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水素で動くポタ電や自転車、コンロを見てきた

昨年、大阪・関西万博に行かれた人は、会場内を珍しい自転車で移動する運営スタッフを見かけたのではないでしょうか。YOUON(ユーオン) JAPANの「水素燃料電池アシスト自転車」と水素生成/充填一体機が、会場運営スタッフの移動用モビリティとして採用されました。

日本で初めて水素のアシスト自転車として型式認定を取得しています。電池の代わりに「ポータブル固体水素カートリッジ」を装着して走ります。1本(0.39L)使用時の航続距離は約50~60km。水素生成システムも購入する必要があるため、個人での購入はややハードルが高いといえるでしょう。

そんな水素アシスト自転車のアップデート情報を得るために「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2026」へ行ったところ、自転車も含めた「水素ライフエコシステム」が参考出展されていました。

大阪・関西万博で採用されたモデルと同じ「YOUON H2」

ポータブル電源、グリルもコンロも水素がエネルギー

同社が提案する水素ライフエコシステムの中心にあるのは、自転車と同じく「ポータブル固体水素カートリッジ」。低圧固体水素技術が採用されており、カートリッジ内の圧力は1MPa(メガパスカル)未満に抑えられています。

水素生成・貯蔵システムやポータブル電源などの製品
展示されていたエコシステムのパネル
ポータブル固体水素カートリッジ。展示されていた資料によると、容量は0.39L、水素貯蔵量は200L/20g、圧力は1MPa未満、重量は約2.1kg

水素は水素吸蔵合金によって固体状態で安全に貯蔵されて、爆発リスクを根本から排除した設計です。耐久実験も繰り返して行ない、国際安全テストTUV(テュフ)認証も取得しているとのこと。

ポータブル水素電源。展示されていた資料によると、カートリッジ1本で定格出力は120W、ポートはUSB×2・USB Type-C×2、容量は250Wh、重量は4.6kg
水素コンロやグリルは煤煙ゼロのクリーンな調理体験を提供

メーカー担当者によると、電力会社にも都市ガスにも依存せず、水から水素をつくる地産地消型の仕組みは、すでに中国でも普及が進んでいるとのこと。日本では間もなく水素アシスト自転車を本格的に展開していくそうです。