家電製品ミニレビュー

グランピングの雰囲気を盛り上げてくれた「BALMUDA The Lantern」

 独自の機能やデザインで、さまざまなヒット商品を生み出してきたバルミューダ。扇風機からトースターまで製品ジャンルは多岐に渡るが、最新作として本日10月17日に発売されたのがUSB充電式のLEDランタン「BALMUDA The Lantern」だ。発売に先駆け、山中湖でグランピングをした際に使ってみたので紹介しよう。

USB充電式のランタン「BALMUDA The Lantern」
メーカー名バルミューダ
製品名BALMUDA The Lantern
実売価格15,180円

 シンプルな照明器具なので、同梱品も充電用のACアダプターとUSBケーブルのみ。操作部もダイヤルのみで、ダイヤルを回すだけで電源のON/OFFと調光ができる。防滴・防塵性能はIP54相当だ。

 調光は、暖色~温白色の光色変化を伴って無段階で行なえ、全光束は約195lm。LEDを上部に備え、上から下へ光を照射する構造を採用。食卓やテーブルに置いてもまぶしさを感じない。

充電用のACアダプターとUSBケーブルが付属する
ダイヤルを回して電源のON/OFFと調光を行なう
調光は、暖色~温白色の光色変化を伴って無段階で行なえる。上から下へ光を照射する構造。全光束は約195lm

ウッドデッキに映える! 十分な明るさで手元もはっきり

 本体カラーはブラックとホワイトの2色あり、今回はブラックを使用。さっそくウッドデッキに持っていってみると、相性はかなり良い感じ。シンプルながらもデザイン性が高く、一緒にいた家族からも「映えるわ~~~」と好評だった。

 日が暮れてバーベキューの開始とともに、ランタンの電源もONに。暖色~温白色に切り替えてみたが、肉を焼いたり食事をしているときは、最も明るい温白色がちょうど良かった。デッキには複数照明があるのだが、中央に置いたテーブルはどうしても暗くなってしまう。

 しかしランタンを1つテーブルに置き、温白色にすれば周囲がはっきり明るくなる。手元の料理やグラスなども見えやすく、明かりがあるのとないのとでは快適性がかなり違った。

 なおバッテリーはニッケル水素充電池で、容量は2,000mAh。連続使用時間は3~50時間。充電時間は約6時間。

ウッドデッキとの相性も抜群
日が暮れるのを待ち、バーベキューで使ってみた
暖色(左)と温白色(右)。温白色は周囲をはっきり照らしてくれる

 ある程度食事を終えて、ゆっくり過ごすときは暖色が良い感じ。ギリギリまで明るさを絞った暖色はキャンドルのようにゆらめき、見ているだけで楽しい。普段は超インドアで、バーベキューは極力避けたいイベントなのだが、こういうグランピングなら私でも楽しめる……! と思えた。

 卓上の明かりはなければないで過ごせてしまうが、おしゃれなランタンを1つ置くだけで雰囲気が変わる。もちろん、どんなランタンでもおしゃれな雰囲気を演出できる訳ではなく、デザインにもこだわっているBALMUDAだからこそだろう。

ギリギリまで明るさを絞るとキャンドルのようなゆらめく光になる。食後ゆっくり過ごすときに良かった

食卓や寝室に持ち運んで日常使いも

 正直なところ、アウトドア用のランタンとしては値段が高い。だが、BALMUDA The Lanternは、アウトドアだけでなく室内のさまざまなシーンでの使用も想定しているという。

 確かに、コードレスでこのデザインなら食卓のライトとしても良さそう。我が家はダイニングテーブルの近くに電源がなく、延長コードを使って食卓用のライトを点灯させているのだが、テーブルからコードがダラリと伸びているのがいつも気になっていた。コードレスのランタンなら電源を気にせず使えるし、就寝時には寝室に持ち運ぶのも良いだろう。

 さまざまなシーンで使えるインテリア照明と考えたらコスパは高い。日常から週末のイベントまで、あらゆる場所で活躍が期待できるアイテムだ。

アウトドアはもちろん、室内でもさまざまなところで使えそう
パッケージ。ギフトにも良さそう

西村 夢音

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