LED電球、どれを買う?

NEC「LIFELED'S(ライフレッズ) 全周配光タイプ LDA5L-G」

~配光角330度で白熱電球と遜色ない光の広がり
by 藤原 大蔵

NECライティングも”光が広がる”LED電球を投入。しかも配光角は330度

NECライティング「LIFELED'S(ライフレッズ) 全周配光タイプLED電球 325lm(電球色) LDA5L-G」

 白熱電球のように光が広がる広配光タイプのLED電球は、これまでパナソニック、東芝、シャープの3社の製品を紹介してきたが、大手照明メーカーの「NECライティング」からも、この秋に光が広がるLED電球が発売された。それが「LIFELED'S(ライフレッズ) 全周配光タイプLED電球 LDA5L-G」だ。

 このLED電球の特徴を一言で表せば、白熱電球と全く遜色ないほど高い光の拡散性だ。電球内部に「マルチアングルレンズ」、外側の電球グローブに球形に近い「高拡散カバー」を採用することで、指向性の強いLEDの光を、効率良く均一に拡散するという。配光角は330度となっており、現時点では”業界最高クラスの光の広がり”を謳っている。

 実際に点灯し、白熱電球と拡散性を比較してみても、光の広がり方は酷似している。輝き方はまさに白熱電球そのもので、器具の表情も変わらず、説明をつけなければ違いがわからないほどだ。今回はこのLED電球について迫ってみよう。

マルチアングルレンズと高拡散カバーで、白熱電球に近い拡散性が特徴だ(プレスリリースより抜粋)電球を点灯した様子。球体に近い高拡散カバーは大きく、カバーの下部以外はほぼ均一に輝く(輝く様子がわかるように敢えて暗めに撮影している)
裸電球状態で並べても、白熱電球とLED電球の拡散性の違いがわからないほど酷似している器具に取り付けた様子。こちらも説明しなければわからないほど、器具の輝き方は同じ印象だ

 なお、電球自体の明るさを示す全光束は325lmで、日本電球工業会の基準で「白熱電球の30W形相当」という位置づけになる。密閉器具にも対応。定格寿命は40,000時間だ。


メーカー名NECライティング
シリーズ名LIFELED'S(ライフレッズ) 全周配光タイプ
品番LDA5L-G
全光束325lm
定格消費電力5.4W
口金タイプE26
光色電球色相当
平均演色評価数Ra80
白熱電球と比較した光量30W形相当(ランプ単体)
定格寿命40,000時間
調光器対応-
密閉器具対応
配光角度約330度
サイズ (高さx直径)110×60mm
重量100g
実売価格2,280円(yodobashi.com)

※60W形白熱電球は三菱電機オスラムの 「LW100V57W2PZ」(2個パック143円で購入)を使用 
※※40W形白熱電球は三菱電機オスラムの 「LW100V38W2PZ」(2個パック143円で購入)を使用
電球形蛍光灯は、2008 年の特集で 総合的に性能の高かった 
パナソニックの 「パルックボール プレミアQ(クイック)」(1,390円で購入)を使用


【基本スペック編】

サイズ比較

 実測したサイズは110×60mm(高さ×直径)で、白熱電球よりも大きめだが、全体的なシルエットはとても電球らしい。高拡散カバーのグローブは、うっすらと透明感のある樹脂製で球形に近く、白色の放熱部はコンパクトで、フィンが無いスッキリした仕上げだ。口金付近は白熱電球よりも細く、器具を選ばないだろう。

 重量は実測で96gだった。拡散性を高めたLED電球の中でも軽めで、LED電球全体でも100g以下は軽いほう。取り付ける器具への負担はほとんど気にしなくてよいだろう。

高さは110mm(中央)。背は白熱電球(左)より16mmも高いが、電球形蛍光灯よりも低い。グローブ部が電球全体の割合的に大きく、電球らしいくびれもある。口金付近は白熱電球よりもスッキリと細い。白色の放熱部はコンパクトでツルリとしている。重量は96gで、LED電球の中でも軽いほうだ直径は60mm(中央)で、白熱電球や電球形蛍光灯よりも5mm大きい。光源部は半透明に近い樹脂製だが、LEDチップや内蔵するマルチアングルレンズは透けて見えない

