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寒さで暖房つけ始めたのはいつから? エアコン使用データで見えたON/OFFの分かれ目

暖房をつけ始めるタイミングについてパナソニックに聞いてみた

冬が近づき気温が下がってくるこの季節。肌寒いと感じながらも「暖房をつけるにはまだ早いかも……」と躊躇してしまう人も、なかにはいるのではないだろうか。そこで、多くの人は、気温がどれくらいだと実際に暖房をつけ始めているのか、エアコン「Eolia(エオリア)」を展開するパナソニックに聞いてみた。

実はパナソニックのエアコンは、多くが無線LANを内蔵したIoT対応モデルとなっている。ユーザーは天気予報と連動した温度調整機能などを利用でき、メーカーはユーザーがエアコンを使用したログデータがわかるのだ。今回は一例として東京都のデータから、ユーザーの傾向を教えてもらった。

パナソニックのIoT対応エアコンには天気予報と連動するモデルも

同社のデータによると、暖房をつけるタイミングは「1日の平均気温が20℃以下になるか」が大きな分かれ目だという。実際に平均気温が20℃を超えていた10月16日までの暖房使用率は数%程度だったが、平均気温が20℃の10月17日は暖房使用率が20%を超え、17℃になった18日には一気に40%を超えたという。

18日以降の平均気温は17℃台だったが、暖房使用率は引き続き増加。10月末は6割超の人が暖房を使用している実態が明らかになった。これらは「東京都でパナソニックのエアコンを使用している人」に限られたデータである。しかし平均気温が20℃を下回ると寒く感じ、暖房をつけはじめるというのは多くの人に共通することだろう。

このほか、エアコンで上手に部屋を暖めるコツも聞いてみた。

「エアコン暖房時はフラップをできるだけ下に向けて送風し、サーキュレーターなどを併用してお部屋の気流を循環させるとお部屋全体を暖められます。換気をするときはエアコンから遠い窓を開閉するのがよいでしょう。またフィルター掃除などのお手入れをこまめにすることで、効率よくエアコン暖房ができるのではないかと思います」。

パナソニックが展開するエアコン「Eolia LXシリーズ」は、室外機の排熱を暖房エネルギーとして有効活用する「エネチャージ ノンストップ暖房」を特徴とする。室内機には大きなフラップを備え、温風を押さえ込んで足元へしっかり暖かさを届けるという。

これから本格的な冬がやって来る。寒さを感じたら我慢せずにエアコンをつけ、上述した暖房のコツを取り入れながら、冬を快適に過ごせるようにしたい。

パナソニックのルームエアコン「Eolia LXシリーズ」
大きなフラップで温風を押さえ込み、足元をしっかり暖める
鄭 恵慶