ぷーこの家電日記

307回

ついつい作り過ぎちゃう料理は「リメイク」を楽しもう!

 なんともう師走!? 20代の頃に「30代になったら時間経つのがめっちゃ早くなるから」と言われ、30超えると「35から加速するよ」と言われ、35歳になる頃には「40から転がるようだ」と言われ、40になると、「まだまだ!」とエンドレスで人生の若手を送っております(笑)。確かにめっちゃ時間が経つのが早くなっている気がする(笑)。今年は特に時間の流れが早いと感じていて「え!? もう年の瀬?」と猛烈に驚いている。そりゃ冬だわ寒いはずだわ。

 寒くて寒くて朝は布団から出たくないし、なんなら昼もお布団に入っていたい(笑)。元々そんなに冷え性ではなかったはずだけれど、今年はとにかく下半身と内臓が冷える冷える。手先とかは全然温かいのに、足は足先だけでなく、太ももまでめっちゃ冷たくて、あとは中から冷えている感じが酷い。お腹とか触るとかなり冷たいのだ。

 調べてみると私の冷え性は「下半身冷えタイプ」と「内臓冷えタイプ」の混合らしい。下半身冷えタイプは「加齢により血管が細くなったり、筋力が衰えることが原因」とかって説明を読んでガビーンと思いつつ、いろいろ納得。内臓冷えタイプは「自律神経の乱れ」から来ることが多いようなので、これはもう、運動して生活を整えましょうという体からのメッセージですよねと、ちょっとばかり反省している。

 空調が暑くて汗をかいて気分が悪くなっている中でも、足はキンキンに冷えていてつらい。「冷え性の人の辛さが初めて分かった」というのが正直な感想なのだけれど、結構堪えるものだ。お風呂にしっかり浸かって毎日解凍している感じだけど、中から暖めるといえばやっぱり温かい料理。汁物が五臓六腑に染み渡って、思わず「はぁぁああーーー」と、腹の底から低い声が出る(笑)。

 今年も「鍋」「おでん」「豚汁」というサイクルだけで冬を乗り切るぞ作戦。お野菜がたくさん取れるから嬉しいし。でも、おでんも豚汁も1度作ると作り過ぎちゃうのが困ったところ。具だくさんの方がスープにいろんな出汁が出て断然美味しいものだから、あれもこれもと入れていたら、家にある1番大きな鍋で溢れそうなほどできてしまう。「はて? 我が家は何人家族ですかね?」みたいな状態に毎度見舞われるのだ。

 それでも初日は「めっちゃくちゃ美味しい! 最高! 毎日でも食べたい!」と思うんだけれど、数食続くと別の物が食べたくなってしまう。飽きたけどまだこんなに残ってるよーと渋々食べることになる。夫も文句は絶対に言わないが、めっちゃ顔に出てる出てる(笑)。ということで、最後まで食べ切るためにはリメイクして少しずつ味を変えていくのがポイントだなと思うわけです。

 先日も豚汁をめっちゃ作り過ぎた。食べても食べても減らない豚汁。お昼ご飯もスープジャーに豚汁詰めて行く。美味しいんだけれどもうヤダ。って思って、3日目に牛乳1パックをドバドバっと豚汁の中に入れて、和風クリームスープにリメイク。

 味噌と牛乳って相性いいよね。濃厚なクリームスープって感じで最高に美味しい。豚汁にはカボチャをゴロゴロ入れていてほぼ溶け混んでいたので、それがまたクリームスープの美味しさをアップさせてくれたっぽい。お昼はパンを1つ買って熱々のクリームスープに浸しながら食べたりして、「ちょっとおしゃれなランチじゃない?」と感動した。

 その翌日はスープジャーにご飯と一緒に入れて、クリームリゾット風にしてみたらこちらもなかなかの絶品♪1週間かけてやっと鍋の底が見えるぞってタイミングには汁がほぼなくなっちゃって、よく分からないごった煮状態だったので、耐熱皿に乗せて、チーズを乗せて焼いたらなんちゃってグラタン風で、美味しく豚汁ウィークを完走いたしました! やっぱり具だくさんが美味しいので、適量を作る努力じゃなくて、リメイク術を探していこう!

 おでんも美味しいんだけれど、数回続くと一気に飽きちゃうんだよね……。贅沢な煩悩だ。余ったおでんはカレーうどんにするのが好き。おでんの具は先に1口大くらいに切って鍋に戻して火にかけて、そこにカレールウを適量入れる。おでんの出汁が効いているから、カレーうどんがめっちゃくちゃ美味しいのだ。お蕎麦屋さんのカレーうどんぽい。

 余ったおでんの具がイマイチ物足りないラインナップの場合は、私はコマ切れのお肉を何枚か足したりする。それだけでかなり豪華なカレーうどんが食べられる。さっぱりおでんが続いた後だから、パンチの効いたカレーというのがさらに美味しいのかもしれない。

 大根がたくさん余ってしまった時は、表面の水分をタオルペーパーで拭き取ってから一口大に切って、片栗粉をまぶしてフライパンで軽く揚げ焼きにする大根の唐揚げが美味しい。味がしっかり染みているので、カリッと1口食べたとたんジュワーと美味しさが広がって最高のつまみになる。おでんとは全く別物だ。ビールのお供にも最高なんだけれど、冷え性対策には冷たいビール控えなきゃなぁと、思っているところであります。冷え性デビュー、まだまだ辛い!

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。