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東芝、衣類スチーマーのフラッグシップ。スチーム量3倍以上

TAS-X80

東芝ライフスタイルは、4wayコードレス衣類スチーマー「La・Coo S(ラクーエス)」のフラッグシップモデル「TAS-X80」を6月上旬に発売した。価格はオープンで、市場想定価格は17,000円前後。

コードレスでもコード付きでも使用可能。新モデルでは、360度どの方向でも安定したスチーム噴射が可能となり、本体の向きを気にせず、スムーズなスチームケアができる。

本体重量は約650gと軽量化されており、腕や手首にかかる負担を軽減する。さらに、ハンドル部分とかけ面が平行になるよう設計されたことで、操作性が向上している。

360度どの方向でも安定したスチーム噴射が可能となった

スチーム機能においては、ワンタッチで通常の3倍以上のスチームを瞬間的に噴射できる「倍増ショット」機能を新たに搭載。これにより、目立つシワやスチームが届きにくい衣類の端部にもしっかりと熱が届き、効率よくシワを伸ばすことが可能となった。使用可能なタイミングは、ショットボタンのランプが点灯することで直感的に判断できる。

ワンタッチで通常の3倍以上のスチームを瞬間的に噴射できる「倍増ショット」

従来の「ワンプッシュ連続スチーム」機能も引き続き採用。ボタンを一度押すだけで約1分間スチームが噴射され続けるため、長時間の使用でも指に負担がかかりにくい設計となっている。スチーム量は「スチーム」と「シャワー」の2モードから選択可能で、特にシャワー設定ではコード付き・高設定時で毎分平均約20gのスチームを噴射できるため、厚手の衣類への使用にも十分対応する。

新たに導入された技術として、コードレスかコード付きかを自動判別する機能も搭載された。これにより、従来機種ではコード付き使用時でもコードレス使用時に必要な蓄熱時間に合わせて立ち上がり時間が設定されていたが、本機は立ち上がり時間を従来機種と比べて約33%短縮し、最短約26秒で使用を開始できる。

かけ面の温度は高(約180℃)/中(約160℃)/低(約120℃)の3段階から調整可能で、すべての温度帯でスチーム噴射が可能。低温でも安定したスチームが使えるため、アクリルやポリウレタンなどのデリケートな化学繊維にも対応しやすくなっている。

衣類スチーマーとしての使用だけでなく、アイロンとしてもしっかりと活用できる点も特徴。かけ面の長さは約17.5cmで「シルバーセラミックコート」が施されており、滑りが良く、軽い力でプレス仕上げが可能だ。また、かけ面の縁が見やすく設計されていることで、細かい部分のアイロンがけもスムーズに行なえる。特に先端部分の「楽がけライン」はボタン周りのシワ伸ばしに便利とする。

アイロンとしても活躍

コードレス時の本体サイズは約176×71×128mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約0.65kg。定格消費電力は1,200W。タンク容量は約130ml。コードセット、スタンド、水量カップが付属する。本体カラーはストーンブラック。

「TAS-X80」のほか、4wayコードレス対応の「TAS-MX8」とコード付き専用の「TAS-MV8」も同時に発売した。両モデルにも「倍増ショット」機能を搭載し、いずれも温度調整は1段階(中温のみ)のシンプルな操作設計となっている。いずれも価格はオープンで、市場想定価格は「TAS-MX8」が11,000円前後、「TAS-MV8」が9,000円前後。