藤原千秋の使ってわかった! 便利家事アイテム

リズムの人気ハンディファンを日傘に装着! 猛暑の不快感和らいだ

家事アイテムオタクなライター藤原千秋が、暮らしの不具合等々への現実的対処法とともに、忌憚ないアイテム使用感をご紹介していく連載記事です
リズム「Silky Wind Mobile 4+日傘クリップ」

暑い夏の外出で消耗する最大の要因は、日光の「直射」と汗を乾かさない「無風」状態だと思う。

日傘で直射日光を遮り、さらに風を自分に当てることができればささやかでも快適な空間を作ることができるだろう。そんな発想をほぼそのまま形にしたのが、リズムの「Silky Wind Mobile 4(シルキーウインドモバイル4)」と専用の「日傘クリップ」だ。

遥けき昭和。筆者が子供だった時代。自宅から小学校までの2kmほどを30分以上かけて通学していた。

道のりは長く、黙々と歩かなければならない。集団登校の際は無になるか、ひたすら想像の翼をはためかせることで退屈に耐えていた。

長い通学路、夏は当たり前に暑かった。幼い筆者は歩きながら「今ここに屋根があればいいのに」などと日々妄想していたが、小1のある日「持ち歩ける屋根」こそが傘なのだ! と発見した。

しかし傘は素通し、横殴りの雨の際には無力。ならば「傘に壁があればいいのに」「そしたら家になるし」「いっそ家で座ったまま移動できたらいいのに」……ある日そんな夢想の解決策こそがクルマなのだ! と気づいた。衝撃だった。「大人はいいなあ」と思った。

果たしてあれから45年経過し、筆者はクルマ無し生活を送る。

かの日発見した「持ち歩ける屋根」こと日傘は、毎年春先から愛用している。直射日光を避けるだけで、体力消耗は大きく軽減されるから。

そこにもう一つ、「風」を足すモバイルファンが加わるのが令和である。

ここ数年愛用しているリズムの「Silky Wind Mobile(シルキーウインドモバイル)」ファン。近年すっかり定着した携帯扇風機だが、日傘と組み合わせる発想というのはなかなか秀逸だ。

専用の「日傘クリップ」を使えば、傘のシャフトにファンをピシッと固定できる。取り付けは簡単で、クリップでシャフトを挟み、ただモバイルファンを装着するだけだ。

位置どりも好きにできるから、顔近くで大風量を受けるもよし、頭上からそよそよさせるもよし。

ここ数年愛用しているリズムの「Silky Wind Mobile(シルキーウインドモバイル)」ファン
オプションパーツで使い方が広がる
今回は日傘用のパーツを用意
直径5~14mmの日傘シャフトに対応する

劇的に涼しくなるというよりは、体力の消耗を確実に遅らせるタイプの効かせ方。猛暑の真夏、クルマに乗ってエアコンを効かせれば一瞬で快適になる。あれに比べれば「日傘とファン」、やや頼りなく見えるかもしれない。

ただ実際に使ってみると、顔付近に風を当てるだけで体感は明確に変わる。信号待ちなどで立ち止まった瞬間、汗が噴き出す際にも風があるだけで不快感は大きく和らぐのだ。

幼き昭和の筆者が、こんなガジェットを目の当たりにしたらなんと思っただろう。21世紀を感じて感動しただろうか。「大人なんだからクルマ乗っちゃえばいいのに!」なんて言い放つだろうか。

しかしそれでも好むと好まざるに関わらず、真夏の屋外を「歩く」場面は避けきれない。その道のりを少しでも楽にする手段として、この組み合わせは確かな意味を持つ。

藤原 千秋

主に住宅、家事、育児など住まい周りの記事を専門に執筆するライターとして20年以上活動。リアルな暮らしに根ざした、地に足のついたスタンスで活動。現在は商品開発アドバイザリー等にも携わる。大手住宅メーカー営業職出身、10~20代の三女の母。『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)、『ズボラ主婦・フニワラさんの家事力アップでゆるゆるハッピー‼』(オレンジページ)など著監修書、マスコミ出演多数。