e-bike試乗レビュー

猫島で猫と触れ合いまくり!! 身近な離島e-bike旅を満喫してきた

e-bike部メンバーが集まるたびに話題になるのが伊豆大島でのe-bikeサイクリング。e-bikeによる快適でパワフルな走行を、離島という異世界っぽい場所で味わい、参加者はみな大満足でした。

ちなみに、e-bikeとはスポーツタイプの電動アシスト自転車のこと。スポーツ走行向け車体にスポーツ走行向けドライブユニット(電動アシスト機構)を組み合わせた、自転車の範疇に収まるモビリティです。スポーツ走行向けドライブユニットとしては、たとえばシマノSTEPSシリーズなどがあります。

e-bikeの走行感は子乗せタイプの電動アシスト自転車などとは一線を画しており、たとえばペダルを速く回してもアシスト力が着実に追従し、アシスト力発生のレスポンスにも優れます。なお、シティサイクルタイプなどの一般的な電動アシスト自転車とe-bikeの違いは「電動アシスト自転車とe-bikeの違いって何?」で解説しています。

ともあれ、あの離島でのe-bikeライドはサイコーだったな~、と。伊豆大島e-bikeサイクリング参加メンバーは、遠い目をして半年ほど前の体験を思い浮かべてニヤつくのでした。

じゃあもう一度行こう! という話にはなるのですが、なかなかメンバーの予定調整がつかず、先送りの繰り返し。そこで誰かが言いました。「もうちょっと手軽に行ける離島ってないの? ほら日本って離島が6,852もあるんだし」。

「えっ、そんなに? 詳しいね!」「いまググったからだけどネ。とにかく近くにも離島があるハズ」。

探してみたらありました。たとえば都心部からクルマで1時間程度で行ける三浦半島には、八景島や猿島や城ヶ島や天神島などがあります。自転車で行けない島もありますが、海岸沿いをe-bikeサイクリングしつつ、ちょっと島に寄る、みたいな楽しみ方ができそうです。

半島の海岸沿いをe-bikeサイクリングしつつ……というか、海岸沿いサイクリングって想像しただけで気持ちよさそう! 新鮮な魚介類も期待できます♪
近くの島に渡れば……近いといっても離島は離島。きっとダイナミックな風景に出会えるでしょう
いや、離島にこだわらずとも、海を真近にするだけで心が洗われそう!

海沿いe-bikeサイクリングをしつつ、近くにある島にちょっと渡ってみたりする……なかなか充実しそうです。なによりクルマでトランポすれば日帰りも現実的。ということで、三浦半島でe-bikeサイクリングすることに決定です。

横須賀から時計回りで三浦半島をめぐる。トランポはミニバンで

計画としては、神奈川・横須賀市からe-bikeサイクリングを始め、城ヶ島や江ノ島へと時計回りで走ります。時計回りとしたのは、自転車でもクルマでも、より近くに海を見ながら走れるから。途中はクルマでe-bikeをトランポして移動。よさそうなポイントだけe-bikeサイクリングを楽しむというイメージです。

今回はe-bike部メンバー2名でのサイクリング。用意したe-bikeは、メリダの「eONE.SIXTY」シリーズ「eONE-SIXTY 9000」「eONE.SIXTY 500」。どちらもフルサス(前後ともサスペンションあり)のe-MTBです。

トランポには筆者のクルマを使いました。ホンダのステップワゴン(ミニバン)ですが、事前の予想では「ステップワゴンに2台のe-MTBを積むとなると、1台は前輪を外す必要がありそう」という感じでした。しかし実際には……。

今回のe-bikeサイクリングに使ったのは、メリダの「eONE.SIXTY 500」(左)と「eONE-SIXTY 9000」(右)。どちらも本格派のフルサスe-MTBです。速度よりも乗り心地と登坂力、それから悪路での安定性から選びました。快適な観光e-bikeサイクリングが狙いです
トランポにはホンダ「ステップワゴン(2020年1月発売モデル)」を使用。3列座席のミニバンですが、3列目座席をフロアに畳んでフラットにできるので、ミニバンのなかではトランポ向きと感じます
ステップワゴンには、ターン「Vektron S10」が2台入ります。しかも「折り畳まない状態で」です。e-MTBなら1台をそのまま入れられます
意外なことに、2列目座席を前方いっぱいに寄せるとeONE.SIXTY 500とeONE-SIXTY 9000がそのまま入りました! 1台は2列目座席の間に前輪を入れるカタチで前向きに、もう1台は逆向きにしてハンドルを切って入れました
左のe-bikeの前輪で右のe-bikeの後輪を押すようにして積みましたが、e-bike同士が押し合うカタチになって非常に安定します
e-bikeの横揺れ防止の固定は、なんと「ヒモ×2本」のみ! 2台のe-bikeが支え合いつつヒモで横揺れが抑えられ、左のe-bikeのタイヤが横向きになっているため前後揺れもほぼありません。なお、ヒモの車体側接続先はアシストグリップ。アシストグリップは走行中などに座った状態で体を支えるために使うもので耐荷重はあまり高くありませんが、自転車の横揺れを防止する程度なら強度的に問題ないと思われます

