家電トレンドチェッカー

おひとり用“あったか家電”8選。電気代が気になるいま手に入れたい

パーソナルに温まれる家電に注目

本格的な冬の寒さが到来し、電気代が気になる人も多いだろう。近頃は特にエネルギー価格が高騰しているからなおさらだ。

そこで今回は、1人用のこたつをコンセプトとした「こたんぽ」をはじめ、1mmの極薄ヒーターを内蔵した「USB ウェアラブルヒーター」、デスク下に貼り付けて下半身を温める「デスクパネルヒーター」など、部屋全体を強力に暖房しなくても、パーソナルに身体を温められる“省電力あったか家電”を紹介する。

リモートワークが常態化しつつあるなか、今一度、家の中の暖房家電を見直してみよう。

サンコー「おひとりさま用着るこたつ こたんぽ」

1人または2人世帯では、それぞれが温かくなれれば十分。そんな人におすすめなのが、その名の通り1人用のこたつ、サンコーの「おひとりさま用着るこたつ こたんぽ TK-WOK21BW」。価格は9,800円。

サンコー「おひとりさま用着るこたつ こたんぽ TK-WOK21BW」

寝袋のように足を入れて下半身を覆って温まれる毛布。前面部の全体に、温度設定を切り替えられるヒーターを内蔵し、設定温度は30/33/36/39/42/45℃の6段階で切り替えられる。オフタイマーは30/60/90分で設定可能だ。消費電力は50Wで、一般的なこたつ(300W)と比較すると、約1/6の電気代で使えるとする。

表裏ともに、保温性の高いボア素材を採用。足底については、開いて足を出せるため、本品を着たままでも歩ける。またヒーター部を取り外せば、手洗いできる。

本体サイズは480×320×1,290mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約1,980g、ヒーター部は約250g、コントローラー部は約450g(ケーブル込み)。電源はAC100V。定格最大消費電力は50W。保証期間は12カ月。

本体前面部の全体に、ヒーターを内蔵。消費電力は50W

無印良品「洗えるUSBブランケット」

肩から羽織ったり、ひざ掛けにしたりすれば、効率的に身体を温められる無印良品の「洗えるUSBブランケット MJ-UBL12」。USB給電式の電気ブランケットで、価格は2,990円。

無印良品「洗えるUSBブランケット MJ-UBL12」

USB給電式で、コンセントがない場所でもモバイルバッテリーなどに繋いで使える。洗えるため清潔な状態を保てる点が特徴。

温度調節は4段階。電源や温度はボタン操作で切り替える。

本体サイズは120×60cm(幅×奥行き)、重さは約0.33kg。消費電力は8W(DC5V)。コード長は1.35m。カラーはライトブラウン、ダークブラウンの2色展開。

消費電力は8W

グリーンハウス「電気マフラー GH-UNHAシリーズ」

首元から身体を温める、ヒーターを搭載したグリーンハウスの電気マフラー「GH-UNHAシリーズ」。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4,980円前後。

グリーンハウス「電気マフラー GH-UNHAシリーズ」

ヒーター搭載の電気マフラー。本体中央部にヒーターを搭載し、首に巻くと首の後ろ部分を温められる。ヒーターはUSB給電により稼働し、付属の専用バッテリーで最大4時間使用可能。温度を「強/中/弱」の3段階で調節できる。なお、専用バッテリー以外の電源は非対応で、専用バッテリーについても本製品以外での使用は不可としている。

素材には肌触りの良いフリースを使用。手洗いができるため衛生的に使えるという。

本体サイズは1,130×160mm(幅×奥行き)。重さは168.2g。消費電力は最大4.5W。カラーはグレー/ピンク/ネイビーの3色展開。

消費電力は最大4.5W

サンワサプライ「デスクパネルヒーター」

マグネットでオフィスデスクやリビングデスクなどに装着し、こたつのように温められるサンワサプライの「デスクパネルヒーター 400-DKPH001」。価格は7,980円。

サンワサプライ「デスクパネルヒーター 400-DKPH001」

デスクの裏側にマグネットで装着できるほか、ネジで固定すれば木製デスクにも取り付けられるパネルヒーター。オフィスでの作業、リビング、自室での学習、書斎での作業などでも足元を温める。

