家電ミニレビュー
防災スピーカーが便利 ラジオや充電器になって“もしもの備え”に
2026年4月14日 09:04
今回ご紹介するのはリズムの手回し充電ワイヤレススピーカー「CRANKSPEAKER(クランクスピーカー)」です。いわゆる防災グッズのカテゴリに入る製品ですが、防災グッズとしてしまい込んでおくのはもったいない! 毎日使いたくなる一台でした。
この一台で、スピーカー、モバイルバッテリー、ランタン、懐中電灯、ラジオ、時計、手回し充電にまで対応するというとにかく多機能な製品。本体サイズは72×78×195mm(幅×奥行き×高さ)と細長い形状で、重さは約450g。片手でも無理なく持てるサイズ感です。防水・防塵性能もIP44相当で、ちょっとした水はねや屋外使用も可能。キャンプやアウトドアでも活躍します。
普段から使える機能やデザイン
見た目もいかにも“防災グッズ”という感じではなく、インテリアになじむシンプルなデザイン。リビングに置いていても違和感がなく、「普段から使う」前提で作られているのが伝わってきます。
実際に日常使いとして便利だと感じたのが、Bluetoothスピーカー機能です。スマートフォンと接続して音楽を流すと、想像以上にしっかりとした音が出ます。45mmドライバーとパッシブラジエーターを搭載しているため、小型ながらも低音に厚みがあり、キッチンで料理をしながら聞くには十分すぎる音質です。
外で作業をするときやバーベキューのときに音楽を流すツールとしてもぴったり。音量も充分出るので、ちょっとした集まりやパーティーのBGM用スピーカーとしても使えます。
災害時に備えた機能も充実
本体はワイドFMにも対応。災害時の備えとしてあると嬉しい機能です。実際に試してみると、操作も直感的で難しい設定もなく、すぐに使えました。角度や長さを調整できるロッドアンテナがついているのも、災害時のツールとしては安心感があります。
もうひとつ、災害時に役立ちそうな機能が手回し充電(クランク機能)です。普段はUSB Type-Cで充電しておけますが、もし停電などで電気が使えなくなった場合でも、自分でハンドルを回すことで電力を生み出せます。1分間回すだけでラジオが約5分使えたり、スマートフォンの通話時間を数分延ばせるというのは、いざという時にとても心強い機能です。
とはいえ、実際試してみるとかなり大変でした。5分ほど必死に回しても充電表示が1%も増えなかった時には脱力……上手に回すには少しコツが必要そうです。
しかし最初は充電0%だったのが、しばらく回すとライトがついたり、ラジオが聞けるようになったので、間違いなく充電はされていました。補助的な手段ではありますが、万が一、電気が使えなくなった時の「備え」として安心感があります。
本体の内蔵バッテリーは4,000mAhと、スマートフォンを1回分まるごと充電できるほどではないものの、緊急時の“つなぎ”としては十分。USB Type-Aポートから給電できるので、「とりあえず連絡だけ取りたい」という場面ではしっかり役立ってくれそうです。
また、時計とバッテリーの残量表示も嬉しい機能でした。有事の際に、さっと時間を確認できるのは安心だし、バッテリーは1%単位で表示されるのが安心感につながります。
照明機能も想像以上に使い勝手が良く、懐中電灯として使えるスポットライトと、周囲をやさしく照らすライトの2種類が搭載されています。明るさも段階的に調整でき、夜中に子供が起きたときや、停電時の室内照明としても活躍しそう。
実際に使っていて感じたのは、「防災用だから仕方ない」という妥協がほとんどないことです。スピーカー、ラジオ、ライト、モバイルバッテリーといった機能がすべて一台にまとまっているのに、それぞれがちゃんと“普段使いできるレベル”に仕上がっています。
例えば、これまで防災ラジオは引き出しの奥にしまいっぱなしでした。でもこのクランクスピーカーは、普段から音楽を聞いたり、ライトとして使ったりしているので、いざというときにも「どこにあるかわからない」「使い方がわからない」といった心配がありません。この“日常と非常時の距離の近さ”は、とても大きな価値だと感じました。
普段から使える防災アイテムを探している方や、備えを見直したいと思っているご家庭には、とても取り入れやすい一台だと思います。












