e-bike日々徒然

スマホをe-bikeでもワイヤレス充電したい!! QUAD LOCKの新パーツを装着

以前に書いた「e-bikeに装着したスマホの振動を減らしたい。QUAD LOCKのマウントシステムを試してみた」という記事。QUAD LOCKというマウントシステムを使い、自転車のハンドルに装着したスマートフォンを振動から守る、という話でした。

QUAD LOCKは自転車やモーターサイクルのハンドルなどにスマートフォンを装着するマウント
さまざまなパーツがあり、多彩なマウントスタイルを実現可能です
写真は「VIBRATION DAMPENER」というパーツを使った様子。マウント台座とスマートフォンホルダーの間に振動吸収用のダンパーを入れることで、マウントされたスマートフォン(のカメラのAF機構など)を路面より伝わる振動から守るというものです

上の写真のダンパーですが、その効果は十分あったという印象。使ってみると、確かにこれまでスマートフォンが受けていた路面振動が和らげられました。

なかなかイイな〜、QUAD LOCK。ということで、また新たなパーツを使ってみました。今度使ったのは、「WEATHERPROOF WIRELESS CHARGING HEAD」というもので、Qi充電対応のスマートフォンホルダーです。このホルダーにUSB給電してやれば、そこに装着したスマートフォン(Qi対応)を充電できるというもの。

QUAD LOCK「WEATHERPROOF WIRELESS CHARGING HEAD」は、QUAD LOCKマウントシステム専用のQi充電対応マウントです
この上にQUAD LOCK対応ケースを装着したスマートフォンをセットすると無線充電されます

e-bikeはUSB給電対応の車体がけっこうあります。そのUSB出力を使ってスマートフォンを充電しつつサイクリング、ということが可能。ただし、当然、e-bikeとスマートフォンをケーブル接続する必要があります。が、上記のホルダーを使えば、スマートフォンに対するケーブルの抜き差しの手間が省けて、より快適なのでは? と考えてのチャレンジです。

さて、どうなったのか? 写真と説明文を交えて見ていきましょう。

ミニベロe-bikeのターン「Vektron S10」には、既にQUAD LOCKマウントシステムが装着されています(右の赤矢印)。QUAD LOCK対応ケースを装着したスマートフォンを容易に脱着できます。Vektronのディスプレイはボッシュ「Kiox」(左の赤矢印)に交換していて、ここからはUSB出力(5V/1A)が得られます
以前に紹介したQUAD LOCKのダンパーの上に、Qi充電対応マウントをセット。スマートフォンへの振動を防ぎつつ、ワイヤレス充電もできるようになります
KioxディスプレイのUSB出力をQi充電対応マウントにつなぎ、そこにスマーフォンをセットすると、シッカリと充電されました

使用感としては、ダンパーにより路面からスマートフォンへ伝わる振動が和らぐのは、以前にご紹介したとおり。Qi充電対応マウントが追加されても、振動吸収性能はあまり落ちないという印象です。

Qi充電対応マウントは、走行中にスマートフォンへ充電できてフツーに便利。スマートフォンをマウントに装着し、e-bikeの電源を入れるだけで充電されます。「さぁe-bikeの電源でスマートフォンを充電しよう」と意識することも不要なのがとてもラクです。実用的。

ただ、筆者のマウント方法だと、ちょっとゴテゴテし過ぎという感じ。RAMマウントを介してマウントしていますが、自転車だと嵩張るような印象に。モーターサイクルならあまり気にならないんですけどネ。

そのゴテゴテ感を気にしていると、「ここまでしてスマートフォンをワイヤレス充電しなくてもいいかな」という気分になってきます。ロングライドならアリって気はしますが、ちょっとしたサイクリングには過剰装備……という印象になりました。でも毎日通勤にe-bikeを使っていて、走行中にスマートフォンの充電を手軽に済ませたいと考える方には、快適なアクセサリーになりそうではあります。

スタパ齋藤