ミニレビュー

ミニベロe-bikeにRAM MOUNTSを装着。工具不要でスマホやGoProを頑丈に固定できた

ミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

RAM MOUNTS(ラムマウント)用の気になるパーツを見つけました。「ラムマウント タフストラップベース 1インチボール RAP-B-460U」というパーツで、自転車でラムマウントを使うためのベースパーツです。

RAM MOUNTS「ラムマウント タフストラップベース 1インチボール RAP-B-460U」は、自転車への取り付けに最適なRAM MOUNTSベースパーツ。自転車ハンドルに対して工具不要で着脱ができます。対応ハンドル径はφ22.22~25.4mmおよびφ31.75~35.05mm。ロードバイクからマウンテンバイクまで幅広く対応しています。

さっそく使ってみましたが、これはイイ感じ♪ RAM MOUNTSからはほかにも多数のベースパーツが出ていて、自転車に対応しているものもあります。ですが、この「ラムマウント タフストラップベース 1インチボール RAP-B-460U」は着脱が容易で、取り付けた状態も小さくシンプル。場所を取らず容易に使えて、自転車用RAM MOUNTSベースパーツとしてはかなり秀逸だと思います。

さっそく上記のベースパーツを自転車のハンドルに取り付けてみました。丸いボールがあるものがそのベースパーツです。工具なしで取り付けられるので非常に手軽に使い始められます
そこにアームパーツとマウントパーツを装着すれば、自転車用スマートフォンホルダーの完成。ここまで工具なしでデキます♪

……でも、いきなりこのパーツを見せられてベースだのアームだの言われても「?」と困惑する方もあるかもしれません。なので、まずはRAM MOUNTSについて少々ご説明を。

RAM MOUNTSって、なんだ?

RAM MOUNTSは、パーツを組み合わせることでさまざまな機器を「どこかに固定」することができるマウントシステムです。基本的に3つのパーツから構成されています。それぞれ、機器を固定するための「マウントパーツ」、機器の向きを変えるための「アームパーツ」、車両などに固定するための「ベースパーツ」です。各パーツは、基本的にはボール状の関節で接続されます。

そこにアームパーツとマウントパーツを装着すれば、自転車用スマートフォンホルダーの完成。ここまで工具なしでデキます♪

マウントパーツ/アームパーツ/ベースパーツとも、多種多様なものが用意されています。RAM MOUNTSで固定できない機器はないんじゃないのか? というほど。また、あらかじめ各パーツを組み合わせたセット品もあります。

これらはマウントパーツのごく一部。左から、iPhone用マウント、ワイヤレス充電対応マウント、GoPro用マウント、魚群探知機用マウントです
アームパーツのごく一部。フレキシブルタイプや棒状のガッチリしたタイプもあります
これらはベースパーツのごく一部。ポールに固定するタイプ、対象を強力に挟み汎用性も高いクロータイプ、サクション(吸盤)タイプ、着脱が容易なクリップタイプなど、多種多様なベースパーツがあります
あらかじめマウントパーツ・アームパーツ・ベースパーツを組み合わせたセット品も多々あります

RAM MOUNTSは、パーツの組み合わせで用途にピッタリとマッチしたマウントを構成できるわけですが、固定力の強さにも定評があります。アームパーツのノブを回して締めていくとボールが強く挟まれて動きが固定できますが、簡単に締められるわりにはびくともしないというほど強固に固定されます。

基本的には関節部分がボール状になっています。そして、このボール状の部分のサイズは、支える機器などの重さに応じて大きさが違います。直径1インチ、直径1.5インチ、直径2.25インチの3種類があり、それぞれの目安耐荷重は、約0.9kg、約1.8kg、約2.7kgとなっています。なお、ボールサイズ毎に各パーツが用意されており、違うボールサイズのパーツには互換性がありませんので要注意です。

RAM MOUNTSの特徴として、その堅牢さもあります。ゴツくて大きめのマウントシステムではありますが、非常に頑丈。筆者はもう20年以上もRAM MOUNTSの各パーツを使っていますが、パーツが壊れたということがほとんどありません。堅牢性に優れ安心して使えつつ非常に長持ちするのは、RAM MOUNTSの大きな良さです。

工具不要の自転車ハンドル用ベースパーツ

RAM MOUNTSをひととおりご説明したところで、先ほどの「ラムマウント タフストラップベース 1インチボール RAP-B-460U」について。どんなモノで、どんな感じで使えるのかを見ていきましょう。

冒頭でちょっとご紹介した「ラムマウント タフストラップベース 1インチボール RAP-B-460U」。工具を使うことなく自転車のハンドルに対して着脱できるベースパーツで、ハンドルの太さに合わせてロングストラップ(φ31.75~35.05mm用)とショートストラップ(φ22.22~25.4mm用)を使い分けられます。普通のハンドルにも大径ハンドルにも対応。価格は2,200円
筆者のe-bike「Vektron S10」ハンドルを手前から見た様子。ハンドルが短めであまり取り付けスペースもありません。中央やや右に前出のベースパーツを取り付けてみることに
まず、ショートストラップを装着したベースパーツをハンドルに引っ掛けます
そして指で回せるネジを装着
あとはネジを締めていきます。ネジは樹脂製で大径なので力を込めやすい
最後に向きを決めてネジを締め終えます。これでベースパーツの取り付け完了
RAM MOUNTSは向きの自由度がかなり高いマウントシステムなので、だいたいの位置に取り付ければ大丈夫
ちなみにこのベースパーツ、指でグッと締め終えると全然ズレません。すごい安定感
ベースパーツの上に短いアームパーツとXグリップと呼ばれるマウントパーツをセットしました。スマートフォンホルダーの出来上がり
そこにスマートフォンをセット。撮影のため簡略化していますが、実際にはXグリップに付属するテザーバンドでスマートフォンの落下防止措置を取ってから走行します
マウントパーツをGoPro対応のものに換えれば、GoProアクションカムを車載して撮影しながら走ることができます

こんな感じで取り付け完了。また、一度ベースパーツを取り付けてしまえば、アームパーツやマウントパーツを換えるだけで、いろいろな機器を自転車へ固定できるようになります。マウントシステムとして非常に汎用性が高いRAM MOUNTS。興味があればぜひチェックしてみてください。

スタパ齋藤