走るライター南井正弘のコレはホントにスグレモノ!
ナイキのトレーニングシューズ 走る時の推進力がバツグン!
2024年11月1日 10:05
2018年8月にリリースされた「ナイキ ズーム ペガサス ターボ」は、一般ランナーはもちろん、当時男子マラソンの世界記録保持者であったエリウド・キプチョゲ(ケニア)をはじめとしたトップアスリートの練習に欠かせない1足として大人気に。後継モデルである「ナイキ ズーム ペガサス ターボ2」もヒット作となった。
今年、それらの遺伝子を受け継ぐ「ナイキ ペガサス プラス」が登場。高機能ミッドソールであるZoomXフォームをはじめとした最新技術を搭載することで、抜群の推進力を発揮するトレーニングシューズが完成した。
ミッドソール部分に用いられたフルレングスの超軽量ZoomXフォームは、日々のランニングで高レベルのエネルギーリターンを発揮し、エネルギッシュなランをサポート。 伸縮性のあるフライニットアッパーが足にぴったりとフィットし、シームレスな履き心地を提供。ランナーの脚力をロスなく路面へと伝えてくれる。
アッパー前足部のストライプは、初代「ナイキ ズーム ペガサス ターボ」を想起させるディテールを、久しぶりに復活。このデザインは、以前からのナイキファンに好意を持って受け入れられた。
実際に足を入れてみると、フライニットアッパーは足との一体感が高いうえ、不快な締め付け感はない。さらに立っている状態ですら、ミッドソールのZoomXフォームが、足裏を押し返してくるような反発性を感じる。実際に走り始めると、自然とペースが上がり、あっという間にkm/5分20秒ほどに。ここ最近のランニングペースがkm/6分前後だということを考えると、自分にとっての速めのペースで無理なく走れたのが嬉しい。
モデル名こそ若干異なるが、実質的な第3弾モデルといえる「ナイキ ペガサス ターボ ネクスト ネイチャー」が、推進力に関しては前2作と比べると弱いという意見が多かったのとは対照的。ビギナーから脱したいというレベルのランナーから、中上級ランナーまで、様々な層に対応することもあり、19,800円という高額モデルでありながら、リリース以来良好なセールスを記録。早い段階で完売する店が続出したり、サイズ欠けを起こしているショップも少なくない。