家電トレンドチェッカー

今年の最新家電をふりかえる「家電カタログ2017」~冷蔵庫編

 今年も各メーカーから、最新機能を搭載した家電が多数発売された。暮らしが便利になるもの、住まいが快適になるもの、簡単に美味しい料理が作れるものなど、特筆すべき製品も目白押しだ。そこで家電 Watchでは6回にわたり、2017年発売の注目家電をジャンルごとに紹介する。※価格はすべて編集部調べ。

1日目:エアコン編
2日目:炊飯器編
3日目:スティック型掃除機編
4日目:キャニスター型掃除機編
5日目:洗濯機編
6日目:冷蔵庫編

 最終日となる今回は、大型冷蔵庫を紹介する。本体サイズそのままに庫内容量がアップしたもの、食品の鮮度を長持ちさせる機能を備えるものなど、まとめ買いに嬉しいモデルが増えたほか、家電IoT化時代を象徴する製品も登場している。

三菱電機「置けるスマート大容量 WXシリーズ MR-WX52C」(定格内容積:517L)。庫内容量を向上させた「置けるスマート」のガラスドアを採用した「WX」シリーズ。氷点下でも食品を凍らせずに鮮度を長持ちさせる「氷点下ストッカーD」や解凍せずにすぐに調理できる「切れちゃう瞬冷凍」、保存中の野菜のビタミンを増量させる「クリーン朝どれ野菜室」などを搭載する。定格内容積517Lの「MR-WX52C」は省エネ№1(発売当時)を達成。実勢価格:352,090円
パナソニック「パーシャル搭載冷蔵庫 NR-F603HPX」(定格内容積:600L)。本体幅685mmはそのまま、定格内容積を551Lから600Lへと約50Lアップ。ユーザーの使用状況に応じて庫内温度を自動調節する「エコナビ」機能の収納量センサーの精度が高まったほか、野菜室には、より密閉度を高める「新・うるおいシャッター」、収納量に応じて冷却をコントロールする「野菜室専用湿度センサー」を搭載した。実勢価格:402,100円
日立アプライアンス「真空チルドXGシリーズ R-XG6700H」(定格内容積:670L)。食品の酸化を抑え、鮮度や栄養素を長持ちさせる「真空チルド」を搭載。エチレンガスやニオイ成分を分解する能力を高めた新プラチナ触媒(ルテニウム配合)が、肉や魚をより長持ちさせる。冷蔵スペースには、約2℃の「スポット冷蔵」モードにできるスペースを備え、特に「オート急冷却スペース」では50℃以下の鍋を入れることも可能。実勢価格:401,760円
東芝ライフスタイル「VEGETA(ベジータ) FWXシリーズ GR-M600FWX」(定格内容積:601L)。使用頻度の高い野菜室を中央にレイアウト。野菜の乾燥を抑え、保存環境を向上させた「もっと潤う 摘みたて野菜室」を新たに搭載し、野菜の水分減少率を約1/3に抑制している。またチルド室の「速乾チルド」モードの冷却スピードが約20%アップし、生鮮食品の鮮度劣化を抑制する。実勢価格:331,620円
シャープ「メガフリーザー SJ-GX55D」(定格内容積:551L)。シャープのAIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に対応し、冷蔵室ドアの開閉頻度やタイミングから、家庭ごとの生活リズムを学習。液晶ディスプレイの文字や音声などで、献立提案や食品保存方法を知らせてくれる。軽く触れるだけで扉が自動で開く「電動フレンチドア」や「プラズマクラスターうるおいチルド」なども搭載。実勢価格:386,150円

編集部