家電レビュー

炊飯と同時にカレー作れるシロカの自動調理鍋、料理をもっとラクに

シロカ「自動調理鍋 おうちシェフクッカー 5L SP-MC5D171」

食事を手作りしたいけれど、調理に時間と手間をかけたくない、簡単に作れておいしい料理を食べたい……。そんな理想を叶えてくれる秀逸な調理家電が、シロカの自動調理鍋「おうちシェフクッカー 5L SP-MC5D171」です。

2品同時調理、オートメニュー、圧力調理など、多彩な機能を搭載。毎日の食事作りを強力にサポートしてくれる“おたすけ家電”です。

今回、実機を借りて、気になる調理機能を試すことができました。その際のリアルな使用感や、気になるポイントを詳しくレビューします。

同時調理容器が付属!2品同時に作れて便利

シロカの自動調理鍋「おうちシェフクッカー 5L」は、圧力調理、無水調理、低温調理、蒸し調理、炒め、炊飯など、1台で12通りの使い方ができるキッチン家電です。温めなおしや保温機能も搭載しており、できあがった料理を温かいまま食べられるのもうれしいポイント。

たっぷり4~6人分を作れる5Lの大容量で、家族みんなのおかずをまとめて作り置きしたいシーンや、食べ盛りの子供がいる家庭などでも重宝しそうです。直販価格は39,820円。

本機の最大の特徴は、2品同時調理に対応している点。同時調理容器が付属しており、内なべの上にセットすることで、別メニューを同時に調理できるというものです。

本機の付属品

以前から2品同時調理に興味があった筆者は、まず白米とカレーの同時調理に挑戦しました。付属のレシピブックを参考に、内なべ(下段)にカレーの材料(カレールウ以外)と水を入れ、同時調理容器に洗った米と分量の水を入れて上段にセット。このとき、内なべには中央に1cmほどの穴をあけたアルミ箔をかぶせます。

内なべにカレーの材料(カレールウ以外)と水を入れる
中央に1cmほどの穴をあけたアルミ箔をかぶせる
同時調理容器に洗った米と分量の水を入れて上段にセットする

内なべ、同時調理容器を本体にセットしたらふたを閉め、操作パネルのカテゴリー選択ボタン・ダイヤルを使って、マニュアルモードの「圧力調理」メニューを選択。圧力調理では、圧力値、加圧時間、時短モードのオン・オフ、予約のオン・オフなどを設定できます。

操作パネルでマニュアルモードの「圧力調理」メニューを選択

白米とカレーを同時調理する場合は、圧力値50、加圧時間10分、時短モードオンに設定して、スタートボタンを押します。ボタンを押したら、でき上がるまでほったらかしでOK。でき上がりまでの時間や調理工程は、操作パネル部の液晶画面に常に表示されており、時間管理がしやすいです。

圧力値50、加圧時間10分、時短モードオンに設定
でき上がりまでの時間や調理工程は、操作パネル部の液晶画面に常に表示される

また、直感的に操作できる、シンプルなダイヤルとボタンの配置・表示も良いと思いました。普段から電子レンジを使っていれば、感覚で操作できるほど簡単です。

さらに、本機には音声ガイドも搭載されており、操作状況、でき上がり5分前、調理完了などをお知らせしてくれます。

直感的に操作できるシンプルなダイヤルとボタン、音声ガイドも搭載

特に助かると思ったのは、スタートボタンを押した後、調理開始前にふたに装備されている「圧力切替弁」の位置を知らせてくれるところです。調理方法により、圧力切替弁を“密閉”あるいは“排気”の位置に動かさなければなりませんが、意外と忘れてしまいがち。調理開始前に、音声ガイドと液晶画面で圧力切替弁の位置をわかりやすく示してくれるので、うっかりミスを防げて助かると思いました。

ふたに装備されている「圧力切替弁」
音声ガイド・液晶画面で圧力切替弁の位置をわかりやすく示してくれる

スタートボタンを押してから20分弱で、炊飯とカレー調理が終了。ここでいったん、白米が入った上段の同時調理容器とアルミ箔を取り出し、あらかじめ細かく刻んでおいたカレールウを内なべに投入して混ぜ合わせます。筆者は一般的な固形のカレールウの代わりに、フレークタイプを使用しました。フレーク状のルウは溶けやすく、混ぜやすいのに加えて、刻む手間も省けるのでおすすめです。

