家電レビュー
天井からの風が快適! アレクサ対応サーキュライトは扇風機置けない部屋も涼しい
2026年6月26日 08:04
暑くなってくると欠かせないのがエアコンや扇風機などの空調家電。これらを組み合わせることで部屋を涼しくできます。しかし、いつも悩むのが扇風機の置き場所です。
筆者が仕事をする狭い事務所は貸し出し機材などがあふれていて、扇風機の置き場所が定まりません。無理に置くとぶつかって倒しそうになることもしばしば。
しかし、エアコンの位置や部屋の構造上、扇風機で空気をかくはんしないと、冷気が部屋の隅まで届かないという悩みがありました。家庭でも、部屋の広さや家具の配置によって、置き場所が限られてしまうことは少なくないでしょう。
そんな中ずっと気になっていたのが、暑い南国の部屋には必ずといって設置されているシーリングファンです。あれなら置き場所を取らず、部屋の空気をかくはんしてくれます。
ドウシシャの「サーキュライト」は天井照明とファンが一体化した製品。シリーズ累計販売台数80万台を超えるという人気で、ずっと気になっていましたが、このたび、初めてAmazon Alexa(アレクサ)に対応した12畳用のスマートモデル「サーキュライトEZ アレクサ対応スイングモデル DCC-SW12EA」(41,580円) が登場しました。なお、このモデル以外にも、スイング非対応モデルや8畳用などがあります。
天井の照明とサーキュレーターが一体になると何が快適なのか、そしてアレクサ対応でどれだけ便利に使えるのか、お借りして試してみました。
窓から入る風を部屋中に広げてくれる
まずは今回利用したサーキュライトEZの基本仕様から紹介します。今回使った「DCC-SW12EA」は12畳に対応したリング状のLED照明(シーリングライト)です。リングの中央にファンが取り付けられていて、一般的な天井ソケット(引掛シーリング)で取り付けられます。本体サイズは450×245mm(直径×高さ)、重量約2.1kgとコンパクトです。
照明としての基本性能も充実しています。明るさは最大5000lmで、調光10段階・調色7段階に対応。仕事中は昼白色の明るさ全開で使い、食事中は少し色温度を落としてリラックスできる暖色寄りにしたり、就寝前はさらに暗くする、といった使い分けができます。
さらにリモコンでは照明のおやすみタイマーを30分、60分の2パターンが設定可能。ファンのオフタイマーは1、2、4、8時間から選べます。
Wi-Fiに対応したことで、スマホアプリからの細かな設定が可能です。日時指定タイマー機能では、「平日の朝7時に照明とファンをオン」のように曜日・時間を細かく指定できます。在室中は照明とファンをつけっぱなしで使っているため筆者はあまり活用していませんでしたが、決まった時間に帰宅する人や外出時の消し忘れが気になる人には刺さる機能です。
そしてシーリングファンとしての機能も充実しています。風量は7段階で調整でき、スイング機能は真下、12度・25度の3段階で切り替えに対応。角度を付けた状態でスイングを止めることもできるので、一ヵ所だけに向けて送風することも可能です。
風量4ぐらいにするとソファに座っていてもしっかり風を感じられます。4月、5月は窓を開けておくだけで、外の風を部屋中に循環させてくれるのが快適でした。朝、事務所に入ったときに感じる空気のよどみも、電源を入れて数分で解消できるので、フレッシュな気持ちになります。
エアコンとの組み合わせも強力
気温の高い日に、エアコンの試運転も兼ねてサーキュライトEZを同時に動かしてみました。するとエアコンの風が直接届かない部屋の隅などが素早く涼しくなることを体感。常に冷気が循環するので、エアコンの設定温度を下げることなく、部屋全体をしっかり冷やすことができました。
ファンの風力もしっかりしています。1~3は微風というイメージでファンの真下に立ってようやく風を感じるレベル。送風というよりも空気を循環しているイメージです。4~7はファンのそばにあるソファに座っていてもしっかり風を感じます。風量7はかなり強力で、リビングテーブルに置いてあった紙類が飛んでしまいそうでした。
気になるファンの音ですが、天井に設置したサーキュライトEZを挟んでテレビを見たとき、風量3ぐらいまではほぼ気になりませんでしたが、風量4ぐらいから聞こえ始めます。ただし、優しい風切り音なのでファン以外の音がない状態でもそれほど気になりませんでした。風量6から、風切り音が強くなるのでテレビを見たり音楽を聴きたいときなどは風量5までで使うとよさそうです。
実際、窓を開けて涼しい外気が入ってくるときやエアコンと併用した場合は、風量4以上に上げることはありませんでした。
ファンが逆回転するから夏だけでなく、冬も使える
扇風機と決定的に違うのが「換気モード」を搭載することです。通常モードでは天井付近の空気を下に向かって送風します。しかし、リモコンの逆回転ボタンを長押しすると、ファンが逆回転。部屋の低い位置で滞留している空気を、天井に向かって送風する仕組みです。
冬は天井付近に暖かい空気がたまりやすく、床付近が冷たくなります。そこでファンを逆回転させることで、足元の冷たい空気を天井に向かって送り、温度を均一にできるというわけです。
なお、ファン自体を逆向きに付けることも可能。この場合、逆回転ボタンを押す必要がありません。季節に応じてファンの向きを変えることでスムーズに送風ができるようになります。
アレクサ連携は便利 初期設定にはひと手間
今回のDCC-SW12EAの魅力はスマート化したことです。アプリからより細かな操作ができるようになった上、Alexa連携にも対応しています。ボタンを押さなくても「アレクサ」と声で話しかけることで照明やファンを操作できます。両手がふさがっているときや、リモコンがすぐ見当たらないときにも助かる機能です。
接続はWi-Fi経由で、専用アプリ「SmartLife」からセットアップ。アプリの指示に従って操作するだけなので簡単です。
アプリの導入は簡単ですが、声で操作をする場合、注意点があります。Alexa連携のためには「Amazon Alexa」アプリ側に「SmartLife」スキルとして「EZサーキュライト」を登録します。このときの名前が「DOSHISHA EZサーキュライト(ファン)」となることです。
初期設定のままだと、Alexaを呼び出して操作するとき、この長い名称をコマンドとして声に出す必要があるため、これを変更するのがポイントです。
設定や環境によっては「ファン」や「照明」グループとして動作させることも可能ですが、同一グループの他の製品も一緒に動作することになります。「EZライト」や「EZファン」など、シンプルな名前にするのがおすすめです。
空気の循環で部屋が快適に
製品をお借りして2カ月ほど使ってきました。試用時はこれから夏本番というタイミングでしたが、非常に満足できました。サーキュライトEZの下にテーブルを置き、その周りのソファに座って食事をしたり、休憩をするのですが、それが非常に快適です。
また、仕事をしているときはファンを回して空気を循環させる他、暑いなと感じたらファンがデスクに向いたときにスイングを止めることで強めの送風を受けられます。
ただ風を浴びるだけでなく、部屋の空気をかくはんして快適にしてくれるため、サーキュライトEZを取り付けてから窓を開けることも増えました。
単に窓を開けるだけでは大して風が入ってこなかったのですが、風を循環させていることで、これまで以上に外気も入ってくるようです。
サーキュライトEZは単なる涼しさだけでなく、快適さも実現してくれました。
















