片付け過ぎない片付け術
【片付け過ぎない片付け術64】苦手な家事を「ラクに習慣付ける」コツ4つ
2017年 11月 23日 06:30
毎日の家事は「習慣付け」をすると、考えなくてもスイスイこなせるようになりますが、「苦手な家事」はなかなか習慣になりませんね。今回は、「苦手な家事を楽に習慣付けるコツ」を4つご紹介します。掃除、洗濯、料理など、苦手な家事の「苦手なポイント」を探してみると、解決の糸口が見付かりますよ。
1:「時間が掛かるからイヤ」なら「動線を見直す」
無駄な動きが多い家事は時間が掛かり、面倒になって習慣になりにくいものです。もっと少ない動きで、もっと短時間でできないかを、家事の際の自分の動きはもちろん、道具の置き場所についても見直してみましょう。「掃除道具はココ」などと収納場所を決めるのも良よいですが、最初に道具を手にするとき、終わって片付けるときの場所によって、どこに収納すると楽かが見えてきます。我が家は洗濯物を干すピンチハンガーを、ベランダに面した窓近くに取り付けた突っ張り棒へ吊るし、洗濯物をそこで干してベランダへサッと出し、取り込んでたたむのもそこで終わらせています。ハンガーは突っ張り棒へ掛けっぱなしなので片付ける手間もナシ。収納場所を変えたら、とても楽になりました。
2:「やり方が固定しない」なら「作業内容を見える化する」
掃除の順番、洗濯物の片付け方、料理の手際など、やり方が自分のなかで固定すると、考えなくてもできるようになります。でも苦手な家事では、なかなか難しいですよね。やり方や手順を文字やイラストにして、作業を「見える化」すると取り組みやすくなります。家族に協力してもらう場合も、食器のしまい方をイラスト化したり、食洗器へ食器を入れるときの注意を書いておいたり、取り込んだ洗濯物をしまう場所を分かりやすく書いておくと、困らずにできるのでいいですよ。繰り返すうちに覚えて、習慣付いてきます。
3:「定着できない、続かない」なら「やる日時を固定する」
トイレやベランダ掃除、洗濯槽のお手入れなど、「前回、いつやったっけ?」と忘れてしまうような家事もありますよね。定着しにくい家事は、1日、1週間、1カ月といった流れのなかで「固定化」しましょう。「朝一番にトイレ掃除」など時間を固定したり、「水回りの掃除は水曜日」など、作業ごとに曜日を決めたり、料理も一汁二菜を作ると決めて副菜は作り置きするといった具合に「固定」すると、考える必要が減るので楽になります。カレンダーやホワイトボードで「見える化」するのも有効。私は「2週間に1度」という加湿器の掃除を忘れがちだったので、100均のラベルシールに2週間おきの日付を書いて加湿機本体へ貼り、掃除したら赤で×印を付けるようにしたら、続けられました。
4:苦手な家事こそ「お気に入りの道具」でテンションアップ!
「理由は分からないけど、苦手」な家事があるなら、そんな家事こそ、ちょっとステキな、お気に入りの道具を使ってみませんか。家事のために動くこと自体が面倒だと感じている場合は、その「動き」そのものを「やってみたい動き」にしてしまうのです。掃除機やモップ、洗濯カゴ、フライパンやお玉など、「ちょっと贅沢かな?」と思うような物をあえて用意することで、苦手な家事が「お気に入りの道具を使う時間」に変わります。「この道具を使いたい=この家事をやりたい」というようにポジティブな気持ちになれるので、無理なく家事に取り組めますよ。
まとめ
「習慣付け」には3週間掛かると言われています。1度にたくさんの事柄を習慣付けるのではなく、簡単なことから1つずつチャレンジしてみるのが近道です。そして1週間できたら好きなスイーツを食べるなど、自分にご褒美をあげるのもいいですね。楽しみながら少しずつステップアップしていきましょう。
また苦手な家事こそ、家族にも協力してもらいましょう。パパや子どもたちにも、やりやすい日時を決めてもらったり、作業を「見える化」して分かりやすくすることで、家事の一端を担うことを習慣化できるといいですね。