e-bike試乗レビュー

【動画で見る】e-bikeをしっかり試乗体験したいなら、誰もが楽しめるガイドツアーへ!!

【ダイジェスト動画】MERIDA X BASEが毎月開催するe-bikeガイドツアーの第一弾「伊豆七不思議探索サイクリングツアー!謎多き神池と伊豆の自然!」に参加してきました

なかなかe-bikeに試乗する機会がない……。試乗イベントに参加する仲間がいない……。という人はガイドツアーに参加してはいかがでしょうか。それも勇気が必要かもしれませんが、同じ気持ちの参加者がいるのであっという間に仲良くなって特別な時間を経験できるでしょう。

複数のメーカーが参加する大規模イベントはたくさんの車種が試乗できるのが魅力です。その一方で会場や立地の問題で距離が短かったり、e-bikeの実力を体感しにくいケースの平坦コースということも多々あります。

子乗せ自転車や荷物を運ぶことを目的とする電動アシスト自転車とは異なり、スポーツバイクでもあるe-bikeは走りや趣味を楽しめる乗り物です。その魅力は経験者だけでなく、初心者でも楽しめること。これまでe-bike Watchでもたびたび紹介していますが、1月に開催されたMERIDA X BASEのガイドツアーでそれをあらためて実感しました。どんな使い方や楽しみ方をしたのか? どんな場所を走りたいのか? それはリアルな体験をすることでより実感できます。その際に不安もあるかもしれませんが、ガイドがいることで安心して走れます。

ロングライドを終えて、残りはゴールまでの下りを残すだけの状況での記念写真。かなり上って走って来たはずなのに……この笑顔です。余裕ありまくりです

e-bikeで40km超えのロングライドへ。どんな参加者が集まった?

今回同行したガイドツアーは「伊豆七不思議探索サイクリングツアー!謎多き神池と伊豆の自然!」。MERIDA X BASEがe-bike試乗体験を増やしたいとの思いで、2023年から毎月1回開催するガイドツアーの第1回目です。

毎月テーマや距離も異なるガイドツアーです。今回は最終的には45kmほど走りました。伊豆の国市にあるMERIDA X BASEを出発し、ヒルクライムを体験しながら沼津市の大瀬崎を目指すルートです。サイクリストならば定番コースで、ある程度の距離を走りたい人は興味があるかもしれませんが、開催日時は1月21日の真冬です。どれだけ参加者が集まるのか? と正直やや不安でしたが、当日は10名もの参加者が。

男性が6名、女性が4名。男性は全員が経験者です。メリダのパートナーショップでe-bike試乗車も豊富な「サイクルショップ マティーノ」店主がガイドツアーを楽しみたいというショップのお客様3名と一緒に参加。すでにe-bikeオーナーでもある方が伊豆を楽しみたいとソロで参加。日頃からロードバイクに乗っている方は未経験者の奥様と参加。女性は友人とのペア、ソロでの参加の4名です。女性陣はロードバイク経験者がひとり、日頃からスポーツを趣味にする人もいますが、全員がe-bike初体験です。初めてのe-bikeで40km超えのガイドツアーはどうなったのでしょうか?

出発!
人数が多いため2グループに分かれて走る

e-bikeは自転車。最初はヒルクライムに戸惑うも……コツを掴めば無問題

アシストモードや変速、ブレーキの扱い方など基本的レッスンを終えて、狩野川沿いを走り「雄飛滝」というスポットを目指します。サイクリングロードを少し走ると約200m上るヒルクライムへ突入します。「アシストのあるe-bikeだからそれくらい楽勝でしょ?」という認識の方もまだ少なくないと思いますが、基本的には自転車です。きちんと乗らないとすべてが楽なわけではなく、ヒルクライムのようなシーンではキツい場面も出てきます。

ストップ&ゴーしやすいe-bikeなので見どころがあれば気軽に立ち止まれる
伊豆半島ならではの地形の見所なども解説してもらえる
雄飛滝を目指してヒルクライム

今回は最初のヒルクライムに入ると、アシストも変速も使いながら、全体のペースから少し遅れてしまう方がいました。原因はサドルの高さ。ガイドが出発前に適性なポジションを調整しますが、スポーツバイクに乗り慣れていないと、足がつかないことに不安を覚えて低めのポジションを選んでいたのです。そのためにアシストがあっても「辛い」状況が生まれていました。そこで慣れてきた頃にガイドが再度適性のポジションを提案し、それで走ると辛い状況は解消されて、その後のヒルクライムでもみんなと同じペースで辛い表情は消えて、ずっと笑顔で快適に走れていました。

雄飛滝に到着。これだけのe-bikeが並んでいる光景は圧巻
すでに先客が。しかもe-bikeで!
雄飛滝へ。「ヒルクライムよりもこの階段のほうがキツい~」という声も
次はランチを目指して出発
最初はヒルクライムがきつかったり、ダウンヒルも怖がっていましたが、コツを掴んで無理せず「笑顔」で走る
海沿いは気持ち良い

また、そうした適正なポジションだけでなく、ガイドが車道での交通状況や路面状況なども随時アドバイスしてくれるので安心して走れます。この日は道路工事などもあり、走り慣れていない人は不安を覚えるシーンがいくつかありましたが、なにもトラブルなく無事に走れました。さらには現地を知り尽くしているからこその情報もあって観光も楽しめます。ただ走って「あの景色すごいなー!」という感動に、+αの情報が得られるのもガイドツアーならでは。

ランチのお店「やま弥」に到着
目の前の駿河湾で取れた名物をいただきます
新鮮な真鯛を豪快に味わえる「鯛丼」でみんな笑顔

地元でも人気のグルメに舌鼓を打ち、目的地に向けて再出発しようとすると「あれ、けっこう足が疲れてるかも!?」という声も。アシストのあるe-bikeは、ギアを軽くし、ペダルをクルクル回していると、通常の自転車では上れないような坂も上っていけます。が、自転車なのでしっかり体を動かしているのです。自転車を下りて、座ってお茶やご飯を済ませたあとに疲労を感じることも「あるある」です。

経験の差があってもみんな笑顔で楽しめるe-bike

今回は約45km走りました。どんなスポットを巡ったのかは冒頭の動画でご確認いただきたいのですが、e-bikeツアーは「みんなが同じペースで楽しめる」ことをあらためて実感しました。男性陣はスポーツバイク経験者ですが、e-bikeを楽しむために参加しています。わざわざアシスト領域外で走ることもありませんし、e-bikeならではの楽しみ方を実感していました。

目的地の大瀬崎をのんびり観光
山頂にずっと雲がかかっていた富士山の頂が見えました
猫も発見!
撮影用ドローンを記念撮影したり、みんな終始笑顔
「こんなに上って来たの!?」「乗りやすい!」「このカラーがかわいい!」とe-bikeに関する会話も盛り上がりました

初めてe-bikeに乗る女性陣もあっという間にコツを掴んで、経験豊富な男性陣と同じペースで笑顔で会話まで楽しみながら走りました。そして、あっという間に仲良くなって、車体を下りての観光スポット巡りでは会話も盛り上がっていました。これがe-bikeならではの魅力です。

安心して走りたい。一緒に誰かと走る。e-bike仲間が欲しい。そんな人はぜひe-bikeのガイドツアーに参加することをオススメしたいです。そうすれば、もっとe-bikeの魅力や使い方を発見できると思います。

e-bike部