器具に取り付けたようす

 器具とのバランスはとても良い。丸く半透明に近いグローブ、ロゴともに、器具から見える様子はとても電球らしい。コンパクトな放熱部はよほど覗き込まない限り見えてこない。たとえ見えたとしても、ツルリとした白色なので、まず気にならないだろう。多くの器具に違和感なく取りつけられそうだ。

【白熱電球:60W形】
電球の端が少し覗いている程度の角度から撮影した
【電球形蛍光灯】
電球の直径は白熱電球と同じだが、高さがあるため、内側のらせん状の蛍光管が透けて見える
【ライフレッズ LDA5L-G】
背は白熱電球よりも高いものの、覗き込まない限り放熱部は見えない。少し大きめの電球を取り付けた印象で、見え方はとても自然だ

光の広がりかたと配光性

 拡散性は電球そのもの。並べて比較しても、白熱電球と差がほとんど無い。光は光源部を中心に、上下・左右へと満遍なく均一に拡散している。床面へも光が強く届き、さらに全方向に光が遠くまで届く印象もある。

【白熱電球:60/40W形】
ソケットぎりぎりまで明るい。電球を中心に床面に近いところから光が広がっている
【電球形蛍光灯】
白熱電球と同じようにソケット付近も光が届く。しかし遠くまでは光が届かない印象だ
【ライフレッズ LDA5L-G】
「マルチアングルレンズ」と「高拡散カバー」の効果で、白熱電球とほとんど変わらない拡散性となった。床面へもしっかり光が届き、光も四方八方に均一に遠くまで届く印象だ

 電気スタンド型の器具との相性はバッチリだ。テーブル面へも光が広範囲に届き、上方向もしっかり明るい。上下共に明るさの差はほとんど無いので、電球らしい見た目だ。さらに、LED電球でありながら、光と影の境目がクッキリとしないのも特徴的だ。シェードの輝きも白熱電球と全く変わらないので、このようなスタイルの器具の特徴を十分に引き立てると言えるだろう。

【白熱電球:60/40W形】
シェードは中心からまんべんなく光っている。シェードの上下からも、ほぼ同じ明るさの光が漏れる印象がある
【電球型蛍光灯】
白熱電球と遜色なく、シェードのほぼ中心からまんべんなく光る。シェードの上下からもほぼ同じ明るさの光が漏れる
【ライフレッズ LDA5L-G】
シェードから漏れる光は、上下の明るさの差がほとんど感じられない程白熱電球に近い。テーブル面へも広範囲に届き、影の出かたもまろやかだ。器具も偏り無く輝き、器具が持つ印象を十分に引き出している

明るさ(55cm直下の照度)

 直下照度は377lxだった。40W形白熱電球と比べても若干暗くなるので、日本電球工業会が「30W形白熱電球相当の明るさ」としているのは妥当といったところだろう。光が全体的に広がる分、直下に明るさは集中しない印象だった。

【白熱電球:60W形 800lx】
光源を55mm上方にセットし、直下照度を計測した
【白熱電球:40W形 467lx】
【電球形蛍光灯:475lx】【ライフレッズ LDA5L-G:377lx】
直下の明るさは「白熱電球の30W形相当」で妥当といった感じだった。照らされる範囲は広く均一で、影も柔らかい

 明るさは全光束値どおりだが、拡散性は白熱電球とほとんど変わらない印象だった。光は四方八方に満遍なく広がり、影も柔らかくまろやかだ。一灯で眩い明るさは得られないが、雰囲気を大切にするような場所には特に向いているだろう。



【実使用編】

 ここからは実際の生活シーンに取り付けて、よりリアルな使用での実力を探って行く。なお、密閉器具にも対応しているので、浴室や密閉型のインテリアライトにも使用した。


玄関

 若干暗くはなるが、比較しなければ40W形白熱電球と取り替えて遜色なかった。もし40W形白熱電球をお使いならば、取り替えても問題ないだろう。LED特有の強い影はまったくなく、光色も白熱電球と遜色ない。柔らかく、親しみやすい雰囲気が演出できるだろう。