同時調理容器とアルミ箔を取り出し、カレールウを内なべに投入して混ぜ合わせる

ルウが混ざったらふたを閉め、マニュアルモードの「温めなおし」モードを選択してスタートボタンを押します。調理中はやはりほったらかしで問題ありません。鍋調理と異なり、火加減の調節やかき混ぜる手間がかからないのも助かると思いました。

「温めなおし」モードを選択してスタートボタンを押す

「温めなおし」は、90℃で10分間、汁気のある調理物を加熱できる機能。少し温め直したいときにちょうどいい温度と時間に設定されています。加熱が終了した後は、自動で保温に切り替わります。なお、ほかの調理方法でも調理終了後は自動で保温に切り替わり、最大12時間の保温が可能です。

でき上がった白米とカレーの味はというと、ご飯はふっくらつやつやに炊けて、想像以上においしくてびっくりしました。カレーは、圧力調理によって短時間でも食材にしっかり火が通っており、じゃがいもはホクホク、にんじんと豚肉はやわらかく煮えていて、白米と一緒においしく食べられました。

ご飯はふっくらつやつやに炊けた
カレーは食材にしっかり火が通っていた

調理前は、食材のニオイがご飯に移ってしまうのではないかと懸念していたのですが、気になるニオイ移りはなく、仕上がりに満足できるカレーライスを楽しめました。

ご飯に気になるニオイ移りはなかった

カレーだけでなく、牛丼の具、肉じゃがなど、好みの組み合わせで同時調理が可能。主食のご飯とおかずを1度にほったらかしで調理できるのは、かなり便利だと思いました。

ちなみに、本機には1~2人向けの2.4Lサイズ(SP-MC2D151)もありますが、同時調理に対応しているのは5Lタイプのみです。

つやつや&もちもちご飯が炊ける!22分のスピード炊飯機能

先に述べたように、本機には炊飯機能が搭載されており、炊飯器と同様に使うことも可能です。2品同時調理する場合は同時調理容器に入れますが、ご飯を炊くだけの場合は、内なべを使用し、オートメニューの「白米」を選択して調理します。

オートメニューの「白米」を選択

白米メニューは、3~5合の炊飯に対応しています。米を洗ってザルに上げ、3分ほど水切りしてから内なべに入れ、米の分量に適した水を加えて本体にセット。白米メニューを選んでスタートボタンを押すと炊飯が始まります。白米メニューは予約調理にも対応しており、炊き上がり時間の設定も可能です。

白米メニューは、3~5合の炊飯に対応

白米メニューはデフォルトで時短モードがオンになっており、3合のご飯がわずか22分で炊けます。気になるご飯の仕上がりは、つやつや、もちもち、ふっくら。調理前に米に吸水させることもなく、炊飯後の蒸らし時間もなく、炊き上がってすぐにおいしいご飯を食べられることに驚きました。本機の圧力調理のすごさを実感し、炊飯器としてもかなり優秀だと感心しました。

3合のご飯がわずか22分で炊ける
つやつや、もちもち、ふっくらご飯に仕上がる

圧力調理をすると、加熱後に内部の圧力を下げる、減圧の工程が必要です。一般的な圧力鍋では、火を止めた後に自然に圧力表示ピンが下がるのを待ちますが、本機では時短モードをオンにすることにより自動で急速に減圧され、トータルの調理時間が短縮される仕組み。忙しい日でも、さっとご飯を炊いて食べられるのは、とても助かると思いました。

圧力表示ピン
時短モードをオンにすることにより自動で急速に減圧される

圧力調理は、時間と手間のかかる煮込み料理もスピーディーかつおいしく仕上がります。
玉ねぎをまるまる1個使うインパクトのあるスープも、オートメニューで簡単に調理が可能。通常なら鍋でじっくり煮込む必要があるメニューですが、本機を使うと、材料を内なべに入れてスタートボタンを押せば、ほったらかしでもおいしくでき上がるのはうれしい限り。

煮込み料理もスピーディーかつおいしく仕上がる

便利さを誇る一方で、実際に使ってみていくつか気になった点もあります。

5Lの大容量、調理中の高圧力を支える頑丈な設計ゆえに、ふたがずっしりと重いです。加えて、調理にあたってはふたをしっかり回してロックし、調理終了後はふたを回してロックを解除してから開ける構造のため、開閉の手間がやや負担に感じることがあります。重量もあるため、ふたを開閉する際は、しっかり両手を使うのがポイントです。