このステップワゴンに2台のe-MTBを積んで、トータル300kmほどトランポで走行しましたが、e-MTBが揺れたり倒れたり、あるいは軋むような音がしたりなどの問題はまったくありませんでした。また、ヒモ×2本での固定も容易。2分程度で積み下ろしでき、非常に手軽にトランポできました。乗用車なので、商用バンとは違って乗り心地も上々、疲れも少なく快適でした。

こんな感じでトランポし、まずは横須賀、続いて城ヶ島、最後に江ノ島、といったあたりをe-bikeサイクリング。さあ、今回はどんな旅になるでしょう。

e-bikeで自由に自在に気持ちよく横須賀観光

まずは東京都・千代田区にあるインプレスから出発し、神奈川県・横須賀市を目指します。クルマでの所要時間は約1時間。JR横須賀駅近くにあるヴェルニー公園の駐車場にクルマを駐め、e-bikeで横須賀を観光します。

ヴェルニー公園は海上自衛隊の横須賀地方総監部と米海軍横須賀基地の間にある海沿いの公園です。軍用艦や潜水艦なども見えます
フランス庭園様式を取り入れた美しい公園ですが、こんな展示も。大日本帝国海軍の戦艦「陸奥(むつ)」の第四主砲・砲身です
公園内は基本的に自転車での走行は禁止。ただしこの「操舵輪型サイクルスタンド」まで自転車の押し歩きは許可されています。このサイクルスタンドに自転車を立てかけ、後方に浮かぶ艦艇を背景に入れて記念撮影できるというわけです
こんな感じでe-bike記念撮影。左後ろに見える艦艇は護衛艦「いずも」だと思われます。右後ろは……もしかして海上自衛隊の新型ステルス艦「もがみ」でしょうか? 守られている感がすごい!
視線を移すと米海軍の潜水艦が! 潜水艦とe-bikeって、これまたすごい絵面!
海上自衛隊の艦艇カッコイイ~米海軍の潜水艦すげ~とひととおりテンションが上がったところで、次の観光ポイントへ。大通りを逃れて海寄りの道へ。空いていてサイクリングしやすいです。街並みもキレイ
立ち寄ったのは「三笠公園」。横須賀を代表する公園で、公園入り口には戦艦「三笠(みかさ)」が展示されています
戦艦三笠の手前には「東郷平八郎元帥型サイクルスタンド」が。この公園も自転車走行禁止ですが、このサイクルスタンドまでの押し歩きは許可されています
像とサイクルスタンドで、デュアル東郷平八郎ですね!
うみかぜ公園の護岸付近は平日のみ釣りが許可されています。なお、公園内の自転車走行は禁止されていますので押し歩き
奥に見えるのは「猿島(さるしま)」。無人島で、東京湾に浮く唯一の自然島です。三笠桟橋から船で約10分で訪れることができます。旧日本軍の要塞島で、レンガ積みのトンネルや砲台跡などを見て歩けるほか、釣りや海水浴やバーベキューなどを楽しめます。ただし自転車の乗り入れはできません
猿島をアップで。今回は時間の都合で訪れることができませんでしたが、いずれ行ってみたいです。……かなり曇ってきてしまいました
次の観光ポイントへ行く途中で見つけたウォールアート。「YOKOSUKA GENIC STREET」と呼ばれるそうです
“映えスポット”を逃さず写真をバシバシ撮るe-bike部・清水氏。いわく「記事用写真としてカラフルでフォトジェニック」とのこと。仕事熱心です
撮れた写真がこちら。イイですね~明るくポップ! 2台のe-MTBが引き立ちます
転んだように見えもしますが、地面に這いつくばってまで“映え写真”を追求するe-bike部・清水氏。曰く「曇り空を覆す鮮やかな写真が欲しい」とのこと。実は清水氏、e-bike部きっての“晴れ男”。横須賀e-bike観光の後半が曇ってきて悔しいようです
そして撮れた写真がこちら。イイ感じです! 空は曇ってるけど……
そうこうしつつ訪れたのは「どぶ板通り」

