ぷーこの家電日記

第353回

今年はいつもと違う年。ふるさと納税も悩む悩む

あと1カ月半で今年もおしまい。いろいろありすぎたけど、何も残らなかったような不思議な年だ。今年を総括するにはまだまだ早い秋。今週はすごく暖かくて「あれ? 11月中旬ってこんなんだったっけ?」って思ったら、やっぱりとても暖かいそうな。一気に冷え込みが来ちゃうと体がついていかなさそうで怖い。そしてここにきて、コロナ感染に関しても不穏なニュースがたくさん出てきている。穏やかな年越しを迎えたいけれど、なかなかピリピリした年末年始になりそうな気がする。引き続き、手洗いうがい睡眠笑顔で乗り切りたい!

そんな年末が見え始めた最近、夫が「そろそろふるさと納税しよう」と言いだした。我が家は毎年ふるさと納税の制度を使って地方に寄付をしている。寄付するお金の使い道が選べるのがとても嬉しい。って言いながら、それが本心であるのは間違いないけれど、やっぱり返礼品がとても楽しみというのが本音だ。そして毎年「来年こそは計画的に少しずつ寄付をしよう」という話をするのだけれど、毎年年末に滑り込みになってしまう。今年も計画的とは言えない既に11月。とはいえ、残り1カ月半あるので、ふるさと納税のポータルサイトなどを見ながらいろいろ探し始めた。

そうしていると夫が「何だかさ、全然食指が動かない」と言うのである。毎年、普段なかなか食べないような海産物やお肉やお酒など各地の名産を満喫していた我が家だけれど、このコロナ禍の中、春先からほぼ買い物にさえ行かない生活に入り、私が産直ECで新鮮かつ美味しい食材を買っては食べるという生活にハマってしまったのが原因だ。

出かけられないので、ストレス発散が料理と食べることに偏ってしまったということもあるし、毎日ずっと家で過ごすメリハリの無い生活の中「ちょっと特別な日」みたいなハレとケのメリハリも自分で作っていくしかなくて、ときどき思い切って特別気分の食材を購入してしまったりしているうちに、夫の胃袋が完全に掴まれてしまったワケだ。私の料理にというよりも、産直の魅力に掴まれた胃袋(笑)。

先日、日経トレンディと日経クロストレンドが発表した「2020年ヒット商品ベスト30」の14位に「食べチョク/ポケットマルシェ」と、産直ECサイト2つが入っていたので、このコロナ禍の中、我が家みたいな家庭がたくさんあるのかもしれない。私がハマってしまった産直の魅力に食べ専として夫もズブズブとハマっていき、ふるさと納税の返礼品に食指が動かないのである。産直に出している生産者さんがふるさと納税の返礼品を出していることもあるのだけれど、一昨年とんでも返礼品を引いてしまった夫としては、下手打ちたくないのだ(笑)。

「じゃあさ、アクティビティとかどう?」と言うと、「なるほど!」と言いながら探し始めた夫。「こんなのどう?」と見つけてきた返礼品が海水魚の釣り堀で4時間釣り放題という素敵なチケットだった。家から車で数時間で行ける所にあって、日帰りで思いきり楽しめる! さらに、船酔いが酷くて海釣りに繰り出せない私にはヨダレが出るほど嬉しく楽しそうな返礼品だ。

Go Toキャンペーンに乗り損ねた私たちにとっては、セルフGo Toで、ちょっと落ち着いたら(いつ落ち着くか分からないけれど)、週末に日帰り旅行とかに出かけるの良いなぁ! 釣りは最高だし、果物狩りとかも良い! 農業体験とか、サイクリングとかも楽しそう。今までちゃんと見たことなかったけれど、体験系の返礼品は最高だと思った。その土地に実際に行って空気に触れ、プラスそこでいろいろ消費したりもする。ふるさと納税の本来の目的にも近い地元の魅力などを体感できるので、自治体と私たち双方に1番最高なんじゃないか!? と思いつつ、ひとまず私の中で1番は海水魚の釣り堀。後はどこに行こうか……。

夫はアクティビティを中心に探しつつ、私が探し始めたのは、伝統的な職人の技。日本には昔からたくさんの職人が文化を作ってきてるし、今も伝承している。鋳物に漆器に刃物にガラス、きっと私が気づかなかっただけで、そんな素晴らしい無形財産を持っている自治体は、返礼品として凄いものを推してるはずなんだ! 見ているだけでもの凄く心躍る。今年銅婚式を迎えた私たち夫婦は、記念に銅製品のタンブラーとかも良いなと思ったり、普段絶対買えないような切子のグラスでお酒飲むのも惹かれる。見ているだけでうっとりする。

結局、花より団子派の私が1番使いそうで、しかも実用的なものが「包丁」だった。魚を捌いて食べるのが大好きで、定期的に産直でお魚を買っている私は、家で食べるには十分美味しく食べられる程度の技術を手に入れている。もう少し大きめの出刃包丁も欲しいよななぁんて思いながら見ていると、岐阜県の関市はさすが戦国時代の渦中だった街。日本刀の技術は今も包丁に込められているのかぁ! とか、徳川幕府に認められた大阪府の堺市の刃物技術は古墳時代から!? なんてちょっとした歴史を考えられたり、知れば知るほど奥が深い!

そんな職人技光るちょっと良い包丁を私は手に入れることにした。どれにするかはまだ決め兼ねているので、年末までには何とか(笑)。そして、もう一つ見つけて「これ決定!」な返礼品は「包丁研ぎ教室」だ。今私が使っている出刃包丁と刺身包丁は2代目なんだけれど、1代目の包丁は6年くらい使っているうちに私のなんちゃって研ぎ方のせいで結構刃が反ってしまったのだ。研いでもらうよりも買い換えたほうがお得なくらいの初心者向け包丁だったので買い換えた2代目。この2代目と今回の返礼品を長く使うために、きちんと包丁も研げるようになりたい。

包丁の返礼品と、包丁研ぎの技術の返礼品で、私の産直生活はますます潤っちゃうし、夫の胃袋もギュギュギューっと掴んで楽しく過ごせていけるよなと思っているのであります!

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。