ふたはずっしりと重い
ふたの開閉時はロック・解除が必要

加えて、本機は大容量であるがゆえサイズが大きく、ゆとりのある設置スペースの確保も必要に感じました。重量も5.5kgと重いので、定位置に設置して使うと良いと思いました。

ゆとりのある設置スペースの確保も必要

オートメニューも充実!蒸し調理で和風朝食プレートが完成

本機には、先ほど紹介した白米や玉ねぎ丸ごとスープを含む、88種類のオートメニューが搭載されています。肉、魚、野菜、豆、パスタ、スイーツなど、幅広いカテゴリーのメニューが用意されており、付属のレシピブックを参考に、手軽においしい料理を作れるのが魅力です。自動調理なので、でき上がるまでほとんど手間がかからないのもうれしいポイント。

88種類のオートメニュー
付属のレシピブック

オートメニューは、レシピによって調理方法が異なります。

たとえば「サラダチキン」メニューは、低温調理されています。パサつきがちな鶏むね肉も、低温でじっくり調理すれば、しっとりジューシーな仕上がりに。おつまみや食卓の一品としてそのまま食べてもおいしいですが、その名の通り、サラダの具材にもうってつけです。

「サラダチキン」メニューは低温調理
サラダの具材にもうってつけ

なお、低温調理の場合、付属の蒸し台と低温調理アタッチメントを組み合わせて内なべにセットし、食材が内なべの底に直接ふれないようにします。

付属の蒸し台と低温調理アタッチメントを組み合わせて内なべにセット
食材が内なべの底に直接ふれないようにする

主菜、副菜合わせて3品を同時に作れる「和風朝食プレート」メニューは蒸し調理です。内なべに水を入れて蒸し台を置き、塩鮭の切り身、豆腐、めんつゆをかけた小松菜ときのこをのせてスタートボタンを押せば、15分ほどで完成します。ちなみに、塩鮭の切り身と小松菜・きのこは、調理時はクッキングシートでしっかり包むのがポイント。

「和風朝食プレート」メニューは蒸し調理
内なべに水を入れて蒸し台を置く
塩鮭の切り身、豆腐、小松菜ときのこをのせる

でき上がったら、ご飯と一緒にひとつの皿に盛りつけて、和風朝食プレートの完成です。

鮭は焼いた時と異なり、香ばしさはないものの、ふっくらしっとり仕上がっていて、おいしく食べられました。蒸すことで“温やっこ”となった豆腐は、冷やっことはまた違ったおいしさでした。

塩鮭の切り身と小松菜・きのこは、調理時はクッキングシートでしっかり包む
ご飯と一緒にひとつの皿に盛りつけて完成

このように、レシピによって適した調理方法が採用されているのも秀逸だと思いました。

2品同時調理でも少しふれましたが、本機にはオートメニューのほかマニュアルモードも搭載しており、温度、加熱時間、圧力値・加圧時間(圧力調理時)などを好みの数値で設定できます。料理にこだわりたい人や、オリジナルレシピを楽しみたい人が使って満足できるのも本機の魅力です。

本体以外は水洗い可能!パーツが分解できるのでお手入れしやすい

多機能な家電はメンテナンスがしづらそうなイメージがありますが、本機は比較的お手入れが簡単です。

本機は、ふた(内ふた、パッキンを含む)、内なべ、付属品、つゆ受け(背面に配置されている)など、本体以外のすべてを水洗いすることが可能。ふたはパーツを取り外して細かく分解できるので、隅々までしっかり洗えます。衛生的に使いたい調理家電において、この洗いやすさは大きなメリット。機能の高さだけでなく、メンテナンス性に配慮されている点も良いと思いました。

ふたはパーツを細かく分解できる
内ふた、パッキン
つゆ受け(背面に配置されている)

シロカ「おうちシェフクッカー 5L」は、大容量であるがゆえに本体の大きさやふたの重さがやや気になるものの、2品同時調理に対応、圧力調理による時短調理とおいしさの両立など、食事作りの理想を叶えてくれる機能的な一台。大家族の食事作りにはもちろん、一度にたくさん調理して、作り置きしたいときにも便利だと思いました。

毎日の食事作りをもっとラクにしたい、家族が喜ぶおいしいメニューを手間なく作りたいと考えている人にもおすすめの調理家電です。

シロカ「おうちシェフクッカー 5L」は食事作りの理想を叶えてくれる機能的な一台
野本 美樹