニックは、Bluetoothスピーカーを搭載したLEDシーリングライト「AIR PANEL LED THE SOUND」を2月21日より発売する。価格はオープンプライス。12畳用と8畳用の2モデルで、テレビやラジオの音も再生できる「ワイヤレス送信機」を同梱したタイプ「HH-XCC1288A/HH-XCC0888A」と、同梱していないタイプ「HH-XCC1287A/HH-XCC0887A」が用意される。市場想定価格は60,000円~75,000円(税抜)。

Bluetoothスピーカーを搭載したLEDシーリングライト「AIR PANEL LED THE SOUND」

 Bluetoothスピーカーを搭載し、光と音を一緒に楽しめるLEDシーリングライト。パナソニックでは従来より、生活シーンに合わせて照明を切り替えるという生活提案を行なってきたが、スピーカーを一体化することで、さらに心地よい空間を演出するという。

Bluetoothスピーカーは、LEDパネルの上部に配置されている
コンパクトかつ、音質を犠牲にしないスピーカーを新たに設計

 Bluetoothスピーカーは、目立ちすぎないようにコンパクトにしながらも、音質を犠牲にしない構造を採用。LEDシーリングライトと一体化したデザインながらも、臨場感のある拡がりを実現した。室内に置いて使う従来のスピーカーシステムは本体から離れるほど、音が弱まるが、AIR PANEL LED THE SOUNDでは、部屋全体に音が拡がる。本体では、ソファでくつろぐ時の耳の高さ(約1.2m)に近いほど音が拡がる設計とした。また、70~200Hzの低域を増強している。

従来の置き型スピーカーに比べて、部屋全体に音が拡がる
70~200Hzの低域を増強している

 また、テレビやラジオの音を再生できる「ワイヤレス送信機」同梱モデルも用意する。スポーツ観戦など臨場感が楽しめるという。

テレビの音を流せるアダプタも別売りで用意する
音が上から降ってくるような感覚で、臨場感が楽しめる

 照明としての機能では、壁面を照らしてシアター風を楽しんだり、家族の周りだけあかりだまりを作る「照らし分け機能」を搭載。また、「勉強」「くつろぎ」「シアター」「だんらん」「常夜灯」の5つのシーンをプリセットする。これらの明かりは全て、スマートフォンの専用アプリ「あかリモ」でコントロールでき、個別に色を調整することも可能。また、アプリでは、時間帯に応じて自動で明かりを切り替える「タイマー設定」機能も搭載する。

壁面だけを照らす「シアター」モード
目覚めには白系の明かりなど、シーンに応じて灯りを切り替えられる
昼間、自然光が明るい時には自動で灯りをOFFにする設定も用意
スマートフォンの専用アプリ「あかリモ」で操作可能
タイマー設定では、時間だけでなく、灯りの種類や、繰り返しの有無なども設定できる

 パナソニックではこのほか、空間を作り出す「アッパーライト HH-XSC0003L」も2月21日より発売する。陰影空間を作り出すアッパー配光が可能で「あかリモ」でコントールできる。また、光のまぶしさを抑える表面処理を行なっているという。価格はオープンプライス。市場想定価格は13,000円前後(税抜)。

「アッパーライト HH-XSC0003L」。あかリモを使って、一括操作が可能
陰影空間を作り出すアッパー配光が可能

感性に訴える空間作りを

 パナソニック アプライアンス社 コンシューマーマーケティングジャパン本部 ライティング商品課 中島賢二氏は、今回の取り組みについて「感性に訴える新たな提案」と話す。

パナソニック アプライアンス社 コンシューマーマーケティングジャパン本部 ライティング商品課 中島賢二氏

 「パナソニックのあかり事業の歴史は古く、今年で82年目となる。照明器具も時代に合わせて変化してきた。まずは明るく、その後は省エネ、そして今は空間を演出するという役割も担っている。光と音を組み合わせた新たな製品で、これまでの照明の枠を超えた、新たな生活提案をしていきたい」

 また、パナソニックでは、1つの空間で複数の照明器具を使い分ける「多灯照明」についても、積極的に進める。

 「複数の照明器具を使って空間を効果的に演出する間接照明など、多灯照明をしたいというお客様は多いが、操作を一括でできない、導入にお金がかかるなどの理由であきらめてしまっているケースが多い。パナソニックではあかリモアプリを使うことで一括での操作が可能。設置工事も不要で手軽に導入できる。今回発売したアッパーライトのような製品を今後も提案していきたい」