横須賀は観光地としてとても有名ですが、いろいろなスポットをめぐろうとすると、スポット間にけっこうな距離があります。もちろんクルマでも行けますが、何度も駐車場を変えるのは少々面倒。人力自転車は……横須賀は坂の街でもありますので、なかなかしんどい。

そんな観光地ではe-bikeのモビリティとしての利便が光ります。裏道細道を走っていたら、知られていないスポットやショップ、風景に新しく出会える良さもe-bikeならでは。クルマだと面倒だし、徒歩では疲れすぎる。その間を埋めて坂道もラクラクのe-bikeは、やはり観光と相性のいい乗り物なんだなぁとあらためて思いました。

それから、“フルサスe-MTB”という点も非常にイイです。というのは、その乗り心地。

フロントサスペンションとリアサスペンションは、段差や路面の荒れからくる突き上げのほとんどを吸収してくれます。また、今回は空気圧をやや下げて走っていますが、それによるソフトな乗り心地も加わり、快適に観光しつつのe-bikeサイクリングを楽しめました。

城ヶ島に上陸。シマノSTEPS「E8080」が活躍

続いて訪れたのは「城ヶ島」。城ヶ島は三浦半島南端にある島で、橋を渡って行くことができます。東西幅約1.8kmの小さな島ですが、東の高台にある城ヶ島公園は見晴らしもよく緑が豊富でハイキングコースもあります。西側には漁港や磯が広がり、土産物店が並ぶ小さいながら楽しげな通りも。

e-bike部一行は城ヶ島大橋を渡って城ヶ島に入ります。さあ、何が待っているでしょう。

城ヶ島大橋の上から東を望んで。城ヶ島に入った途端に晴天が広がりました。e-bike部の“快晴男”こと清水氏は面目躍如です。入道雲まで!
海が美しい。左に見えるのが三浦半島南端で、右に見えるのが城ヶ島です
城ヶ島は東と西とで高低差がある島。そこを行き来してe-bike観光するわけですが、シマノSTEPS「E8080シリーズ」のドライブユニットが活躍します。このドライブユニットの出力は最大70Nm/250W。激坂でもグイグイ上れます
城ヶ島大橋を渡り切ると、城ヶ島に上陸です。ちなみに、三崎港から城ヶ島への渡し船も出ているそうで、渡し船「さんしろ」は自転車も追加料金なしで乗船可能。また、三崎港では電動アシストのレンタサイクルも用意されています
城ヶ島大橋を渡り切ったところから城ヶ島方面を見た様子。この先を右に逸れると城ヶ島公園へ、道なりに進むと城ヶ島西側へ行けます。まずは城ヶ島公園へ行くことに
公園は高台にあるのでしばらくヒルクライム。といってもシマノSTEPS「E8080シリーズ」のパワフルなドライブユニットのおかげで、まったく労せず風景を楽しみながら上れました
上るにつれて視界が開けて潮風が感じられるように。「島の高台に来た!」という感じです
城ヶ島公園の駐車場へ到着。公園内は自転車走行禁止ですが、駐車場付近にはサイクルラックが用意されています。自転車は無料で駐められます
今回のe-bikeサイクリングは梅雨入り後でしたが、この日は梅雨の晴れ間に当たりました。関東は天気が悪かったのに晴れ間どころか、夏のような空です
青空と雲とe-bike。晴れが気持ちよく、写真を撮る気も満々です
城ヶ島公園から南に向かっての眺め。左方面へ進むと安房埼灯台があり、さらに進んで磯に出ることもできます
北に向かっての眺め。公園を鳥瞰できる見晴らし台から公園内をじっくり見ますが……うーん、いないなあ。目当てのものが見つからないので、別の場所へ移動です
移動中に見つけた! 猫です。実は「城ヶ島公園は猫公園」というウワサを聞いて、なかば猫目当てでこの公園に訪れたのでした。……でも警戒されているのか、触れないどころか、近寄れず。残念
一応は猫を見つけられましたが、若干期待はずれ。気を取り直してe-bikeサイクリングを楽しむことにしましょう。城ヶ島公園を後にして、今度は城ヶ島の西側へ向かいます
西側の土産物店が並ぶ通りに到着。平日なので人通りもまばら。この通りの先に磯があるようですので、そこへ
磯に到着。視界には人工物がほぼ入らない、とても島らしい海辺です。思わず風景に感謝のポーズをキメてしまう
波に削られて滑らかになった岩場で歩きやすい。海辺で水遊びする人や、釣りをする人もちらほら見られました。とても気軽に来られる磯です
磯周辺は、距離は短いものの、自転車で走ることもできます
フルサスe-MTBだとダートも快適かつ安心して走れます。海辺は意外と高低差がありますが、e-bikeなのでなんの苦もなく進めます
カッコイイというかワイルドというか、思わず見入ってしまう岩場の磯です。城ヶ島は神奈川県ですが、これが神奈川の風景とはちょっと思えません
いるだけで癒されるような、そんな自然が広がっています。やや左に見える穴は「馬の背洞門」。歩いて訪れることができます
左の緑のなかにはトレイルがあり、ハイキングや散策を楽しめます。距離は短めなので、観光のついでに歩くのも現実的
自転車を押して海辺を散策していたら、あっ猫!
近づいていくと距離を空けられてしまいます。ちょっと警戒している? 触らせてはくれませんでした。残念。来た道を戻ることにします

