家電レビュー
高いけどやっぱりいい! 最愛家電「ミーレの食洗機」を紹介します
2023年3月17日 08:05
今回ご紹介するのは、私の最愛家電といっても過言ではないミーレの「ビルトイン食器洗い機」(以下、食洗機)です。システムキッチンに組み込んで使用するビルトインタイプの製品で、設置には工事が必要です。
我が家ではもう15年以上、食器洗い機のお世話になっていて、正直、食洗機がない生活は耐えられません。
最初は卓上タイプの製品を愛用していたのですが、家族が増えて容量が足りなくなり、約8年ほど前からミーレのビルトイン食洗機を使っています。4人家族で、うち2人が毎日お弁当を持っていっている我が家は毎日2回は食洗機を使うヘビーユーザーです。
ところが先日、ミーレの食洗機が壊れてしまいました。修理にもそれなりにお金がかかるということだったので、思い切って買い換えることにしました。
買い替えにあたってはいろいろな商品を検討したのですが、結局、またミーレを選ぶことに。他社の製品に比べて価格は3倍以上(!)もする高級製品なのですが、ミーレの使い勝手に慣れてしまうと、もうほかの製品には戻れないんです。
というわけで今回は私の「最愛家電」でもあるミーレの食洗機の魅力をたっぷりお伝えします!!
本体価格40万以上! 設置には工事が必要
購入したのは「G 5844 SCU」という、本体幅45cmのモデルです。価格は40万7,000円と、食洗機としてはかなり高額。個人的には全く後悔はありません。ミーレの食洗機は他社のビルトイン食洗機とは全く違う機能性を備えているからです。
前述した通り、使い始めるには工事が必要になります。工事費も別途かかるので、詳しくは各販売店などで確認をお願いします。
最愛ポイント1.とにかく出し入れしやすい!
ミーレの食洗機はドアが前に開く「フロントオープン」タイプ。扉がガバっと前に開いて、中のカゴも手前に取り出せるので食器の出し入れがとっても楽なのです。
日本のビルトイン食洗機は引き出し式の扉を開けて、上から食器を入れていく「引き出しタイプ」が多いのですが、比べると入れやすさは段違い! 同じ45cm幅でもセットできる食器の数も「フロントオープン」式のほうが圧倒的に多いのです。
中のバスケットは3段になっていて、それぞれ独立して手前に引き出すことができます。バスケットにはそれぞれ小さなタイヤが付いているので、軽い力で引っかかりなく操作できるのも嬉しいポイントです。
最愛ポイント2.グラスからフォークまで何でも洗えるバスケットが超優秀
3段のバスケットはそれぞれ用途や使い方が違います。
一番下のバスケットは、大きく深さがあるので鍋や、大きめのお皿、背の高いグラスなどをセットします。パスタを茹でるための大きめの鍋もそのまま入れられるのはミーレならでは!
シャンパングラスなど脚付きグラスをセットできるスペースも用意されています。バスケットの中のラックやハンドルはかなり自由度の高い構造で、使わないときは畳んで収納できるようになっています。
お皿なら20枚以上は余裕で入りました。
真ん中のバスケットはマグカップや茶碗など、少し深さがある食器をセットするのに便利です。茶碗は2段重ねてセットできるので、収納量はかなりのもの! 4人家族1食分の飯茶碗、お椀、湯呑、グラスなどが余裕で収納できます。
一番上のバスケットはフォークやスプーンなどをセットできるカトラリートレイ。実はこのスペースが他社の食洗機にはない、お気に入りポイント! スペースが十分あって深さもあるから、調理用具もポンポン入ります。
フォークやスプーンも横に立ててセットできるので、隅々まできれいに洗い上がります。
最愛ポイント3.予洗いなしですっきりきれいに洗えます
食洗機の使命は「食器をきれいに洗い上げること」。ミーレの食洗機はここがやっぱりすごいんです。
朝食の納豆ご飯がついた茶碗や、ビーフシチューを食べた後のボウルなど手洗いが面倒な食器もすっきりきれいに洗い上げてくれます。
そしてなんと「予洗いなし」なんです! メンテナンス面を考えて食器に付着した食材などはあらかじめ取り除いていますが、水でさーっと流すくらい。スポンジなどを使った予洗いは一切していません。
運転終了後の庫内が美しいのも、テンションがあがるポイント! ミーレの庫内はステンレス製なんですが、運転が終わったあとの庫内が毎回ピッカピカ……! 庫内にはLEDランプがついていて、食器も光り輝いて見えます。
最愛ポイント4.ニーズに合わせた運転コースが嬉しい!
運転コースが豊富なのもミーレの特徴です。液晶パネルにコース名や、使用水量・消費電力量の目安、運転時間などが表示されるので、シーンに応じたコースを選べます。
使用水量と消費電力を抑えて運転する「エコ」コースや、食器の汚れ具合から自動で運転を制御する「オート」コース、水温を低めに設定しワイングラスなどの運転に最適な「ジェントル」コース、75℃の高温で鍋などにこびりついた頑固な汚れまで落とす「インテンシブ75℃」コースなどが用意されています。
私が日常的に使っているのは、「クイックパワーウォッシュ65℃」というコース。短時間で高温でしっかり洗い上げてくれるコースです。運転時間が1時間ちょっとと短いので、早く食器を洗いたい時などに便利なコースです。
ちなみに運転音が小さいというのもミーレの強みのひとつです。運転音が40dBと小さいので、就寝中に使っても気になりません。
永遠に愛し続けます!
以上、ミーレの食洗機へのラブレターでした(笑)。
不満があるとしたら前回買ったモデルが約10年で壊れてしまったこと。今度こそは大事に使ってたっぷり働いてもらうつもりです。
工事が必要な設置型の製品かつ、高額ということもあり、ハードルが高い製品ではありますが、使ったら満足していただけると思います。ビルトイン食洗機をお探しのときはぜひ検討してみてくださいね。