家電トレンドチェッカー

今年の最新家電をふりかえる「家電カタログ2017」~キャニスター型掃除機編

 今年も各メーカーから、最新機能を搭載した家電が多数発売された。暮らしが便利になるもの、住まいが快適になるもの、簡単に美味しい料理が作れるものなど、特筆すべき製品も目白押しだ。そこで家電Watchでは6回にわたり、2017年発売の注目家電をジャンルごとに紹介する。※価格はすべて編集部調べ。

1日目:エアコン編
2日目:炊飯器編
3日目:スティック掃除機編
4日目:キャニスター型掃除機編
5日目:洗濯機編
6日目:冷蔵庫編

 今回紹介するのは、キャニスター型と言われるコード付きの掃除機だ。近年、コードレスタイプのスティック型の注目度が上昇しているが、手元の軽さや吸引力などにおいては、まだまだキャニスター型の人気も根強い。今年は、キャニスター型でありながらコードレスというモデルも登場し、話題となった。

【コードレス】東芝ライフスタイル「コードレスクリーナー VC-NX1」。キャニスター型でありながらバッテリー駆動によるコードレス化を実現。ファンモーターなど重量のある本体部分を手元から分離し、手元の荷重を大幅に軽減した。上下反転しても本体を立て直さずに掃除が続けられる「ダブルフェイススタイル」で、狭いスペースでも旋回させずに方向転換できる。実勢価格:102,351円
【コードレス】シャープ「RACTIVE AIR(ラクティブエア) EC-AP700(紙パック式)/EC-AS700(サイクロン式)」。キャニスター型ならではのパワーはそのままに、コードレスの使いやすさを兼ね備える。軽量素材「ドライカーボン」を採用することで、手元にかかる負担を大幅に軽減した。実勢価格:72,284円(サイクロン式)
【サイクロン式】三菱電機「風神 TC-ZXG30P」。モーター前後に2種類のフィルターを備え、0.3μm以上の微細なゴミを99.999%まで捕集、きれいな排気を排出する。その排気を利用した「エアブロー」機能でゴミが掃き出せるほか、新搭載のアタッチメント「ブローはたきノズル」を取り付けることで、すき間や高い場所のホコリ落としも。実勢価格:76,399円
【サイクロン式】東芝ライフスタイル「TORNEO V(トルネオ ヴイ) VC-MG920」。ヘッド内部の風の流れを改善することで、集じん性能を向上させた「ラクトリパワーヘッド」を搭載。軽いタッチで前に進む自走式に加え、自由な位置で握れて操作も軽い「らくわざフリーグリップ」など使いやすさも備える。実勢価格:74,412円
【紙パック式】ミーレ「Compact C2」シリーズ。99.9%以上の微粒子を集じんし、きれいな排気を排出するドイツの高級家電メーカー製。家庭向けのベーシックモデル、ニオイもきれいにするペットオーナー向け、花粉やハウスダウトにも対応するハイエンドモデルの3種類を用意する。実勢価格:43,200円~
【紙パック式】パナソニック「MC-J800G」。50代、60代をターゲットにした「Jコンセプト」シリーズ。本体重量を約2kgと軽量化したほか、ハンドルの長さを従来の2倍の28cmに伸ばすことで、より体に近い位置でハンドルを持つことが可能に。さらにホースの接続位置を約10cm下げることで、手元にかかる負担を軽減した。実勢価格:58,158円