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気になる部屋干し臭に対処できる2つの家電とは? パナソニックが紹介
2022年4月15日 13:05
生乾き臭が気になる梅雨時の部屋干し。パナソニックは、梅雨シーズンの衣類ケア方法について紹介している。衣類乾燥除湿機やスチーマーを活用することで、室内干しでも衣類をはやく乾かしたり、ニオイを抑えられたりするようだ。
梅雨時以外も一年中使える衣類乾燥除湿機
湿度が高く、なかなか衣類が乾かない時期には、衣類除湿乾燥機を活用できる。通常の除湿機は一般的に除湿のみを行なうが、衣類乾燥除湿機にはルーバーが付いており、風で衣類を乾かしながら除湿できるのが特徴だ。
パナソニックが勧めるのは、同社が2005年から販売している「ハイブリッド式」の衣類乾燥除湿機。空気中の水分をコンプレッサーで冷やして結露させる「コンプレッサー式」と、乾燥材のデシカント素子が水分を吸着し、ヒーターで蒸発させて熱交換器で結露させる「デシカント式」を併用する方式になる。
コンプレッサー式は梅雨や夏に強い一方、空気が冷たい冬には効果を発揮しにくい。一方で、デシカント式はヒーターを使用するため夏場は室温が上がってしまう。ハイブリッド式は、2種類の除湿方式を組み合わせながら動作することで、それぞれの短所を補うものだ。そのため、1年を通して使用できる。
同社が5月に発売するハイブリッド式衣類乾燥除湿機の「F-YHVX200」「F-YHVX120」は、新たな形状のルーバーを採用。ルーバーが左右に分かれており、独立して異なるスピードで動くため、衣類へランダムな風を届けられる。衣類を詰めて干していても風が届き、幅約165cmに送風してより多くの衣類を一気に乾かせるようになった。
同モデルでは、独自イオン「ナノイーX」も備え、脱臭や除菌の効果のほか、界面活性剤の抑制効果もあるという。
一人暮らしの狭い部屋向けのコンパクトな衣類乾燥除湿機も
ハイブリッド式の新製品2機種の洗濯物量の目安は4~4.5人分と、大人数向けの製品となる。賃貸住まいの単身者世代には、デシカント式の「F-YZVXJ60」がおすすめのようだ。サイズをコンパクトにしたことで、洗濯物の真下に置けて、収納もしやすく設計されている。
先ほど紹介したハイブリッド式2製品の高さは約60cm前後だが、F-YZVXJ60の高さは33.5cm。干した洗濯物の真下に本体を置くことができる。また、幅は43.6cmと押し入れやクローゼットに入るサイズで、奥行きも17.7cmのため省スペースに収納できる。
高温スチームでニオイを抑える衣類スチーマー
梅雨の時期、洗濯物の中にはニオイが気になるものがあるときも。そのときにイヤなニオイを衣類スチーマーで消臭できる。衣類のイヤなニオイの粒子は繊維の表面や内部にある。衣類スチーマーのかけ面を押し当てながらスチームを噴射することで、ニオイの粒子を除去できるようだ。
パナソニックが3月に発売した上位モデル「NI-FS780」は、電源を入れて約19秒とすばやく立ち上がる。服を着る直前に部屋干し臭が気になった場合でも、すぐに脱臭できる。また、通常時の約4倍のスチーム量でサッとニオイをとる「瞬間4倍パワフルスチーム」も利用できる。
脱臭効果のある衣類スチーマーだが、同社の衣類スチーマー担当者イチオシ機能は、本体を逆さまにしても安定してスチームを噴射する「360°パワフルスチーム」。同社のエントリーモデルの衣類スチーマーなどでは、本体を傾けると給水口がタンク内の水に届かずスチームが弱まってしまう。そこで、NI-FS780などの上位モデルではタンク形状を工夫したことで、傾けても安定してスチームを噴射できるようにした。
タンクの給水口に金属製のおもりを取り付けたことで、傾けても給水口が常に下向きになり、タンク内の水を吸い出せるようになった。あわせて、本体を傾けても給水口が水を吸い出せるよう、タンク形状を進化させた。服の細かい部分にスチームをあてたいときにも嬉しい部分だ。
家電の力を借りて部屋干し臭対策
衣類のニオイが気になる梅雨シーズン。洗濯物を干すときに使える衣類乾燥除湿機や、手軽に使える衣類スチーマーで、部屋干し臭を抑制できそうだ。
また、いずれの製品も梅雨シーズンに限らず1年を通して使用できるのも良い点だ。ハイブリッド式衣類乾燥除湿機は、2方式の併用により、冬でも部屋干しした衣類を素早く乾かせる。衣類スチーマーは、生乾き臭のほか、加齢臭や汗臭、タバコ臭、花粉まで抑制できるという。
家電の力を借りることで、梅雨どきの部屋干しとうまく付き合っていきたい。