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フィリップス、最上位ながらエントリー価格の電動歯ブラシ。グラス充電やスマホ連携も
2020年5月20日 18:23
フィリップス・ジャパンは、音波電動歯ブラシの最上位シリーズより、エントリーモデル「ソニッケアー ダイヤモンドクリーン 9000」を、Amazon.co.jpおよびフィリップス公式オンラインストアにて、5月25日より先行販売する。ボディカラーは、ホワイト「HX9911/10」とピンク「HX9911/37」の2色をラインナップ。価格はオープンプライス。店頭予想価格は24,400円。
グラス充電やスマホ連携など最上位モデルの性能を継承しながら、搭載モードや付属ブラシ数を縮小することで求めやすい価格を実現したエントリーモデル。Bluetoothに対応し、スマートフォンアプリと接続することで毎日の歯磨きを記録できる。
1分間に約20,000~40,000回振動し、歯に当てながら動かすだけでブラッシングができる。ブラシは先端が丸い毛を一本一本植毛。歯と歯ぐきをやさしく磨けるうえ、毛の密度が高くしっかりと歯垢を除去できるという。
搭載するブラッシングモードは「クリーン/ディープクリーン/ガムヘルス/ホワイトプラス」の4種類。ブラッシングの強さは3段階に設定可能。
ブラシヘッドにはマイクロチップを内蔵。ブラシヘッド認識機能により、ハンドルがブラシの種類を認識し、最適なモードと強さに自動で設定する。また、毎日のブラッシングの圧力と時間の記録からブラシ交換のタイミングを計算し、アプリやハンドルのランプで知らせてくれるという。
アプリでは、歯を磨いた回数や時間、ブラッシングの強さを確認できる。一度ペアリングすれば、歯磨きのたびにスマートフォンを持っていかなくても、記録がアプリに反映されるという。
リチウムイオン電池を内蔵し、約24時間の充電で、約2週間使用可能(1日2回、2分間ブラッシングした場合)。
プレミアムクリーンブラシヘッド装着時の本体サイズは、約252×31×28mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約134g。プレミアムクリーンブラシヘッド、充電器用グラス、充電器台、USB充電トラベルケース、USBケーブルが付属する。
手洗い、うがいにオーラルケアをプラス
同社の代表取締役社長・堤 浩幸氏は、コロナ禍で健康・衛生への関心が高まっているとしながら、日本では電動歯ブラシの普及率が22%と低いことについて触れた。
「手磨きへの慣れや、電動歯ブラシの価格帯を気にして、これまでの生活習慣を変えることにためらう方が多くいらっしゃいます。ソニッケアーを、普通の歯ブラシから電動歯ブラシへ移行するきっかけとし、皆さんの健康問題をともに考えていきたいです」(堤氏)
また東京国際クリニック 歯科の院長・清水 智幸先生によると、プラーク(歯垢)には、ウイルスを覆うタンパク質の膜を溶かす酵素を作り出す菌がいるため、プラークが残っているとウイルスによる感染症などにかかりやすくなるという。
実際に、しっかりとオーラルケアをした人とそうでない人のインフルエンザ発症率に差が出たという結果もあり、歯磨きは感染予防にも大切だとする。
先生は手磨きよりも電動歯ブラシを使用した方が、歯と歯の間のプラークが落としやすいとしながら、「うがいと手洗いに加え、オーラルケアもしっかりと行ないましょう。ただ磨くだけでなく、歯垢をしっかりと除去することが重要です」と話した。