やじうまミニレビュー
便利さに感動! 「カットできちゃうバターケース」
2016年8月1日 07:30
1歳の息子のためにと思い、料理する機会が多くなった。自然と、キッチンに立つ時間が増え、最近では料理が楽しくなってきました。そうするとキッチン周りもカスタマイズしたくなってくる。そこで今回は、使用頻度が格段に上がったバターのケースを購入することにしました。
どんなものがあるのかイマイチわかっていなかったのですが、探し始めてみると昔ながらの大きな蓋を被せるタイプや、壺のようになっているものなどいろいろあることがわかりました。折角なら便利なものがいい! と思って決めたのが「カットできちゃうバターケース」です。
メーカー名 | 曙産業 |
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商品名 | カットできちゃうバターケース |
実売価格 | 869円 |
製品としてはシンプルで、バターを収納するケースと蓋、その間にワイヤーを張ったカッターのある中蓋の3つのパーツで構成されています。カッターの上にバターをセットしてケースに被せ、上から蓋ごしにバターを押さえることでバターが切れる、という仕組みです。
バターナイフでパンに塗るよりも料理に投入することのほうが多い拙宅では、いちいち量りを出してちまちま削って重さを計るのが大変に面倒でした。そんな煩わしさを感じていたので、均一に切って冷蔵庫に収納できるのは、とても便利。
早速使ってみることに。パッケージには200gのバターの写真がありましたが、いつものスーパーで入手できたのは150gのバター。200gバターの場合は一切れが約5gに、150gでは一切れ約3.7gになるとのこと。
まずはカッターの上にバターを置きます。このとき、端をどこに合わせるかという微妙な調整が必要になります。片側だけが大きくなりすぎないように真ん中に置く……。とはいえ、多少偏ったところで両端の4つ分の重さが多少ずれるだけなので、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。
カッターの上にバターをセットしたら蓋で上からむぎゅっと押します。ところが、バターが硬くて押せません。よく見てみると蓋部分に「冷蔵庫から出したばかりのかたいバターには使用しないでください」の文字。確かに、こんなに硬いバターでは切れるわけがない。
製品の説明を読んでいると30分以上おいてバターが常温に戻ってから、とありましたが待ち切れず15分ほど置いて再チャレンジ! やはりまだ硬いですが、左右に揺らしながら力を入れていくと少しずつ切れていく感覚が。上から押したり左右に揺らしたりうんうん唸りながら力を込めていくと、切れました!!
おそらく150gのバターを使用したためだと思いますが、切った直後はケースの中でバターがあっちこっちといろいろな方向を向いてしまっていました。でも、きれいに切れている! ただ、硬いバターを切ってしまったので、ワイヤーカッターの強度が少し気になりました。1,2回でどうこうなるような気配はありませんが、これを続けていると早晩ダメになってしまいそうな気がします。やはり説明通り常温に戻って柔らかくなってから切るほうがよさそうです。
乱れたバターをちょちょいと整えて冷蔵庫へ。使ってみて気づいたのですが、ワイヤーで切るため一つ一つの距離が近く、柔らかく戻しすぎると折角切ったのにひっついてしまう可能性がありそうです。今回は硬い状態で切ったためそこまでの接着はありませんでしたが、切った後に少しずつ離して置くというひと手間を加えればさらに便利に使えそうです。
一切れの重さを計ってみると、0.5g刻みの拙宅の計りでは3.5gと4.0gを行ったり来たり……まさしく、約3.7gといったところ。3.7gというと数字が細かいため例えば料理で15g必要、となったときにちょっと計算が面倒であったりもしますが、そこは「大体合ってればいいか」と割り切ってしまえば非常に便利。また、1歳児がいる拙宅では少量の調理もよく行ないますが、その際にこの量はとてもちょうどいい! 息子が大好きなグラタンや人参のソテーなどで手軽に便利に使っています。
このケースで1つ惜しまれるのは、留め具の類がなく蓋を乗せているだけの状態だということ。密封性が高くないため、バターを使い切るまでに長期間かかると、乾燥しちゃうかも、という懸念が残りました。
懸念は少し残りますが、冷蔵庫から一定量に切られたバターをすぐに取り出して使えるという便利さは非常にありがたいものがあります。ホームベーカリー等でパンを焼く人など料理にバターを使う人にはとてもおすすめできる一品です。