家電ミニレビュー
ダイソンのハンディファンはスーツにも合う! 繊細な風が心地良い
2026年6月17日 08:04
ダイソンといえば、掃除機や羽根の見えない扇風機や空気清浄機、またはヘアドライヤーなどで知られるブランド。その多くが、強力なモーターによって作り出した空気の流れを巧みに利用した製品だ。
そんなダイソンがハンディファン「Dyson HushJet Mini Cool ファン」を発売するということで、早速、借りて体感してみた。直販価格は17,600円。
本体サイズは38×180mm(直径×高さ)で重さは212gと、ハンディサイズ。価格の高さと比例せず、手軽に持ち歩けるコンパクトさと軽さを実現している。
デザインは同社の扇風機などと同様に、羽根を見せるのではなく内側に収めて「羽根はどこ?」というような設計が特徴。製品のシルエットは、円柱の本体の風の吹き出し部だけが少し傾き、その形状だけを見れば、水族館で見たチンアナゴのようだ。
電源スイッチを入れると、一瞬ブルッと震えた後に、シューっとスマートな音とともに直線的な風が顔に伝わってくる。その風切音は、同社の空調製品というより、掃除機に近い音。風の吹き出し部(ノズル)が少し傾いているため、無理に手を上へかざさなくても、風が自然と顔に届くのが良い。
その吹き出し部は回転させることで、風の向きを変えられる。ハンディファンとして使う時には前方やや斜め上に向かせ、本体を首から掛ける時には風が真上に向くようにも調整できる。
そこから吹く風は、筆者の感覚でしかないが、とても繊細。風に違いがあるのか? と思う人もいるだろうが、筆者は異なるように感じる。例えば、ダイソンは様々なカテゴリーの製品を展開しているが、筆者が最も他メーカーと違いを感じるのは、トイレにある同社のハンドドライヤー。1度はグアムのショッピングモールで、国内ではおそらく二子玉川の蔦屋家電もしくはその近くで体感した。
このハンドドライヤーの風に手が触れた時に「風が違う!」と感じた。どう違うかといえば、風の粒子が他と比べて細かいのだ。「風の粒子」という表現は厳密にいえば誤りだが、とても繊細な風が感じられ、手に残った水気がサ〜ッと飛んでいった。
今回のハンディファンの風は、同種の、繊細な風が感じられる。他と比べて誰もが心地良いかは明言できないが、筆者は過去の感動体験もあり、とても気持ちよく感じている。
ちなみに風量調節は基本の5段階に加えて、ブーストモードを搭載している。電源スイッチをオンにした後に、風量調節ボタンの「+」を長押しすると「ブーストモード」となり「うぃ〜〜〜ん!」とジェットエンジンのような音とともに力強く風が送られる。ボタンを押している間だけ「ブーストモード」となり、ボタンから手を離すと5段階の「5」の風になる。風量「1」から一気に「5」にしたい時や、真夏にスポーツの休憩時に体に風を感じたいという時に活躍しそうだ。
本体カラーは簡単にいえば、深紫系の「インク/コバルト」、淡いピンク系の「ストーン/ブラッシュ」、真紅の「カーネリアン/スカイ」。今回借りたのはピンク系の「ストーン/ブラッシュ」のみだったが、同社のほかの製品と同様に配色が絶妙だなと感じる。端的にいえばオシャレなカラーリング。
他2色は実物を見ていないが、真紅の「カーネリアン/スカイ」は男女ともに人気が出そうな色であり、深紫系の「インク/コバルト」はシワひとつないスーツでビシッと決めたビジネスパーソンにも似合いそうだ(暑いならスーツを脱ぎなよ……という話は無し)。
考えてみると、昨年までに店頭に並んでいたハンディファンは、カジュアルスタイルにぴったりなモデルは数多かったが、エレガントなスタイルに適したモデルはほとんど見られなかった。
「Dyson HushJet Mini Cool ファン」は、涼しい顔をしてビシッとスーツで決めているけど「やっぱりハンディファンを使いたいよ」といった人にも、また性別も問わず適したハンディファンだといえる。

