e-bike試乗レビュー

地層切断面が圧巻のスケール! 小さな港で買い食いも楽しい【手ぶらでe-bike離島旅】

伊豆大島に到着したe-bike部メンバー。東海汽船の船旅を楽しみ、大島温泉ホテルに到着するなりメリダとミヤタのe-MTBをレンタルし、さっそく伊豆大島サイクリングへ出かけたのでした。そして裏砂漠へ。スコリア・ロードで思いっきり遊びまくりました。ここがe-bike島旅のハイライトになるのかも……と思いきや、まだまだサイコーに楽しいことが待っていました!!

関連記事:【手ぶらでe-bike離島旅】東京とは思えない裏砂漠! 絶景連続の伊豆大島へ行ってきた

・一気に下って海沿いをサイクリング
・小さな港で買い食い!
・圧巻のスケール、地層切断面


一気に下って海沿いをサイクリング

三原山ふもとの砂漠を堪能した我々。今度は一気に下って海沿いを走ってみることにしました。これもまた、写真を交えながらご紹介しましょう。

どんどん下っていくと海が見えてきました。遠くに海を眺めつつのe-bikeサイクリング。とても爽快です
地形によってはアップダウンが激しくなったりします。e-bikeならそういう道でも話などしながら走ることができます。駐車場の心配もありませんので、離島などの観光にもe-bikeがとてもよく向くように思います
海沿いに出ると……海の上に奇妙な岩を発見! 筆の穂先に似ていることから「筆島(ふでしま)」というそうです
筆島をもうちょっと違う角度から見てみたい。ということで、しばらく走って別のビューポイントへ回り込んでみます。こういう思いつきを気軽に実行に移せるのも、どんな道でもラクに走れるe-bikeならではですね
「文学の散歩道」なる細道を発見。Google マップを見ると、ここを通れば筆島を別の方角から見ることができそうです。では、行きましょう!
細道を走り始めて間もなく、こんな岩がある場所に
「カキハラ磯火山豆石」と呼ばれているようです。カキハラという磯の沖で起きた水蒸気爆発でできた火山豆石とその堆積物だそう。不思議なカタチです
そろそろ先に進みましょう。にしても、見たことのないモノや風景ばかりで驚きの連続です
途中の竹藪に猫発見。さくら耳なので、地域の人々に世話をされている地域猫だと思われます。毛並みがいい。健康そう。触らせては……くれませんでした
海沿いの細道をくねくねとサイクリング。気分爽快です。そして我々のほかには誰もいない!
筆島を目の高さで見られるスポットに到着
筆島の後方の断崖がワイルド。いい景観です
広大で美しい風景を見ていると、日頃の細々した鬱憤が蒸発するようになくなっていくのを感じます。癒されるってヤツですね
海がキレイ。透明度も高い。波の音が心地いい


小さな港で買い食い!

気づいたらもう13時過ぎ。そして、もうひとつ気づいたのが、空腹感。近くには波浮港(はぶみなと)があるので、そこで食事をしようということになりました。

ところが……波浮港についてみると、食事処はどこも営業時間を過ぎて閉まっていました。どうしよう?

波浮港は小さく静かな港です。著名な文人や画家が好んで訪れた港町としても知られています。通りを入るとノスタルジックな街並みがあったりも。訪れる機会があればゆっくりと散策することをオススメします
港町をe-bikeで少し散策していたら、たい焼きを売るお店を発見。じゃあ買い食いだ! まずはたい焼きを調達。あとで食べたら、たい焼きがメチャ美味。調べてみたら、大変有名なお店でした。「たい焼きカフェ&ゲストハウス 島京梵天」というお店
港に戻ってたい焼き食べようぜ~と走っていたら、揚げたてコロッケを売るお店を発見。港にある「鵜飼商店」です。ここも有名なお店らしい!
調達してきた食料(!?)を港でいただきます。こういう買い食いもまた楽しい
これが鵜飼商店で買ったコロッケとヒレカツ。どちらも揚げたてで、とても美味でした!
デザートは島京梵天のたい焼き。大きな羽根がついていてボリューミー。これも美味しかった
コロッケとヒレカツとたい焼きで、意外なほど満足してしまった我々。食後は景色を見ながら一休み
一休みしたらまた走る気満々に。波浮港を後にして次のポイントへ向かいます


圧巻のスケール、地層切断面

次の目的地は「地層切断面」。高さ約24m・長さ630mの「伊豆大島の年輪」です。巨大らしい。キレイらしい。圧倒的なスケールらしい。ワクワクしながらe-bikeを走らせます。

地層切断面に行く途中、雰囲気のいい湾が見えたので、そちらに向かって脇道を少し走ってみました
こんなふうに、気軽に脇道や細道を走れるのがe-bikeの良さのひとつです。とくにe-MTBなら荒れたダートロードへも入っていけます
「赤岩」と呼ばれる有名な釣りのポイントの近くです。崖の上といった感じの場所ですが、ススキの草原が広がる向こうに海と空。とても気持ちのよい風景でした。「寄り道してよかった~」と元の道に戻って走り進みます
そして突如現れたバームクーヘンの愛称で親しまれている地層切断面。テレビなどで見たことはありましたが、ものすごいスケール感です!
圧倒されつつ、その迫力に感謝のポーズを捧げるe-bike部メンバー
地層切断面の説明がありました
この断面の模様は、度重なる大噴火により作られたとのこと。あらためて伊豆大島が火山であることに気付かされます
地層切断面の反対側は海。1953年(昭和28年)、この海沿いで大島一周道路の建設工事が行なわれましたが、そのときに偶然発見されたのが地層切断面だそうです
遠くには伊豆諸島が見えます
利島や新島、三宅島などが見えていたんですね
いや~しかしすごい景観。こんな風景を見ながらe-bikeサイクリングができるなんてサイコーです。しかもクルマの通りも少ない。素晴らしい
地層切断面のスゴさを満喫していたら……15時過ぎ。そろそろホテルに戻ることを考えないとマズい時間です。次のスポットとして予定している元町港へ向かって走り出します
約30分後、元町港へ到着しました。もうすぐ16時。ちょっとヤバくない?
元町港前の街並み。ていうか、写真なんか撮ってノンビリしてると、ヤバくな~い?

何がヤバいのかと申しますと……続きは次回に。

スタパ齋藤