年末特別企画

目がショボショボになりがちおじさんのアイメンテナンス【私の2024】

VRゴーグルのような見た目。「アイパワー、きてます!」(古い)

このところ、午後になると目がショボショボするようになってきました。視力だけでなく集中力も下がってきて仕事になりませんし、顔の見た目もしょぼくれたオッサンになってるみたいです。

まぁ見た目はともかく、視力は仕事の生命線なので、今年から積極的に対処することにしました。

ひとつは、体の内側からの化学的な対策。ブルーベリーのサプリを毎日飲むようにしました。サプリなんてプラシーボ、テレビ通販を見ては情弱相手の商売でしょとバカにしていたんですが、目のショボショボに割と効きます。効いている成分がアントシアニンなのかルテインなのかクロセチンなのか知るよしもありませんが、おめめショボショボ状態をかなりの確率で回避。少なくとも数時間は後に引き延ばせています。

割と欠かせなくなってきている目のサプリ「速攻ブルーベリー」

もうひとつ、体の外側からの物理的対策として導入したのが、ドクターエアの「3Dアイマジック」。エアー(加圧)とヒーター(温熱)、バイブレーション(振動)で目の周囲を刺激してケアするアイテムです。

3Dアイマジックの見た目は、VRゴーグルのようにちょっとゴツめですが、顔に当たる部分は高級ヘッドホンのような肌に心地よい素材です。ベルトの長さを調節して頭部に装着。電源ボタンを長押しすると、「エアー+ヒーター+バイブレーション」の動作が開始します。以降、電源ボタンを押すごとに、「エアー+ヒーター」→「エアー+バイブレーション」→「エアー」→「ヒーター」とモードが切り替わります。

ドクターエア「3Dアイマジック REM-04」

これにリラックスをうながすサウンド再生機能が加わります。サウンドは全5種類で、オン/オフが選択できるほか、Bluetoothでスマホの音楽も流せます。

本体の右上に5つのボタン(電源/モード選択、ミュート、音量調節+、音量調節−、サウンド切り替え/Bluetooth)が並ぶ

1セットは約15分。エアーは「ムーン」と空気がエアバッグに入って加圧、「プスッ」や「プシュー」とリズミカルに空気が抜けて減圧を繰り返し、目のまわりの繊細な筋肉がもみほぐされていきます。バイブレーションは、スマホでおなじみの「ブーン」という振動です(個人的にはちょっとうるさく感じて切ることが多い)。

温熱は40℃前後で、眼球まわりがほんわか温かくなります。血流が良くなったときに感じる温かさです(実際に血流も良くなっていると思われます)。使っていると、普段知らず知らずのうちに頭部や目の周辺に力が入ってたんだなと気づかされます。

周囲を確認できる窓(アイホール)があり、使用しながらスマホの通知なども確認できる
メガネやコンタクトを外してもピントが合いやすくなる「マルチピンホール」を備える

使用後は目がスッキリし、視力の回復も感じられます。以前は目のショボショボから、昼寝に入ることも多かったですが、15分の使用で1時間の昼寝以上の回復が得られています。

充電端子はUSB Type−C。充電中はインジケーターが表示される。充電時間は2時間。電池持続時間は最長3時間

あらゆるマッサージの類がそうであるように、疲れているときほど効果は大きく感じられます。下の写真は、ヘロヘロになって仕事から帰ってきた状態から、1セットした結果。目のショボショボが消えたのはもちろん、目もぱっちりしています。見た目も変化するのであれば、例えばオンライン会議の前に使用することで、「こいつ、眠そうに話を聞いてるな」などと思われることもなくなりそうです。

いつものようにくたびれ果てた夕暮れのビフォーアフター。目が大きくなっている

人体のパーツは機械のように簡単に交換できないので、こうした家電も使いながらメンテナンスしていくしかないですね。2025年はどんな年になるのでしょうか。目のショボショボに負けず刮目していきます!

小口 覺

ライター・コラムニスト。SNSなどで自慢される家電製品を「ドヤ家電」と命名し、日経MJ発表の「2016年上期ヒット商品番付」前頭に選定された。現在は「意識低い系マーケティング」を提唱。新著「ちょいバカ戦略 −意識低い系マーケティングのすすめ−」(新潮新書)<Amazon.co.jp>