家電製品ミニレビュー
末端冷え性の悩みを解決してくれる「くつ乾燥機」
2017年12月1日 07:00
一気に寒さが厳しくなってきた。全国規模では雨や雪が降る日も多いようだ。そんな冬場にありがたさを感じるのが、くつ乾燥機だ。
筆者は足先が冷えやすく、冷えるとすぐに体調を崩す。体調維持のために、一昨年にはシューズドライヤーを、昨年からはオンパックス「上から貼るつま先用」を外出時に愛用するようにしている。
それらを使ってきて、つま先の体調管理が重要だと改めて感じ、今年はさらに、アイリスオーヤマの「脱臭くつ乾燥機 カラリエ KSD-C1-W」を使ってみることにした。
メーカー名 | アイリスオーヤマ |
---|---|
製品名 | 脱臭くつ乾燥機カラリエ「KSD-C1-W」 |
価格(編集部調べ) | 4,059円 |
くつ乾燥機はオフィスでこそ活躍する!
通常は玄関先で使うことが想定されているが、筆者が使うのはオフィス。革靴をあまり履かない筆者は、一晩でどうしても乾かさないといけない靴はない。それよりも、雨や雪の日に靴を濡らして出勤し、濡れた靴を履いたまま仕事をする場面が多い。そのため、頻繁に使いたいのはオフィスだ。
基本的な使い方は、電源コードをACコンセントに挿し、靴をセットしてスタートボタン「切/入」を押すだけ。革靴やブーツなど重い靴なら、蛇腹のノズルを引き出せば使いやすい。また、ノズル先端が二股に分かれているため、1本のノズルで両足を乾燥させることも可能だ。
「標準/革靴/低騒音」の3モードを備えているが、「標準/革靴」は音がうるさく、オフィスで使う際は「低騒音」モードの一択となるだろう。
「低騒音」であれば、最初こそ音が気になるが、数分後にはオフィス内の環境音にまぎれていく。とはいえ、これは使っている人だけが気にならないだけかもしれない。使用の際は念のため近くの同僚に、気にならないか確認した方が良いだろう。
他には30/60/120/180分のタイマー設定が可能。雨などで濡れた靴であれば、60分で様子を見て、乾いていなければ、さらに30分または60分で追加乾燥している。だが筆者は、靴の乾燥のためというよりも靴の“温め”のために使うことが多いので、30分タイマーで使っている。
オゾンを放出して、除菌脱臭に効果があるとする「オゾン脱臭」機能を搭載。同機能については、まだ悪臭を放つような靴では実験していない。だが、消費電力が大幅に変わるわけでもないので、常にON。
同機を使い終わった時の注意点がある。しばらく使った後に、「切」ボタンを押すと、冷却のためのファンが回り始める。その時間は約30秒前後。これが結構うるさい。周囲に「ごめんなさい」という顔をする、心構えをしておきたい。
どろんこで帰ってくる子どものいない世帯では、くつ乾燥機なんて必要ない、と考えているかもしれない。だが、前述したように、筆者は寒い日に、つま先を温めるために使うことが多い。寝る前にふとん乾燥機で温めておくと、ふとんに入った時に気持ち良いのと同じだ。
寒い日に、くつ乾燥機で温めた後に靴を履くと、すこぶる気持ち良く、一度使うとやめられない。
また、冷えやすいデスクの下を温めるのにも役立っている。室内は温かいのに、デスクの下だけが冷える、ということはよくあること。特に女性は膝掛けを使う人をよく見かける。だが、くつ乾燥機はデスクヒーターの代用としても活躍してくれるのだ。
仕事場の大きな悩みを解決してくれるアイテムとしては、価格もお手頃。導入を検討してみてはいかがだろう。