家電製品ミニレビュー
無印良品らしいデザインがマル! 軽い力でスイスイ掃除できるスティッククリーナー
2018年2月22日 07:00
今回紹介するのは、無印の「コードレススティッククリーナー」。白で統一されたシンプルなデザインで、スリムなシルエットが目を引く掃除機だ。
メーカー名 | 無印良品 |
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製品名 | コードレススティッククリーナー |
型番 | MJ-SC1 |
価格(編集部調べ) | 29,900円 |
見た目はシンプルだが、モーターはブラシレスDCモーターを採用し、しっかりと掃除できる。製品ページによると吸込仕事率は28Wで、こまめな掃除に十分な吸引力があるという。
本体は自立しないが、ハンドル先に紐を備え、フックに吊るして収納できる。専用スタンドも別売りで用意するため、すっきり立て掛けられる。リビングに置いても違和感のないデザインで、使いたいときにサッと手に取れるのも嬉しいポイントだ。
さっそく使ってみよう。運転モードは「標準/ターボ」の2種類で、フローリングでは標準、毛足の長いラグではターボモードにして使用した。充電時間は約4時間で、連続運転時間は標準モードが約30分、ターボモードが約18分。
まず標準モードで運転すると、想像以上のパワーを感じられた。ヘッド周囲に散っていた髪の毛もグンと吸い込んで、気持ちよく掃除できる。ターボモードでラグの上を動かしても、ヘッドは張り付かずにスムーズと動かせた。
先が曲がったハンドルが使いやすい! 軽い力でスイスイお掃除
使っていて意外に良かったのは、ハンドル先が曲がっていること。最初はなんで曲がっているんだろう、握りづらそう……と思ったのだがこれが大正解。先が曲がったハンドルはギュッと握らなくても動かしやすく、スイスイ掃除できるのだ。指4本でハンドルを下から支えるようにしているだけで安定感があり、力を入れる必要がない。
なぜ軽い力で掃除できるかというと、本体の重心バランスが低めに設計されているからだ。手元に負担が掛からないため、前後にもストロークしやすい。本体が軽いだけで手に取る頻度もあがり、ちょこちょこと掃除する習慣ができた。なお、延長管や床用ヘッドも含めた重量も、約1.4kgと軽量にできている。
もうひとつ、ハンドル先が曲がっていることで良かったのは、テーブルや棚に引っ掛けられること。掃除中、家具や椅子などを動かしたいときに、自立しないスティック掃除機はいちいち床に置いたり、ソファに掛けたりと面倒だったが、MJ-SC1ではその手間がない。
テーブルに“ちょい掛け”しても、本体が落下することはなく安心して置ける。少しの差だが、この手間がないだけでかなり気楽に掃除ができた。
ダストカップのゴミに驚愕! 細かい汚れまでしっかり取れる!
なお、吸い込み口の幅はせまいため、大きなゴミはあまり向いていない。猫がこぼしたペットフードを吸おうとしたところ、大粒なものは弾いてしまった。どちらかというと、髪の毛やホコリなど、細かなゴミを掻き込むのに向いている。
その細かなゴミは、かなりしっかり取れる印象。13畳のLDKを掃除し終えたところでダストカップのゴミ捨てをしてみたら、想像以上に細かいゴミが取れていて驚いた。掃除しているときは気づかなかった猫の毛やホコリ、粉塵のようなものまでびっしり付いている。
小さなホコリや塵は舞いやすいので注意しながら捨てたが、面倒だったのはフィルターが3層になっていて全て外す必要があること。ダストカップからフィルターセットを外すと、メッシュフィルター/布フィルター/スポンジフィルターの3層構造になっており、これらに付いたゴミはきちんと除去する。1つずつ外す度にホコリが舞うので、マスクなどをした方が良さそうだ。なお、ダストカップとフィルターセットはいずれも水洗いできるため、汚れがひどくなったら洗ってしまおう。
ゴミ捨ては少々面倒だったが、スティック式の掃除機では必要な手入れなので仕方ない。それ以外の部分はかなり満足で、軽い力で掃除できるのは特にお気に入り。掃除をしているうちに疲れるということもない。
汚れが気になったときにサッと手にとれるので、毎日ちょこちょこ掃除するのに向いている。日常使いの2台目や、手軽に掃除したい人にオススメだ。