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世界一のトーストが焼ける「BALMUDA The Toaster」
(2015/5/27 15:53)
バルミューダは、同社初のキッチン家電「BALMUDA The Toaster」を6月中旬より発売する。希望小売価格は22,900円(税抜)。
独自のスチームテクノロジーと、温度制御を搭載したトースター。パンをおいしく焼き上げるために、綿密な研究開発を重ねて作った製品で、バルミューダ 代表取締役社長の寺尾玄氏は「世界一のトーストが焼けるトースター」と自信を見せる。バルミューダが目指したのは、表面はさっくり焼けて香ばしく、内部は水分をしっかりと閉じ込めてふわふわなコントラストに富んだ食感を提供するトーストだという。
BALMUDA The Toasterでは、使用前に5ccの水を専用タンクに入れて、スチームを発生させる。スチームが庫内に充満し、パン表面を薄い膜で覆うことで、パンの中に水分が閉じ込められるという。その後、上下のヒーターを細かく制御していく。
同社によると、おいしいトーストを焼き上げるためには3つの温度帯が重要になるという。パンの中の柔らかさと風味が蘇る60℃前後、表面がきつね色に色づきはじめる160℃前後、そして焦げ目がつき始める220℃前後の温度帯を、パンの種類に合わせて“完璧な温度制御”を行なうという。
本体には5つのモードを備える。パンの種類に合わせた「トーストモード」、「チーズトーストモード」、「フランスパンモード」、「クロワッサンモード」の4つと、出力を300/600/1,300Wで調整できるクラシックモードも用意する。
「チーズトーストモードは僕にとって最も重要だった。なぜなら一番好きだから。ハムをはさんだり、スライスしたオニオンと一緒に食べるのが最高。また今までのトースターでは焦げてしまったり、固くなってしまっていたクロワッサンやフランスパンもふかふかに仕上げる」(寺尾社長)
BALMUDA The Toasterのホームページでは、今後、随時専用レシピを公開していくという。
本体サイズは357×321×209mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は4.3kg。消費電力は1,300W。コードの長さは1m。本体カラーはホワイトとブラックの2色。本体には5ccのカップが付属する。
BALMUDA The Toasterは、バルミューダ初の調理家電となる。高級扇風機「GreenFan」が大ヒットしたほか、Wi-Fiを搭載したヒーターや加湿器など空調家電をメインで扱ってきた。
寺尾社長はその経緯について「これまで、扱ってきた空調家電においても数値で測れるものよりも測れないものを大事にして、開発を進めてきた。人々に良い体験を提供するというのがその最大の目的。その意味で、食というのは五感全てを使う行為であり、体験を提供できるもの。私自身、毎朝パンを食べていて、もっとおいしくなるだろう……とずっと感じていた。BALMUDA The Toasterは良い1日の起点になる良い体験を提供できる製品」と話す。
また、今後についても「すでに走り出しているプロジェクトがある」とし、調理家電分野へ意欲を見せた。