家電製品レビュー
イワタニの「移動型BBQグリル」を庭キャンプで試したら、超ラクちんだった!
2018年8月27日 06:30
今年の夏は本当に暑い。休日に外出しようにも、アウトドアは身の危険を感じるほどだった。しかし、夏休み中の子どもを抱える身としては、何もしないわけにもいかない。そこで考案したのが「庭キャンプ」だ。
移動の必要がなく、テントを貼るだけで子どもたちも大喜び。こんな手軽にはしゃいでくれるなら、もっと早くやれば良かったと思う。そして、庭キャンプを始めて感じたのが、手軽な調理器具の必要性だ。やっぱりキャンプといえば、楽しみなのが食事。王道の炭を使ったBBQもいいが、火起こしが面倒なことも多い。“とにかく簡単に済ます”が、庭キャンプの個人的な鉄則である。
そこで今回使ったのが、イワタニのスタンドBBQグリル「グリルスター」だ。
メーカー名 | イワタニ |
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製品名 | スタンドBBQグリル グリルスター |
品番 | CB-SBG-1 |
価格(編集部調べ) | 37,584円 |
特徴は、スタンド型とテーブルトップの2WAYで使用でき、アウトドアだけでなく室内でも大型コンロとして活用できる点。カセットガス方式なので、着火も火力調整も超カンタンだ。これさえあれば、「パパ~、まだ火がつかないの~?」なんて、カッコ悪いことにもならない。
移動型のBBQグリルは組み立てラクちん!
まずは組み立ての手順から説明しよう。スタンドのパーツ(脚部)は、ほぼ最初から組み上がっており、作業は取っ手の部分をネジで止める程度。ラッチ錠を解除したら移動用の取っ手を押さえ、本体を持ち上げるだけ。最初こそラッチ錠の場所などに戸惑ったが、2度目以降は数秒で立ち上げられた。
スタンドを組み立て後は、本体のグリルを設置すれば準備は終了。スタンドはタイヤ付きなので、好きな場所で調理しやすい移動型のBBQグリルが完成となる。さーて、張り切ってなんかオイシイものでも作るか! と気分も盛り上がってきた。料理は下手だけどな!
左右のグリルで別々の料理が作れる
キャンプ場でも庭キャンプでも、基本的な調理のポイントは同じだ。いかに素早く準備をし、スムーズに調理できるかで、家族の機嫌は180度変わってくる。
その点、庭キャンプのいいところは、「忘れ物」や「準備不足」という失敗がないことだ。必要なものはすぐに家から持ってこられる。風情がないといえばそれまでだが、子どもたちをアウトドアに慣らすトレーニングには、ちょうどよい。「あ、スプーンがない!」と言えば、普段は何も手伝わない子どもたちが、慌てて家の中へ取りに行く。アウトドアは“自分のことは自分でやる”という考え方を自然に促してくれるのだ。
話は逸れたが、この「グリルスター」は、2バーナー×2グリルだから、同時に2つの料理を作れる。付属のグリルプレートで肉や魚、串焼きといったBBQの定番食材を焼けるのはもちろん、プレートを外すと五徳があらわれるので、鍋やスキレット調理にも活用できる優れもの。調理面積が広く、26cm径の器具を左右のバーナーで難なく同時に使える。
設置、料理、撤収までを素早くできるのが最大の魅力
実際に調理したのは、焼きそばとステーキ。これも庭キャンプならではというか、食材を切ったり並べたりの準備は自宅内で行なった。アウトドアのゴミ片付けが面倒くさいという問題も、心配なしだ。あとは食材を外に運び出し、コンロに火をつけて調理するだけ。前面に広がる風防のおかげで火力調整にも支障はきたさず、キビキビと料理が進む。
まぁ家庭用のコンロを使うのと同じ感覚で料理できるわけで、ノンストレス。さらにグリルスターのいいところは、後片付けもラクだということ。特にステーキを焼いた側の受け皿には、肉から出る油が溜まる。それでも突起の少ない受け皿なので、油をサッと拭き取るだけで済んでしまう。細かくこびりついて洗いにくいといったこともなかった。
筆者は料理が得意なわけではないので、パーフェクトにグリルスターを活用できたわけではない。だが、上級者が使えば鍋料理やスキレットでオシャレな料理をアウトドアで楽しめるはずだ。本体重量は約11.3kgだが、タイヤでコロコロと引っ張れば、女性でもキャンプ場に持っていけるのが魅力。
しかも、スタンドからコンロ部分を外せば、自宅内の食卓に置ける汎用性の高さがある。庭キャンプだけでなく、ホームパーティーやアウトドアで家族や友人とワイガヤできる逸品だと感じるアイテムだった。秋シーズンでもさらに活躍してくれそうだ。