家電レビュー

目指せ金運アップ! コードレスのハンディ洗浄機で玄関をキレイにする

電源や水道がない場所でも使えるアイリスオーヤマのハンディ洗浄機で玄関をキレイにします

「良い運気も悪い運気も、全ては玄関から入ってくる」……最近読んだ風水の本に書いてありました。そう、開運のためにはまず「玄関を清潔にせよ」というのが風水界の基本だそうですが、あなたは信じますか? ちなみに筆者はまあまあ信じます。

……信じるのですが、「風水を信じること」と「実際に掃除をすること」がイコールにならないのが、筆者のようなズボラ人間の特徴なのです。しかし、今回こそは一念発起しました!

というのも、我が家の玄関は西向きなのですが、この玄関の方位、金運を下げるらしいことがわかったからです……。ちなみにもう5年も住んでます……。運気の低下を免れるためには、こまめに掃除をして、常にキレイにしておくことが大事なのだそう。うん、金運のためなら頑張れると思う。お金、欲しい。

そんなわけで、前置きが少々長くなりましたが今回は、ちょうど「玄関くらいの掃除にぴったりなアイテム」があったので試してみました。水道や電源と接続せずコードレスで使えるハンディ洗浄機、その名もアイリスオーヤマの「充電式ハンディウォッシャー JHW-101」(以下、JHW-101)です。これで玄関をキレイにして、我が家の金運をアップしてやります!

USB充電で手軽! 基本スペックをチェック

まずは、製品の基本仕様をチェックしていきましょう。洗浄機本体のサイズは247×72×226mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約0.9kg。定格電圧はDC12V。本体はUSB Type-Cケーブルで充電できて、内蔵バッテリーは約2時間で満充電となり、最大約15分の連続使用が可能です。

製品には、5in1ノズル、フォームランス、バケツ使用時の接続ホース(約20cm)と、ペットボトル使用時のホース(約5m)、ホース固定用クリップ、USB充電ケーブル(約1m)が付属します
USB充電タイプなのが手軽

使い方としては、5in1ノズルと給水ホースを本体に取り付け、水を溜めたバケツを用意し、ホースを使ってJHW-101に給水できるよう準備します。あとは本体のトリガーを引けば、引いている間だけノズル先端から水が吐出される仕組み。最大吐出圧力は1.4MPaで、最大吐出水量は毎分2.5L。なお、本体にペットボトルを装着することで、簡易的に給水しながら使うことも可能です。

ポイントとなるのは、水を噴き出す5in1ノズルの使用。先端がダイヤル式になっていて、これを回すことで水圧の強さや噴射角度が異なる5つの吐出パターンを切り替えられます。

ノズルのダイヤルは、「0」「15」「25」「40」「0+」の5パターンに設定できます。「0」だと吐出する水が細くて水圧が高く、数字が大きくなるにつれて、水が広がってその分水圧が下がります。「0+」は、シャワーのような形状に水を吐出します
左上が「0」、右上が「15」、左下が「25」、右下が「40」(出典:アイリスオーヤマ)

玄関をキレイに! 予想以上に水圧があって驚き

それでは、早速使ってみましょう。我が家は都内にある賃貸マンションの一室で、玄関は2畳ほどの一般的な広さです。

掃除前の我が家の玄関。濡れないよう、あらかじめ玄関の靴はシューズボックスにしまいました。長らく掃除をサボっていたので、黒ずんだ汚れが目立ちます。お恥ずかしい……

……使ってみたら、予想以上に水圧が強くてびっくりでした。玄関に溜まりがちな細かい砂粒ゴミや埃が、ものの数秒で一気に流れていきます。ほうきで掃除するより早くて、気持ち良い!

ノズルのダイヤルが「0」だと水の吐出範囲が小さくて水圧が高く、ノズルの数字が大きくなるほど水の吐出範囲が広がって水圧が下がる仕組みになっています。我が家の玄関では、まず「0」に合わせて気になる部分の汚れを集中的に取り、続いて「15」に調整して水の吐出範囲を広げ、一気に流すという使い方がスムーズでした。

高圧洗浄機ではないため、そこまでの水圧を期待していなかったのが正直なところでしたが、本製品の1.4MPaという水圧は、玄関の細かい砂粒ゴミや黒ずみを掃除するという目的に対しては充分使えました。

ちょっと待って、思ったより水圧ある!

あと、バッテリー内蔵のハンディ型で、水道や電源の場所を気にせず、持ち運びが手軽なのも嬉しい。使っていて腕が疲れることもありませんでした。水を入れたバケツを用意するのは少々面倒ではありますが、拭き掃除をする感覚で捉えれば許容範囲でしょう。最大15分の連続使用時間も、玄関の掃除をするには十分です。

そして、魅力的なのが1万円ちょっとという価格。この使い勝手でこの価格なら、筆者的にはアリです。

ヘリなどの細かいところに溜まるゴミも一気に流せます。なお、壁面にこびりついた古い汚れはさすがに水圧だけでは取れませんでした
高圧ではないものの、汚れがスルスル落ちていきます

もちろん高圧洗浄機ではないので、今回は試していませんが車などを本製品でガッツリ洗おうとすると、期待外れになってしまうかもしれません。しかし、価格とのバランスも考えると、「玄関をキレイにする」という我が家の事情には、本製品くらいがちょうど良い存在です。

なお、玄関に水を吐出する際の注意点は、ドアの下枠に段差がある場合、水が内側に溜まりやすいこと。我が家でも、水を吐出して汚れを一気に吹き飛ばした後、玄関の内側に少し残った水をほうきでドアの外に掃き出しました。

こんな感じで、最後にほうきの出番がありました笑
しかし玄関が一気にキレイになって本当に気持ち良い……!