パネルは最大55℃まで温まる。電源をつけると8時間後に自動でオフになるため、消し忘れを防止する。1~7時間までタイマー設定も可能。

本体サイズは、約380×330×35mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約1.3kg。取付金具4枚、取り付けネジ4本、位置決めシートが付属する。

定格消費電力は27W

アイリスオーヤマの電気マット「ヒートクッション」

カーボンナノチューブで温めるアイリスオーヤマの「ヒートシリーズ」のなかで、椅子に敷いてクッションとして使えるのが「ヒートクッション HW-HC」。価格は6,580円(税別)。

アイリスオーヤマ「ヒートクッション」

ヒートシリーズは、モバイルバッテリーなどから給電し、カーボンナノチューブのヒーターで温める電気マット。本品は低反発素材を採用したクッションで、表地には触り心地の良いベロア素材を採用する。

手持ちのモバイルバッテリーが利用できるUSB給電式。温度調節は4段階で切り替えられ、電源を入れてから短時間で温まる。

本体サイズは400×400×30mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは540g。1,200mmの給電ケーブルが付属する。カラーはベージュとピンク。

消費電力は10W

布ヒーターで温めるDoCLASSEの「Doヒート・超快温2WAYショール」

軽く伸縮性のある銀繊維が発熱するヒーターユニット採用のDoCLASSE「Doヒート・超快温2WAYショール」。価格は14,900円(税別)。

DoCLASSE「Doヒート・超快温2WAYショール」

銀繊維をニット状に編みこんで発熱させる布製ヒーター「HOTOPIA」を搭載した、ダウンのショール。2WAYで肩にかけたり腰に巻いたりして使用できる。

布のヒーターなので軽く、伸縮性があるという。付属のバッテリーや市販のモバイルバッテリーから給電して、発熱する。発熱までの時間は20秒ほどで、ムラなく温める。温度調整は37~52℃の4段階。過電流防止装置を採用し、電圧を低めの5Vとした。

裏地は滑らかな感触で滑りにくいベビーベロア、表地は10デニールの高密度ナイロンを使用。手洗いが可能。

本体サイズは154×42cm(幅×奥行き)で、フリーサイズ。カラーはストーン、ブラック、トープの3色。

MEDIK「電熱ベスト MCH-A144」

腹部や背中、腰に電熱パネルを搭載し、モバイルバッテリーで使えるMEDIKの「電熱ベスト MCH-A144」。直販価格は4,150円。

MEDIK「電熱ベスト」

腹部に2カ所、背中に1カ所、腰に2カ所、計5カ所に電熱パネルを配置。温度は「極暖モード(55~65℃)/快適モード(45~50℃)/省エネモード(40~45℃)」の3段階に調節可能。

USB給電式のため、モバイルバッテリーと接続することでアウトドアでも使用可能。アウターの下に着用すると熱が逃げず、効率よく体を温められるという。10,000mAhのモバイルバッテリーを接続した場合、最大10時間の連続使用が可能という。入力は5V/2A。

サイズはM/Lの2種類。着丈と身幅は、Mサイズが57~59cm/50~58cm、Lサイズが70~74cm/55~66cm。素材はポリエステル100%。

INKOブランドのパーソナルヒーター「USB ウェアラブルヒーター」

服に貼って温まれる極薄1mmのINKO製ヒーターを採用した、ロア・インターナショナルの「USB ウェアラブルヒーター」。価格は8,140円のところ、Makuakeでは15%オフの6,919円から購入できる(1月15日時点)。

パーソナルヒーター「USB Wearable Heater(USB ウェアラブルヒーター)」

発熱素材である銀ナノインクをブランケット内部のフィルムシート(TPUフィルム)全体に印刷した、薄さ1mmで重さ60gのフィルム型ヒーター。モバイルバッテリーなどから給電することで、40℃以上まで約1分で到達し、最高50℃まで温める。

テープが貼れる素材なら、どんな服にでも貼り付け可能。ベルクロ素材で強力に貼り付けるため、走ったり激しく動いても落ちないという。また、何度でも貼って剥がせて、必要なときに簡単に着け外しできる。

消費電力は最大9W
河原塚 英信