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換気は暖房をつけたままでOK? 冬の効果的な換気や加湿器の活用法
2021年10月30日 11:05
冬場の換気は暖房をつけたまま! 適切な換気方法 3つの掟
1. 暖房はつけたまま換気
暖房をつけている室内で窓開け換気をする際、暖房をつけたままにするのがおすすめという。換気時に暖房を切ってしまうと、換気により室温が大幅に下がる。換気後に再び暖房をつけると、下がった室温をもとの温度に戻すために余計な電力を消費してしまう。
2. 換気は1時間に2回を目安に。1回の時間は5~10分ほど
部屋の広さなどにより換気の目安は変わるが、「1時間に5~10分ほど×2回を目安に」と言われているそうだ。部屋の温度低下を抑えるために、1時間に2.5分の換気を4回行なう方法もある。
換気時には、できるだけエアコンから離れた窓を開け、エアコンに冷たい外気を直接吸い込ませないようにすることで節電につながるという。エアコンに近い窓で換気してしまうと、換気で取り込んだ冷たい空気をエアコンが吸い込み、部屋が暖まっていないと感知して運転パワーを上げてしまうためだ。
3. 冬の換気は結露対策になる
水分を含んだ室内の暖かい空気が、窓付近で冷やされることで結露が発生する。換気を行なうと室内の空気を室外に逃せるので、結露を抑えられる。
暖房運転時の加湿器の置き場所に注意! 加湿器の効果的な使い方 3箇条
1. 加湿器はエアコンの下、加湿空気清浄機はエアコンの対面に
加湿器の置き場所として、加湿器から吹き出す空気にエアコンの風が当たるように置くことを勧めている。エアコンの風にのせて、加湿器からの空気を部屋中に行きわたらせるイメージという。ただ、湿度センサーの誤作動を防ぐため、加湿器本体に直接エアコンの風が当たらないように置くことを注意している。エアコンの下に置くと効果的だが、超音波式など水滴を飛ばす加湿方式の場合はエアコン付近への設置は避けたほうがよいという。同方式では、水滴やカルキがエアコン内部に付着する可能性がある。
加湿空気清浄機の場合は、エアコンの風とぶつかると部屋の空気循環を妨げてしまう。エアコンの風が当たらないよう対面や対角線の壁に置くのがよいそうだ。
2. 超音波式、スチーム式は床に直接置かない
低温の空気は含める水分量が小さく、下にたまりやすいため、加湿器を低い位置に置いてしまうと、内蔵の湿度センサーがうまく働かないことがある。また、超音波式やスチーム式の加湿器は水の粒子が大きく、下に水が落ちやすい。
一方で、気化式やハイブリッド式はファンを搭載しており、加湿器自体が気流を起こすため、床にも置ける。製品ごとに適した置き場所があるため、設置前に取扱説明書に目を通すことを勧めている。
3. 結露防止に、窓から離して置く
加湿された空気が窓にあたると、冷えて結露になってしまう。結露防止のため加湿器は窓から離して置くのがよい。気密性の高い住宅の場合は窓と室内の寒暖差が出やすいため、特に注意が必要という。
また、超音波式加湿器は水の粒子が大きいため、近くに置いた家具が傷んだり、水道水のカルキが放出され家具が白く汚れたりすることがある。