【白熱電球:60W形】
床面まで光が届き、十分な明るさがある
【白熱電球:40W形】
玄関としては、もうすこし明るさが欲しいか
【電球形蛍光灯】
比較すると色が不自然に感じる。また、点灯して明るさが安定するまで時間がかかる
【ライフレッズ LDA5L-G】
40W形白熱電球よりもわずかに暗くなる程度。実際の使用には申し分なかった。影の落ち方が柔らかく、光色もとても自然だ

浴室

 浴室には明るさの点で不満が残る。光の広がりは全く問題ないが、電球が密閉器具に完全に覆われてしまう分、明るさに物足りなさを感じてしまう。それでも、光色がとても電球らしく、人工的な色合いにならない点は評価できる。

【白熱電球:60W形】
浴室全体が十分に明るい
【白熱電球:40W形】
明るさはやや落ちるものの、浴室全体に光が行き渡る
【電球形蛍光灯】
満足のいく明るさは得られるが、明るさが安定するまでに時間がかかるのは難点
【ライフレッズ LDA5L-G】
40W形白熱電球よりも明るさが落ちてしまう。密閉器具対応ではあるが、浴室には物足りない印象だった

※浴室で使用する場合は、器具が防滴構造であることが条件となります

トイレ

 トイレのような狭い空間には向いている。実使用上、40W形白熱電球からの取り替えならば明るさの差はほとんど感じられなかった。影も柔らかく、落ち着いた雰囲気が得られる。

 なお、トイレは点滅頻度が高いため、点滅回数が寿命に影響する電球形蛍光灯の写真は割愛する。

【白熱電球:60W形】
明るく気持ちよく過ごせる
【白熱電球:40W形】
少し暗いが、狭い空間なので、まだまだ十分に明るく感じる
【ライフレッズ LDA5L-G】
狭い空間で、開放型の器具ならば実用的な明るさは十分に感じられた。光色が白熱電球に近く、影の落ち方も穏やかで落ち着いた印象だった

リビングルーム

 透過タイプの器具と合わせた場合、60W形白熱電球から取り替えると、かなり暗い印象になってしまう。これはそもそもの全光束値が低いことが大きい。テーブル面も含め、部屋全体の明るさはどうしても落ちてしまうが、仕方がないだろう。

 とはいっても、部屋全体の明るさのバランスはとても良い。全体に光が柔らかく届いており、極端に暗くなる場所も無い。意図的に明るさを抑え、落ち着いた雰囲気を演出したいならば、これはこれで十分現実的だ。他の照明器具と組み合わせた使い方も向いている。

【白熱電球:60W形×2 透過タイプのシェード】
光が部屋全体に行き渡り、十分な明るさがある
【電球形蛍光灯×2 透過タイプのシェード】
白熱電球のように上部、側面へも光が広がる。しかし、テーブルはLED電球よりも暗い印象で、色被り(余計な色が加わること)によりくすんで見える
【ライフレッズ LDA5L-G×2 透過タイプのシェード】
60W形白熱電球と取り替えるとどうしても暗くなってしまう。ただし明るさのバランスが良く、くつろぎ感の高い落ち着いた雰囲気が演出できる。意図的に明るさを抑えたいなら十分に魅力的だ

 非透過タイプの器具は、透過タイプと同様、全体的な明るさはどうしても抑え目になってしまう。しかし明るさ以外は白熱電球と変わらない印象が得られ、天井からの反射光が部屋を柔らかく照らしている。強いコントラストがありながらも、落ち着いた雰囲気が演出できる。もちろんアクセント照明やテーブルランプなどを組み合わせるのもお勧めだ。

