走るライター南井正弘のコレはホントにスグレモノ!

ガーミンのスマートウォッチは、ランニング特化の機能と高級感が魅力!

実際に履いて使って走ってから書く、ライターの南井正弘が「コレはホントにスグレモノ!」と太鼓判を押すスポーツアイテムを、毎週レコメンド!
GARMIN「FORERUNNER 965」

GPS機能搭載のランニングウォッチのカテゴリーにおいて、長きにわたり高い人気をキープしているブランド、それがGARMIN (ガーミン)だ。

その機能性の高さとあらゆるタイプのユーザーにマッチする豊富なバリエーションを揃えていることが、トップシェアを維持してきた大きな理由。そんなガーミンの製品群において、機能的にもデザイン的にもプレミアな存在といえるのが「FORERUNNER 965(フォーランナー965)」。

ディスプレイに色鮮やかなAMOLED(有機EL)を初めて採用するなど、前モデルからの大幅なスペックアップを実現し、高級感あふれる筐体も魅力的だ。

同機は、視認性に優れたAMOLEDタッチディスプレイと、丈夫で軽量なチタンベゼルを備えたGPSランニングスマートウォッチ。効果的なトレーニングや日頃の健康管理のための機能や、フルカラーの国土地理院承認の地図が搭載されているので、どこでも安心してトレーニングが可能である。

視認性に優れたAMOLEDタッチディスプレイと丈夫で軽量なチタンベゼル組み合わせた。フルカラーの国土地理院承認の地図も搭載されている

また、トレーニングに特化した機能を多数備えているのもうれしい。例えば「トレーニングレディネスウィジェット」は、1週間の睡眠やストレスの履歴から、トレーニングに向けてどの程度準備ができているかを判断するのに役立つ100段階のスコアが算出される。その数値と短いメッセージを読んで、「今日は無理をしないほうがいいな」とか「今日は走れそうだ」などと、体の状態を確認できる。

大会の日程と目標タイムを入力すると、それにマッチしたトレーニングメニューを自動で作成してくれるトレーニングウィジェットも便利。さらに、走りたい距離を入力するとスタート地点に戻ってくるまでのコースが作成され、ナビゲーションしてくれる「ラウンドトリップコース」は、初めての場所を走るときに特に便利だ。

スマートウォッチモードで約23日間も使える、長寿命バッテリーもうれしい。従来のランニングウォッチに不満を持っていたランナーも「フォーランナー 965」なら満足できるはず。

上述の通り様々な機能を搭載した多機能モデルだが、基本的な使い方は、同ブランドの他モデルと共通している。1度でもガーミンのランニングウォッチを使用したことのあるランナーであれば、すぐに使いこなせるだろう。

そのほか同機を長期間使ってみて感じたのは、AMOLEDタッチディスプレイが他モデルと比較して圧倒的に美しいこと。またブラックカラーに限ったことだが、その高級感ある雰囲気は、ビジネスシーンにも対応できるだろうこと。そして、起床時に表示されるモーニングレポートが毎日の楽しみになるということが挙げられる。

睡眠スコアなどが起床時に表示されるモーニングレポートは、毎日の楽しみとなる

これまで数多くのランニングウォッチを使用してきたが、同機は最も高級感を持った1本でもある。友人のランナーが「ランニングウォッチはポップな雰囲気のものばかりで、買いたいと思うものがない……」と常々言っていたが、この「フォーランナー 965」の黒を薦めたところ、すぐに購入。「週に1度くらいの充電で済むのが嬉しいね!」と言いつつ、今ではランニングシーン以外も、この時計を愛用しているという。このような汎用性の高さも「フォーランナー 965」の魅力といえる。

走行データはスマートフォンの「GARMIN CONNECT」アプリで分析、管理できる
南井 正弘

フリーライター、『ランナーズパルス』編集長。1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書に『人は何歳まで走れるのか?』『スニーカースタイル』『NIKE AIR BOOK』などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間50分50秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。