城ヶ島に、猫! 猫っ!! 猫~っ♪

なかば猫目当てで城ヶ島公園に行ってみたら、猫は1匹だけ(ホントは遠くにあと2匹目撃)。海辺でプラス1匹。「離島には猫」というイメージが強かったのですが、どの島にも猫ってわけじゃないんですね……と思いつつ来た道を戻って行ったら?

来た道を戻る途中、さっき見たお店に猫!
しかも近づいても逃げないどころか、撫でさせてくれる猫でした。キレイ。貫禄がある
こっちにも猫!
この猫もぜんぜん動じません
隠れ猫好きの晴れ男ことe-bike部・清水氏、猫を激写!
その写真がこちら。「撮られ慣れている」という感じで、もはやモデル猫ですね~♪
しかも触らせてくれる猫! 「はなこ」ちゃんというらしい
この猫たちは、磯料理店「魚のかねあ」の看板猫だそう
市販カレンダーも飾る有名な看板猫らしい! そして今朝とれた「生しらす」があるらしい! じゃあここでお昼ご飯にしましょう~♪
「奥にサイクルラックがありますよ」とのことで行ってみると、サイクルラック下に猫! これは「ドン」ちゃんかな?
サイクルラック猫の昼寝の邪魔も無粋なので、お店の人に許可をいただいて店先にe-bikeを駐めることに
そして「生しらすねぎとろ丼」! もしかして猫のドンちゃんの“ドン”って“丼”? ともあれ、抜群に美味でした。さすが漁港
絶品丼ぶりとe-bike。海沿いサイクリングって感じですね~
食事中、「猫が寄ってくるかな?」と思いましたが、はなこちゃんは余裕で昼寝。商売ものには手を出さない、よくできた看板猫です
でもe-bikeに興味がある? 「ニャンだコレ?」タイヤのニオイを嗅いだりしています
スポークにスリスリしたりもしている
ペダル周辺もチェック。e-bikeに興味津々なご様子。「コレが噂のe-bikeニャのか?」
そこが落ち着くの? 笑みを浮かべて佇みます。美女!
そして箱座りでまったり。ていうか、ドライブユニットと猫って非常に珍しい写真じゃないですかコレ? しかもシマノSTEPSの最高峰ドライブユニット「E8080シリーズ」×2基&カレンダーのモデルにもなった猫って、なんかキてませんこの写真!?
じゃあ、はなこちゃん、ヘルメットとツーショットの写真も撮らせて! と、ヘルメットを置いたら「あぁ~その黒くて丸いのはちょっと……」みたいな感じで距離を置かれてしまいました。残念
おいしい食事を楽しみ、かわいい猫たちと戯れたあとは、店の奥にある「観光橋」に行ってみることに。磯の風景がキレイらしく、富士山が見えることもあるそう
観光橋に向かう途中、また猫! この猫がドンちゃん? 人懐こい猫でした
また猫! キミは……さっきお店の窓んとこにいた猫……だよね?
触らせてくれます。ゴロゴロ
あっ崖の上にも猫! トンビかなんかを見ている!
こちらに気づいて近寄ってくる! このエリア猫だらけだな~♪
観光橋に到着。歩いて磯の端まで行けるそうですが、広大な視界で眼福です
さらに猫、猫、猫! 反対側にある漁港へ行く途中、猫集会が開かれていました。あまり警戒しておらず、人馴れした猫が多い。そろそろ“猫だらけ”を通り越して“猫まみれ”という数ですね♪
南の磯と北の漁港の間にある商店街。平日なので静かです。でも昼時になると三浦半島側から「おいしいお昼を食べに訪れる客」がけっこう多く、駐車場にクルマが増えます
そんな島内をe-bikeサイクリングで見て回ります
潮風に吹かれて走ってみたり
漁港を眺めて走ったり
漁港には釣り人の姿も。左の遠くに見えるのが城ヶ島大橋。また、このすぐ左手に「城ヶ島海上イケス釣堀」があり、マダイ、カンパチ、イサキ、シマアジ、ヒラメ、カワハギなどが釣れるそうです
漁港にも猫!
今回のe-bikeサイクリングにて、筆者はおもにメリダ「eONE-SIXTY 9000」に乗りましたが、いや~サイコーですわこのe-MTB。フルサスにより、ただ走って乗り心地がいいのはもちろん、段差含みの急なアップダウンでも安定性抜群で、力強いアシスト力で走破。ノンビリのサイクリングでも、真っ直ぐ進んで思うように曲がってくれて、e-bikeがライダーの手助けを頻繁にしてくれるような操作性と走行性能があります。価格は1,100,000円ですが、シロートが乗ってもはっきりわかる性能とバランスが実に魅力的です
こちらはメリダ「eONE.SIXTY 500」。これもまた非常に好印象なe-MTBです。乗り心地も操作性も文句なし。メリダの本格e-MTB「eONE-SIXTY」シリーズのエントリーモデルという位置付けではありますが、乗ってみればすぐに「本気のe-MTBってこうなんだ~♪」と違いを痛感できます。価格は627,000円ですが、非常に満足度の高いe-bikeです