結局、ほうきもちょっとだけ使うんかいというのはあるのですが、それを差し引いたとしても、水の圧力で一気に玄関をキレイにできるのはかなりのメリット。ほうきで掃除しようとすると時間がかかってちゃんと取りきれない汚れを、素早く一気に流せるといった感じです。

排水口掃除にも使って金運アゲアゲ

ちなみに、風水的にキレイにしておくことで金運を上げる場所は、もちろん玄関だけではありません。中でも非常に掃除が面倒な場所が、洗面台やお風呂の排水口です。排水口をキレイにすると、水の流れがスムーズになることで邪気も洗い流されていき、金運アップにつながるのだとか。

もちろんお金が欲しいので、この排水口もJHW-101を使って掃除してみました。小さい場所なので、ノズルのダイヤルは水を細めに集中して吐出する「0」にセット。そして水を吐出すると、排水口に付いた水垢やぬめりがスルスル落ちていきます。これまた気持ち良い!

思ったより水圧があったので、排水口の水垢やぬめりも軽く取れて嬉しい

水垢のほか、排水口のグリルに絡まった髪の毛などを水圧で剥がすことによって、トータルで掃除がしやすくなるといった感じで、キレイに仕上がりました。とりあえず、我が家の邪気はかなり流れていったはずです。

ベランダも掃除してみた

そのほか、本製品の使い方として、多くの方が思いつくのはベランダ掃除ではないでしょうか。ちなみにベランダは建物に含まれないので、風水的にNGなことは基本ないらしいです。……が、ここまで来たらキレイにしたいので、JHW-101で掃除してみました。

こちらも最初はノズルを「0」にセットして、サッシやエアコンの室外機など、気になる部分の汚れを集中的に取り、続いて「25」〜「40」あたりにセットして洗い流します。

細かい砂粒ゴミなどが流れていきます

玄関と同じく、床の表面に溜まっている細かい砂粒ゴミなどがキレイに流れていって、ベランダ本来の色が戻ってきました。ベランダには水捌けの機構があるので、より使いやすいです。なお、砂粒ゴミが溜まりすぎて頑固な泥汚れになっているような場合に、それを剥がすほどの水圧ではありません。

個人的に、ベランダのドアのサッシの間に溜まった細かい汚れを落とせたのと、網戸もキレイにさっぱりできたのが満足でした。年末の大掃除でも使えそう。

ビフォー→アフター。サッシがキレイになって気持ち良い
ビフォー→アフター。掃除をサボりがちなエアコンの室外機もサッパリ

なお、我が家のベランダは一般的なファミリー向けマンションの平均サイズで、幅約2m・奥行き約1mの広さですが、壁面なども含めて全体をキレイにしようとすると、10リットルサイズのバケツに水を3回くらいは汲む必要がありました(もちろん、汚れの度合いにもよりますが)。なので、もっと広いベランダやデッキを掃除するなら、さすがに水道と直接つなげられる製品の方が向いているかも。

ちなみに冒頭でも記載しましたが、ペットボトルに水を入れて本体に取り付けることで、簡易的な給水を行ないながら使うこともできます。ペットボトル給水でも、水圧自体はバケツ給水時とほとんど変わらず勢いがありましたが、ペットボトル分量の水はすぐに使い切ってしまうので、長く掃除するのはあまり向いていないように思います。

ペットボトル吸水のスタイルで使うなら、水がシャワー状に吐出される「0+」にノズルを設定して、プランターへの水やりなどをすると良さそう

あとは金運アップを祈るだけ

というわけで、JHW-101で主に我が家の玄関を掃除してみました。我が家は車を所有していないこともあり、お高い高圧洗浄機が欲しいところまではいかず、もう少し安価でババッと水を吐出できる製品があったらな〜、くらいの考えでした。そういうニーズにマジでピッタリです。

ひとつのノズルで、5種類の吐出スタイルを切り替えながら使えるのも楽チンでした。風水的には玄関を常にキレイにしておくのが大事ということで、手軽なハンディ型のJHW-101なら、定期的に掃除に持ち出しやすいのも良いところ。上述の通り、年末の大掃除でも活躍してくれそうです。

なお、今回はあくまでも我が家の事情特化型で、気軽にできる玄関掃除が主だったため使用しませんでしたが、付属の専用タンク(フォームランス)に洗剤を入れて本体に装着すれば、洗剤を泡にして噴射できるようにもなります。と言いつつ、筆者のように根っからのズボラ人間目線では、フォームランスにいちいち付け替えなくても、ここまで掃除ができたことに満足。

実際、JHW-101で玄関をキレイにしたことで、最近は毎日、気持ち良く出かけることができています。こういうちょっとした気の持ちようが、その日の運気を上げることになっているのかもと実感。というわけで、あとは金運アップを祈るだけです。神様、お願い。

杉浦みな子

オーディオビジュアルや家電にまつわる情報サイトの編集・記者・ライター職を経て、現在はフリーランスで活動中。音楽&映画鑑賞と読書が好きで、自称:事件ルポ評論家、日課は麻雀……と、なかなか趣味が定まらないオタク系ミーハーです。