【白熱電球:60W形×2 非透過タイプのシェード】
十分な明るさが得られ、コントラストのある空間になっている
【電球形蛍光灯×2 非透過タイプのシェード】
白熱電球のように上部へも光が広がるが、透過タイプと同様、色がいまひとつ
【ライフレッズ LDA5L-G×2 非透過タイプのシェード】
全体的な明るさは落ちてしまうが、明るさのコントラストがとても電球らしく自然。くつろぎの空間の明かりとして魅力的だ

 お勧めなのが、複数の器具に分けた「多灯照明」という使い方だ。60W形白熱電球2灯の明るさには及ばないが、くつろぎ感の高い、落ち着いた雰囲気が演出できる。リビングルームだけでなく、眠る前の落ち着いた明かりとしてとても向いている。寝室にぴったりだろう。

【白熱電球:60W形×2 インテリアライト2台】
あかりを低い位置に置けば、空間が広々と見え、リビングルームらしい落ち着いた雰囲気が演出できる。快適な明るさと居心地の良さが両立している(透過タイプのシェードと同じ設定で撮影している)
【白熱電球:40W形×2 インテリアライト2台】
40W形白熱電球の場合、全体的に明るさが抑えられる分、くつろぎ感がアップする。多少暗くなっても居心地の良さは変わらない
【ライフレッズ LDA5L-G×2 インテリアライト2台】
40W形白熱電球よりも明るさは少し抑え目になるが、とてもくつろいだ雰囲気が演出できる。器具を直視しても眩しくなく、テーブルの上へも光が柔らかく広がり自然な印象だ。寝室にも良いだろう


リビングルーム(インテリア照明)

 密閉型のインテリア照明にもお勧めできる。器具に光のムラはまったく浮き上がらず、白熱電球と同じ印象だった。20W形白熱電球よりもぐっと明るくなるが、直視してもさほど眩しくならないので、アクセント照明としてはもちろん、他の照明器具と組み合わせて、全体照明を担う1つの明かりとしても活用できるだろう。

【白熱電球:20W形】
明るさを抑えた白熱電球を使用した写真。このぐらいなら、目の触れる高さにおいて直視してもあまり眩しさを感じない
【白熱電球:40W形】
正直、明るすぎる。直視すると不快な眩しさを感じてしまう
【ライフレッズ LDA5L-G】
20W形白熱電球よりも大幅に明るいが、器具を直視してもさほど眩しくない。アクセント照明としても、全体照明の一つとしてもどちらにも活用できるだろう

食事の風景

 食事のシーンには特にお勧めだ。色の再現性を表す「平均演色評価数」がRa80だけあって、照らされる食事は全ておいしそうに見える。色合いが濁りがちなハムも、色鮮やかで自然。食器の材質による白さの違いもわかり、ランチョンマットの本来の色合いも自然な見え方だった。影も柔らかいため、落ち着いた雰囲気の食卓が演出できるだろう。明るさは抑え目だが、テーブルに近いペンダントライトに取り付ければ、十分な明るさが感じられた。

【白熱電球:60W形】
食事は全体的においしそうに見える。ただし赤みが強い光色のため、モスグリーンのランチョンマットが茶色に見える
【電球形蛍光灯】
色のバランスが崩れ、食卓全体がくすんだ印象になってしまう。特にハムの色味が気になる
【ライフレッズ LDA5L-G】
食べ物は全てがおいしそうに見える。ハムも自然な色合いだ。影も柔らかく、食卓に近いペンダントライトならば十分な明るさが得られる。食卓には特にお勧めだ

消費電力はたった3W! 数あるLED電球の中でも特に低い

 消費電力は実測でたった3Wだった。消費電力が37Wの40W形白熱電球と交換したなら、明るさは多少落ちても、1/12以上も電気代が節約できるのはすごい。3Wという数値は、今年レビューしたLED電球の中でも群を抜いて低い。初期費用となる電球代は若干高めでも、1年で電球代は回収できるほど電気代がかからない。

 また、明るさは確実に落ちてしまうが、それを承知の上で60W形白熱電球と取り替えれば、1/18以上も節電でき、電球代も8カ月で回収できる。明るさを抑えて問題ない場所や、雰囲気を重視し、長時間点灯する場所にはとても向いていると言えるだろう。