江ノ島を見て、あの有名な駅もちょっと見て

城ヶ島で島の自然と猫と魚介類を堪能しても、まだ時間があります。予定どおり、続いて江ノ島方面へとトランポして走ってみることにしました。

しかし、実際に江ノ島の島内を走ってみると、サイクリングを楽しめるような道はありませんでした。また、江ノ島観光スポットのほとんどは徒歩向け。e-MTBでめぐるのはちょっと……という「広くない通り」。じゃあ江ノ島の道路沿いで買い食いでもしようか……と思ったら、まさかの営業時間外。

というわけで、江ノ島近くの本島側でe-bikeサイクリングしてみることに。西側には鵠沼や辻堂などの海水浴場があり、東側にはテレビやアニメで有名な駅があります。

江ノ島近くの海。三浦半島の南端とは違い、とても静かな雰囲気。凪ですね
気持ちよく江ノ島e-bikeサイクリングだ~! と意気込みましたが、サイクリングでめぐるにはあまり向きませんでした。徒歩で楽しむという場所かもしれません
そこで江ノ島近くの本島側の海沿いをe-bikeサイクリング
江ノ島、海、サーファー。湘南ですね~
海沿いはよく整理されていて、とても走りやすい。自転車も多数行き交います。海風が強めでしたが、e-bikeなので向かい風でも気になりません。ただし歩行者もそこそこいますので十分な注意が必要です
鵠沼海岸から江ノ島を望む
鵠沼海岸から西側には、海岸沿いにサイクリングロードが続いています。砂よけの柵も低めなので、海を見つつ走れますが……
砂が結構たまっています。e-MTBなら走れますが、走りやすい雰囲気ではありません。砂は定期的に除去しているそうですが、でもすぐにたまってしまうそうです。ということで東側にある有名な駅へ
ここがその駅。電車は江ノ島電鉄です
ここは「江ノ電鎌倉高校前」駅です。ホームに立つと視野いっぱいに湘南の海が広がる駅として有名で、テレビや映画やアニメによく登場します。この近くに撮影地・モデル地として有名な踏切も
海沿いの駅、そして入道雲。いい雰囲気です♪
ウロウロとe-bikeサイクリングを楽しんでいたら、そろそろ帰途を意識すべき時刻に

こんな感じで、三浦半島周辺の島めぐりe-bikeサイクリングを楽しみました。トランポすれば日帰りでたっぷりと“海岸沿い”と“近場の島”を楽しめます。

すでにe-bikeを持っているならぜひ、自転車で渡っていける島やその周辺を走ってみてください。また、場所によってはe-bikeなどをレンタルしている島もありますので、手ぶらで訪れてのe-bikeサイクリングも現実的。この夏の健康的で開放的なアウトドアアクティビティとしてぜひ計画してみてください♪

スタパ齋藤