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なかなか乾かない! 梅雨の部屋干しを助ける家電5選

梅雨の部屋干しに役立つ家電をピックアップ

先日6月4日は「除湿機の日」として、2015年に日本冷凍空調工業会により制定された日。6月4日なのは「ムシムシ」の語呂合わせからだという。

本格的な梅雨のシーズンを迎え、洗濯物を部屋干しする機会が増える今日この頃、洗濯物が乾きにくいとか、せっかく洗濯をしたのに生乾き臭が付いてしまった、部屋自体も臭うなど、部屋干しにまつわる悩みを抱えている人は増えていることだろう。

そこで今回は、ムシムシする梅雨の時期の部屋干しを助ける家電を5つ紹介する。洗濯物をなるべく早く乾かして、部屋干し特有の臭いを付けないようにしたい。

サーキュレーター×除湿機でスピーディーにカラッと乾かす

アイリスオーヤマの「サーキュレーター衣類乾燥除湿機 IJDC-P60」は、除湿機とサーキュレーターが一体化した衣類乾燥機。オンラインストアでの販売価格は32,780円。

アイリスオーヤマ「サーキュレーター衣類乾燥除湿機 IJDC-P60」

サーキュレーターの風を直接当てることで、洗濯物を素早く乾かし、部屋干しの嫌な臭いを防ぐことができる。除湿機にはデシカント式を採用し、衣類から蒸発した水分を素早く取り除いて、乾いた空気を送り出すという。

除湿能力は、従来品「IJD-150」と比べて16%アップ。スピード乾燥を行なうと、約91分で衣類を乾燥できるという(試験条件:部屋の広さは6畳/室温20℃/湿度70%/除湿強運転/サーキュレーター強運転/衣類の量2kg相当)。

部屋干しの嫌な臭いを防ぎ、爽やかな空間に

本体サイズは289×247×657mm(幅×奥行き×高さ)。重さは8.5kg。電源電圧はAC100V(50/60Hz)。消費電力は590W。定格除湿能力は5.8L/日。除湿可能面積の目安は15畳(鉄筋コンクリート)。水タンク容量は約2.5L。使用温度は0~40℃。電源コード長は約1.6m。本体カラーはアイボリーと、ブルーグレーの2色。

除湿機本体とサーキュレーターを分離して2方向から乾かせる

コロナの「サーキュレーター連動衣類乾燥除湿機 CDSC-H8023X」は、除湿機本体と上部のサーキュレーターを分離して、それぞれを単独で使える。実売価格は42,500円。

コロナ「サーキュレーター連動衣類乾燥除湿機「CDSC-H8023X」

分離後にも除湿機本体から、除湿された乾燥風を送れるため、2方向から洗濯物に広く風を当てられる。そのため多くの衣類でも乾きムラなく早く乾燥できるとする。

2方向から洗濯物に広く風を当てられるため、乾きムラなく速く衣類乾燥ができる

また、除湿機本体が、室温上昇と湿度低下など部屋の状況変化から、洗濯物の乾き具合を判断。赤外線通信によりサーキュレーターと連動運転し、自動でサーキュレーターの風量や風向、スイング速度を調整するほか、「乾燥仕上げ運転」に切り替えて、乾き残りがないようにするという。

一体運転では、除湿された風を大口径24cmのサーキュレーターが効率よく送風。6畳の室温20℃の部屋で、洗濯物2kg相当を約72分で乾燥できるという。

本体サイズは298×310×556mm(幅×奥行き×高さ)、重さは12kg。本体カラーはホワイト。

ドライモード×サーキュレーターの併用で乾かす時間を短縮

山善の「コンパクトクーラー YEC-RD03」は、卓上でも使用しやすいサイズのクーラー。工事不要で設置できる。山善ビズコムでの販売価格は49,800円。

山善「コンパクトクーラー YEC-RD03」

コンパクト設計ながら、周囲の温度に比べて-7℃の「冷風」、洗濯物の部屋干しにも使える「送風」、結露などの対策にも使える「ドライ」の3つのモードを搭載。湿気の多いところで洗濯物を干す際などには、サーキュレーターとともに「ドライ」モードを使用することで、乾かす時間をさらに短縮できるという。

サーキュレーターとともに「ドライ」モードを使用することで、乾かす時間をさらに短縮できる

本体サイズは200×190×420mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約5.3kg。水タンク容量は約1L。1日あたりの除湿能力は0.55L。

衣類乾燥モードや2段階の温風機能で早く乾かす

ライフオンプロダクツの「HOT&COOL サーキュレーター リモコン付 PR-F088」は、3段階の送風機能に加え、換気モードや衣類乾燥モードを備えたサーキュレーター。2段階の温風機能も搭載する。オンラインストアでの販売価格は14,080円。

ライフオンプロダクツ「HOT&COOL サーキュレーター リモコン付 PR-F088」

ドライ(衣類乾燥)モードでは、左右自動首振りで効率よく空気を循環させ、衣類をムラなく乾かすという。HOT(温風)モードは出力を600Wと1,200Wの2段階で調節できる。

衣類乾燥モードも搭載

本体サイズは約220×230×310mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.7kg。羽根径は約15cmで、羽根の枚数は3枚。電源コード長は約1.5m。消費電力はファンが28W(強、首振り時)、ヒーターが弱650W、ヒーター強が1,200W。リモコンが付属する。

少量の洗濯物を乾かすのにピッタリ

プラマイゼロの「コンパクト衣類乾燥機 XRC-G010」は、少量の洗濯物を温風で乾かす、吊り下げ式の衣類乾燥機。価格は16,500円。

プラマイゼロ「コンパクト衣類乾燥機 XRC-G010」

本体を吊るして下部を開き、中の衣類ケースを下げて使う。衣類ケースは長さを3段階に調節でき、下着からスーツまで洗濯物の丈に合わせて調整可能。シューズ乾燥にも使用でき、Tシャツなら同時に3~4枚を乾かせるという。ドラム式のように回転しないため衣類が傷みにくく、電気代も一般的な乾燥機の半分以下とする。

少量の衣類を手軽に乾かせる

また衣類乾燥機には見えないミニマルなデザインも特徴とし、閉じた時のサイズはA4程度とコンパクトなため収納場所にも困らないという。

本体サイズは収納時が約82×210×290mm(幅×奥行き×高さ)、展開時が約500×210×1,180mm(同)。重さは約1.7kg。消費電力は400W。カラーはホワイト、グレー、レッドの3色展開。

松川 叶実