 一方、電球形蛍光灯との交換は、2年で電球代が回収できる試算となった。明るさは劣るが、電気代はさらに1/3以上も節約でき、演色性は比べ物にならない程良い。長寿命、点滅に因る劣化の心配も無く、点灯した瞬間から明るい、というメリットは蛍光灯には望めない特徴だ。急いで替える必要はないが、特に雰囲気を大切にする場所ならば、さらなる節電もでき、蛍光灯よりも良い印象が得られるだろう。

【NEC「ライフレッズ 全周配光タイプLED電球 LDA5L-G」】
従来の光源と比較した“いつになったら元が取れるか”試算
光源実測
消費
電力
1カ月3カ月6カ月8カ月9カ月1年2年4年
ライフレッズ
LED電球
3W2,296円2,328円2,377円2,409円2,425円2,474円2,667円3,054円
白熱電球
60W形
54W370円966円1,932円2,528円2,897円3,792円7,583円15,166円
白熱電球
40W形
37W269円665円1,329円1,725円1,994円2,587円5,174円10,348円
電球型
蛍光灯
60W形
10W1,445円1,554円1,719円1,828円1,883円2,047円2,704円4,018円
※表中の金額は、電球代と電気代をプラスした「維持費」  ※1日の使用時間は8時間と仮定
※白熱電球には、4カ月ごと、電球形蛍光灯は2年9カ月ごと電球代を加算する (切れた電球代の購入費として)
※電気代は1kWh=22円で計算

【白熱電球:60W形】
消費電力は56W。消費電力1Wあたりの発光効率は14.46lm/W
【白熱電球:40W形】
消費電力37W。発光効率は13.1lm/W
【電球形蛍光灯】
消費電力10W。発光効率は75lm/W
【ライフレッズ LDA5L-G】
実測の消費電力は3Wは、今年レビューしたLED電球の中でも特に低い。試算すると発光効率は108.33lm/Wと高い結果となった


明るさよりも、雰囲気を大切にしたいシーンにおすすめ

 本製品の一番の特徴は、白熱電球とほとんど同じと言って良い光の拡散性だ。明るさも全光束値に見合ったもので、40W形白熱電球からの取り替えも十分現実的と言える。演色性もLED全体の中でもトップクラス。影の落ち方もとても穏やかでやさしい雰囲気が演出しやすい。

 敢えて欠点を指摘すれば、明るさが控えめな点だ。これまで紹介してきた「全般配光形」タイプのLED電球4製品と比べると、一番暗い。しかし、拡散性は最も白熱電球に近く、より均一に広がる印象だった。器具の印象を大切にしたいインテリアライトや、明るさを意図的に抑え、雰囲気を重視する空間の明かりとして向いているだろう。演色性の良さを活かし、食卓の真上に取り付けるペンダントライトなど、局部照明として使うのもお勧めできる。複数で使うなら、明るさを抑えたくつろぎのリビングルームや、寝室の全体照明として使うのも、十分に魅力的だ。

 ちなみに、AMラジオの側で本製品を点灯しても、受信障害は発生しなかったので、オーディオの側に置くインテリアライトにも良いだろう。

 低価格化が進むLED電球の中では実売価格が2,000円オーバー、しかも明るさも控えめな割りに、少々お高い印象はある。それでも、白熱電球そのものと言えるほどの均一な拡散性に高い演色性、そして消費電力の低さは、ほかのLED電球とはまた違った魅力がある。器具の輝き、空間の雰囲気を大切にする空間にこそ、是非試して欲しいLED電球だ。


NEC「LIFELED'S 全周配光タイプLED電球」はこんなLED電球

・光の拡散性は白熱電球とほとんど変わらない。影も柔らかい

・高い演色性と電球らしい光色で、食事のシーンにもピッタリ

・密閉器具にも対応。器具のデザイン性や雰囲気を大切にしたい空間に

 ・消費電力はたった3W。40W形白熱電球と交換した場合、1年で電球代が回収できる(1日8時間使用)







2011年12月14日 00:00