家電レビュー

シロカの足元ヒーターは、在宅ワークで冷えた足も速攻でポッカポカに!

シロカの「まめポカ SH-T131」

筆者は普段、ふとんを使っていないこたつテーブル、今っぽく言い換えると、ローテーブルにパソコンを置いて仕事することが多い。寒くなってきた最近は、日中でも仕事をしていると、つま先から太ももまでが冷え切っている。ただし上半身が寒いわけではないため、エアコンの暖房をつける気にはならない。

そこで、シロカの足元ヒーター「まめポカ SH-T131」を、こたつテーブルのそばに置いてみた。

重さ1.4kgと軽いので、らくに動かせる
本体内を覗くと電熱コイルが配置されている

同機は1.4kgと軽く、場所を気軽に移動させて使える小型ヒーター。店頭予想価格は6,000円前後。

本体上部の左端にある電源ボタンを押すと、すぐに温風がテーブルの下を這って、胸元まで届く。つま先にちょうどよく温風が当たり、足元からじわじわと暖まってくるのだ。

しばらくすると、テーブル下の空間が、ぽかぽかと暖まり少し眠気さえ感じる。そうしたときは、温度設定を低くすればいい。設定温度になると「カチッ」と短く乾いた音がして、自動で停止する。またしばらくして、寒さを感じ始める前に起動して、温風が送られてくる……はずなのだが、そうそうちょうどよくは起動してくれないことが多い。すぐに暖まりたければ、温度設定のつまみを「高」方向に動かせば、直後に起動する。

温度調節ダイヤル。筆者には、このくらいがちょうどいい設定

人感センサーで切り忘れが防げる

「温度調節」のほかに、「人感センサー」モードが用意されている。「モード」ボタンを押して「人感センサー」を指定するだけだ。「人感センサー」を有効(オン)にすると、人が離れてしばらくすると、自動で駆動を停止する。

本体上部の操作パネル
前面の左側にある人感センサー

例えば、一服しようと席を立ってしばらくすると、自動で停止する。紅茶をいれて、また席につくと、検知して自動で起動する。

こたつやエアコンは、よくオフにするのを忘れてしまう。出かける前にオフにし忘れると、電気代がかさむだろう。特に今年は、電気代が高いというから、「まめポカ」のように人感センサーでこまめにオフにしてくれるのは助かる。

ちなみに仕事をしていると、体を動かさなくなるので、自動オフになることがある。そんなときは、もぞもぞと足を動かすと、自動で再起動してくれる。

風呂から出てきた息子が裸のままで前に座る

我が家は、エアコンとこたつ以外の暖房がない。しかも、こたつは使わない年の方が多い。こたつに入っていると、眠ってしまう家族が続出するし、とにかく抜け出せなくなってしまうからだ。

11月下旬の今は、家族が揃い夕飯の支度をすれば、部屋が寒すぎると感じることはまれだ。

ただし、お風呂から出たときには、一時的に寒い。

「まめポカ」を部屋に置いてから、風呂上がりの濡れたままの息子(小学校1年)が、タオルを床に敷き「まめポカ」の前に座り込む。電源をオンにして、体を温めている。

もちろん、筆者や妻が「はやく服を着なさい!」と言うが、息子は服を着る前の風呂上がりの時間が好きなのだろう。暑い夏には、同じように扇風機の前にニコニコしながら座っている。素っ裸で、夏は扇風機の前に、冬は「まめポカ」の前に……と決めたようだ。

上下に少しだけ風向きを調整できる

在宅で仕事する人には必須家電

「まめポカ」を数週間使っている今は、かなり稼働させている。夜中に一人で仕事しているときにはもちろん、日中の使用頻度も高いからだ。これから寒くなってくれば、さらに頻度が高まりそうだ。

こうした足元を暖めるのにちょうど良い小型ヒーターの記事は、家電 Watchでもよく読まれている。おそらく多くの人が、足元の寒さに悩んでいるのだろう。

「まめポカ」を含め、そうした様々な小型ヒーターが販売されている。使う場所に合ったモデルを選ぶと良い。

「まめポカ」の機能で、冬に使うことはないだろうが、「温風」のほかに「送風」を選べる。春や夏には、テーブル下に風を送るのに良いかもしれない。

本体が傾くと自動で停止する仕様
河原塚 英信