やじうまミニレビュー
日本気象協会/デザインファクトリー「ハウスダスト指標計」
~ハウスダストが気になる状況下でちょいと役立てられる簡易計測器
by スタパ齋藤(2013/8/23 00:00)
な~んか今年の春先から花粉症っぽい症状が出始めた俺。目が痒くなる症状で、春頃~梅雨前あたりまで目薬必携で生活していた。
ただ、この目の痒み、花粉によるものなのかイマイチわからない。まだアレルギー検査などはしていないのだが、もしかしたらハウスダストによるもの? 思われるフシもある感じ。たとえば屋外だと何でもナイものの、室内だと目が痒くなる、ということがアリガチ。
でも梅雨を過ぎたら目の痒みはなくなった。ので、「俺って花粉症かも? それともハウスダストによるアレルギーかも?」てな件は忘れていた。
しかしそんなとき、「ハウスダスト指標計」なるモノを見つけた。日本気象協会とデザインファクトリーが共同開発した製品で、その名のとおり「ハウスダストの量を検知できる機器」だそうだ。これは興味津々。てなわけで早速試用してみた。
メーカー名 | 日本気象協会/デザインファクトリー共同開発 |
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製品名 | ハウスダスト指標計 |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 7,180円 |
ハウスダスト指標計は、ハウスダストの量を簡易的に調べられる計測器ですな。ハウスダストとは、室内の浮遊塵のことで、チリやホコリのほか、ペットの毛やフケ、ダニのフンや死骸、黄砂、カビや細菌、タバコの煙等々も含まれる。これらは空気中に舞い上がりやすく、アレルギーの原因にもなる。ハウスダスト指標計を使えば、そういった浮遊塵がどの程度あるのかがわかるというわけだ。
ハウスダスト指標計の使い方は簡単で、本体前面のスライドドアを開くだけ。すると10秒くらい計測を行った後、LEDとブザーでハウスダストの量を知らせる。ハウスダストの量は4段階で知らされ、(1)少ない=緑LED点灯/ブザー音無し、(2)やや多い=橙LED点灯/ブザー音無し、(3)多い=赤LED点灯/ブザー音は「ピッピッ」、(4)非常に多い=赤LED点灯/ブザー音は「ピー!」、となる。ブザーはオフにもできる。
こんな感じで、ハウスダスト指標計でその場のハウスダストの量を調べ、それに応じて対処するわけですな。換気や掃除をしたり、マスクをしたり、あるいは避難したり。
なお、ハウスダスト指標計のスライドドアを開いておくと、10分毎に自動計測が行なわれる。また、スライドドアが開いた状態で[ON]ボタンを押せば計測が行なわれる。
ハウスダスト指標計は携帯にも向く。サイズは70×120×25mm(縦×横×厚み)で、質量は106g。ポケットサイズの軽い計測器なので、常時携帯も現実的だ。ちなみに、本体は付属のスタンド棒を使って立てておける。電源は内蔵電池で、USB充電に対応し、約4時間で満充電となる。説明書に「連続再生回数:約100回」とあるので、一度の満充電で100回の計測が行なえるものと思われる。10分毎の自動計測を続けると、16時間程度連続で使える計算ですな。
常時携帯可能なので、家屋内のいろいろな場所でハウスダストの量を計測してみた。さらに外出先でも使ってみた。以下、各所での計測結果を写真とともに見ていこう。
てな感じ。ん~むむむ。もっとハウスダストが「多い」とか「非常に多い」という結果が出ると思っていたが、どこもクリーンな感じとなった。
この結果を見て思い当たるのは……そう言えば、そうそう、春先から花粉症っぽかったので、その頃から仕事場は「ダイソンのDC45で毎日掃除機がけ」をし、ほかの場所も以前より頻繁に掃除するようになったのであった。また、季節的にも窓を開けていることが多く、ハウスダストがたまりにくい状態だったのかもしれない。
あと窓を閉めたクルマの車内、エアコン使っていたりすると、状況によってハウスダストが増えるようなことがあるらしい。クルマで打ち合わせに出かけ、打ち合わせの席に着くなり目薬を差したくなるのはこのためかもしれない!?
品川プリンスホテル内はどこもハウスダストが「少ない」という感じになったが、予想外っす。あれだけ人が出入りしていればホコリっぽいと思ったんですけどネ。清掃等々が行き届いているのかもしれない。
ともあれ、携帯に向くし、確かにハウスダストの量を知ることができるハウスダスト指標計。アレルギー体質の方、アレルギーになりやすい幼児や高齢者があるお宅、ペットを飼っているお宅など、人が集まる場所、ホコリが集まりそうな密閉空間等々、ハウスダストが気になる状況下でちょいと役立てられる簡易計測器ですな。興味のある方はぜひ一度チェックしてみてほしい。